A 第 リ ー ダ ァ ス ク ラ ブ 号 ン ョ シ レ ュ ミ シ P F 発行所 株式会社 ― (2006年)平成18年 月 日 木曜日 大阪市中央区平野町3 - 1 - 1 0 Tel :06-6209-7678 編集発行人:税理士 三輪 厚二 Fax :06-6209-8145 改定型相当の地代の変更 Q:私は、同族会社に所有地を貸し付け、 相当の地代の地価スライド型とする地代を受 け取っています。しかし、会社の地代の負担 が大きいので、地代を引き下げたいと思って います。何か問題点はありますか? A:相当の地代を引き下げるとともに、あ なたと会社の連名で土地の無償返還に関する 届出書を提出する場合は課税関係が生じない ものと考えられます。 【解説】 相当の地代を引き下げた場合、税務では、 その引き下げ理由が土地の価額の下落等、相 当の理由があると認められる場合を除き、借 地権利金の認定課税が行われることとなって います。 ご質問は、同族会社である借地人の経営が 苦しくなったので地代を減額したいというこ とですが、このような理由は、相当の理由と して認められていませんので、こうした理由 で地代を減額しますと、一定の算式により計 算した借地権利金に相当する額の認定課税が 行われることとなります。 ただし、相当の地代の引き下げと同時に、 土地所有者と借地人との連名で「土地の無償 返還に関する届出書」を提出した場合には、 上記のような借地権利金の認定課税は行われ ず、また、個人である土地所有者については、 相当の地代と実際の地代との差額地代につい ての地代の認定課税も行われないこととなっ ています。 リーダァスクラブFAXニュース 7 DAS 2 1 RE 3167 1994 年 1 月 6 日 創 刊 ・毎 日 発 行
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