Case of waterproof simulation 防水シミュレーションの事例紹介 Yoshinori OSAWA, NEC Saitama,Ltd. 埼玉日本電気株式会社 大澤宜紀 Abstract / アブストラクト 現在では、防水機能を有する携帯電話やスマートフォンが当たり前のようになっている が、弊社においても、2010年1月に発売したN-03B以降、防水対応する機種がほとん どであり、防水シミュレーションを活用することでフロントローディングを進めてきた。 携帯電話やスマートフォンの止水方法は、パッキンと防水両面テープが主流であるが、 このうちパッキンについて、防水シミュレーションを実施している。 防水シミュレーションの手法は、パッキンをケースとの装着状態まで押しつぶし、パッキ ンの反力によるケースの変形を考慮したうえで、パッキンの圧力を算出し、仕様を満足す る圧力(IPX7の場合は水深1mの水圧)以上が得られているかどうかを評価しており、そ の詳細について紹介する。 しかしながら、それでは水圧によるパッキンの挙動まで考慮できないため、水圧相当の 負荷を与える方法を試行し、パッキンとケース間の接触力変化を評価する手法を検討して きた。これについても、本発表にて紹介する。
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