第 2 回宿題 学部: 学年: 学籍番号: 氏名: 1. 個人間価格

第 2 回宿題
学部: 学年: 学籍番号: 氏名:
1. 個人間価格差別
消費者 A, B, C と企業 D がいる。A にとって財の価値は 600 円、B 同 900 円、C 同 550 円、ま
た、D が 1 個財を作るのに掛かる費用は 200 円、2 個同 600 円、3 個同 1000 円とする。
このとき、どの消費者にも同じ価格 p 円を付けねばならない場合、D の利益最大化価格付け
は p = a 、その下で総余剰は b 円となる。一方で、A, B には同一価格 p′ 円を付けねばならない
が C には A, B とは異なる価格 p′′ 円を付けてもよい場合、利益最大化価格付け (p′ , p′′ ) = ( c , d )
の下での総余剰は e 円となる。(消費者は無差別な場合は購入を選ぶものとしてよい。)
解答:a. 900 b. 700 c. 900 d. 550 e. 850
2. 制限付加と不効用差の利用
消費者 A, B と企業 C がいる。C に生産費用は掛からず、また 5 円を掛けると財に制限を付けら
れる。A にとって財の価値はそのままなら 140 円、制限が付けば 90 円、B 同制限無し 80 円、制
限付き 60 円とする。このとき C は、制限無しを a 円、制限付きを b 円で売ることにすれば、
A が制限無し、B が制限付き財を買い、 a + b − 5(> 160) 円の利益を上げることが出来る。
解答:a. 108 b. 59
3. 生産企業間の外部性:排他的取引
消費者 A と企業 B, C, D がいる。D は B, C 各々から財を wB , wC 円で仕入れ、 pB , pC 円で A に
売る。A にとっての B, C 各々の財の価値は、B が努力をしなければ 140 円, 120 円、すれば 200
円, 150 円となる。努力に掛かる費用は I 円、また、生産、販売には費用は発生しない。
この下でまず、B が努力するかを決め、その結果を受け B, C が各々wB , wC を決める。次い
で D が pB , pC を、最後に A が購入(どちらか 1 個まで)を決める。なお A は無差別ならば価値
が高い方を、D も同利益ならば価値が高い方が選ばれるような価格の方を、選ぶとしてよい。
このとき、B が努力すると、wB = a , wC = b となり、B は c − I 円、D は( pB = d , pC = e
として) f 円の利益となる。一方で、努力無しなら、各々20 円、120 円の利益となる。結果、
例えば I = g の時、努力がある方が B と D の利益の総和は大きくなるが、努力は行われない。
解答:a. 50 b. 0 c. 50 d. 200 e. 151 f. 150 g. 59
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