授 業 科 目 単 位 担 当 教 員 開 講 学 期 曜 日 講 時 その他: 授

授 業 科 目
日
本
語
構
造
論
◆ 講義題目
◆ 到達目標
特
単 位
論
Ⅰ
2
担 当 教 員
教授
齋 藤 倫 明
開 講
曜 日 講 時
学 期
1学期
月
4
文を構成する単位について(継続)
1.
「言語単位」についての理解を深める。
2.種々の具体的な文法論の言語単位とその考え方について理解する。
3.
「語」と「文」の間にある言語単位の考え方について理解する。
◆ 授業内容・目的・方法
「語」と「文」とは、基本的な言語単位として一般に認められているが、両者の間にも立場によって様々な言語
単位が設定されている。そこで、本講義では、⑴従来、そういった言語単位としてどのようなものが設定されてい
るのか、⑵なぜ様々な言語単位が設定されるのか、⑶本来、どういった言語単位を設定するのが望ましいのか、と
いった点について考察することを通し、そもそも言語単位とは何か、といった点を明らかにすることを目指す。今
年度は、具体的には松下文法の「詞」
(連詞)と教科研文法の「連語」との関係をどう考えるか、といった点をトピッ
クとして取り上げる。
リポート[80%]・出席[10%]・その他[10%]
教科書は使用しない。
参考書は講義中に適宜指示する。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
その他:
授 業 科 目
日
本
語
構
造
論
特
単 位
論
Ⅱ
2
担 当 教 員
准教授
甲 田 直 美
開 講
曜 日 講 時
学 期
1学期
水
3
文章・談話の構造論
⑴ 近年の研究で重要とされる理論を理解する。
⑵ 授業で扱う研究の意義と限界・問題点について批判能力を身につける。
◆ 講義題目
◆ 到達目標
◆ 授業内容・目的・方法
文章・談話の構造は、どのようにして捉えることができるであろうか。研究手法としては、⑴文法論との接点か
ら、談話・文章における結束性保持の手段を考える研究、⑵会話分析を中心とする実際に生じた会話の参与構造を
扱う研究に大別できる。これらの研究について整理し、解説する。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
( )筆記試験[ %]
・
(○)リポート[60%]
・
(○)出席[10%]
(○)その他(具体的には、授業中の提出物)
[30%]
教科書は使用しない。プリントを授業中に配布する。参考文献リスト及び参考図書は授業中に
指示する。
その他: オフィスアワー:随時
−402−
授 業 科 目
日
本
語
構
造
論
単 位
講
読
2
担 当 教 員
教授
齋 藤 倫 明
開 講
曜 日 講 時
学 期
1学期
水
4
近世言語論の講読(継続)
テキストに書かれていることを正確に理解するとともに、日本語学史上における近世の
言語論の特質を把握する。
◆ 講義題目
◆ 到達目標
◆ 授業内容・目的・方法
谷川士清(1709∼1776)の編纂した辞書『和訓栞』の「大綱」を読む。江戸時代中期になると、国学の発展に伴
い、辞書の編纂が盛んに行なわれるようになるが、その中で、
『和訓栞』
『雅言集覧』
『俚言集覧』は当代を代表す
る辞書と言われる。今年度(5年目)は、そのうちの「大綱」を取り上げ、活字本(名著刊行会本)と東北大学図
書館蔵本(版本)とを比較・対照しながら丁寧に読み進めることによって、日本語全般に対する谷川士清の知識の
在りようを読み取ることを目指す。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
リポート[70%]・出席[10%]・その他(予習の度合い・参加意欲等)
[20%]
活字本と版本のコピーを配布する。
その他: テキストの次回授業範囲分については、必ず前もって読んでおき、問題になりそうな語句については充分に下
調べをしておくこと。
授 業 科 目
単 位
日 本 語 構 造 論 研 究 演 習 Ⅰ
2
担 当 教 員
教授
小 林 隆
開 講
曜 日 講 時
学 期
1学期
火
2
方言調査法
◆ 講義題目
方言調査の方法を検討し、実際に調査を企画・実施する。
◆ 到達目標
◆ 授業内容・目的・方法
方言のしくみや地理的広がりを把握するための調査方法について具体的に検討する。記述的研究のほか、方言地
理学や社会方言学、あるいは地方語文献による方言研究を取り上げる。また、方言会話の記録を一つのテーマとす
ることもある。学期の後半、ないし、夏休みに実際に方言調査を行うので、受講者は準備段階からそれに参加する
必要がある。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
レポート(50%)
・出席(50%)
教科書は使用しない。参考書は適宜教室で指示する。
その他: オフィスアワー:随時
−403−
授 業 科 目
単 位
日 本 語 構 造 論 研 究 演 習 Ⅱ
2
担 当 教 員
准教授
甲 田 直 美
開 講
曜 日 講 時
学 期
2学期
月
3
文章・談話の構造
⑴ 文章・談話研究のために必要な方法論を身につける。
⑵ データの採取方法と採取したデータの分析方法を身につける。
◆ 講義題目
◆ 到達目標
◆ 授業内容・目的・方法
これまでに共有・公開されている文章・談話のデータをもとに、文章・談話研究でのデータの採取の仕方とその
分析方法について整理・検討する。以下の項目を、具体例の検証とともに押さえる。
Ⅰ.データの種類とその扱い:分析の観点、談話標識の研究、照応と省略、接続表現などの文法項目と適切性
に関する項目の研究方法、参与構造、話者交替に関する項目の研究方法
Ⅱ.分析の手法の検討:質的データ、量的データと使用可能な分析方法
Ⅲ.論文の書き方:論文の構造、研究計画の立案の仕方
( )筆記試験[ %]
・
(○)リポート[50%]
・(○)出席[10%]
(○)その他(具体的には、発表内容)
[40%]
教科書は使用しない。プリントを授業中に配布する。参考文献リスト及び参考図書は授業中に
指示する。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
その他: オフィスアワー:随時、受講希望者は日本語構造論特論Ⅱ「文章・談話の構造論」を履修しているのが望ましい。
授 業 科 目
日
本
語
変
異
論
特
単 位
論
Ⅰ
2
担 当 教 員
教授
小 林 隆
開 講
曜 日 講 時
学 期
2学期
火
2
方言学的日本語史研究
◆ 講義題目
方言を視野に入れた日本語史研究について理解する。
◆ 到達目標
◆ 授業内容・目的・方法
これまでの国語史研究には、文献資料のみに頼り、しかも、中央語史に偏るという問題点があった。方言学的日
本語史は、方言を視野に入れることによって、ことばの位相や地理的広がりの面で、従来の国語史の限界を超える
ことをめざす。この授業では、そのような研究の目的と方法論を解説し、具体的な歴史の記述を通してさまざまな
課題について検討していく。従来、研究が進んでいなかった言葉の運用面についても視野に入れて考えたい。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
レポート(80%)
・出席(20%)
教科書は使用しない。参考書は適宜教室で指示する。
その他: オフィスアワー:随時
−404−
授 業 科 目
日
本
語
変
異
論
特
単 位
論
Ⅱ
2
担 当 教 員
准教授
大 木 一 夫
開 講
曜 日 講 時
学 期
1学期
木
2
日本語文法研究
⑴ 日本語文法論における分析視点や論理展開の問題点を見いだすことができるように
なる。
⑵ 日本語文法研究の考え方・立場について理解し、それを説明することができるよう
になる。
⑶ 文法論的に考え、その結果について報告や議論ができるようになる。
◆ 講義題目
◆ 到達目標
◆ 授業内容・目的・方法
日本語を文法論的に論じたテキストを読み、その内容について議論しながら、文法的な分析を試みる。テキスト
を精確に読解すること、また、具体的な例文にもとづきながら文法的に考えることを重視する。なお、具体的な講
義内容・日程等の詳細は、開講時に提示する。
参加態度・レポート。上記の到達目標に即して総合的に評価する。詳細は開講時に示す。
必要なテキストはコピーして配布する。参考文献は講義内で随時示す。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
その他:
授 業 科 目
日
本
語
変
◆ 講義題目
◆ 到達目標
異
論
特
単 位
論
Ⅲ
2
担 当 教 員
非常勤
講師
笹 原 宏 之
開 講
曜 日 講 時
学 期
集 中
⑴
漢字・仮名・記号と日本語表記
⑴ 日本で使用されてきた漢字を中心とする文字・記号とそれによる表記について、現
代を中心にその多様な状況と背景を解明するための知識と意識を身に付ける。
⑵ それらのメディア、社会、地域、個人、場面による変異や、それに関連する歴史的
な変化などに関して、具体的に観察・内省・考察・調査研究を行う方法を身に付ける。
◆ 授業内容・目的・方法
日本で使用されている文字体系には、中国から伝来した漢字のほか、そこから派生した国字、カタカナ、ひらが
な、そして西洋から伝わったローマ字などがあり、世界の中で最も多様性に満ちている。さらに補助符号のほか、
顔文字、絵文字まで用いられる場面がある。それらを混用することで種々の日本語が表記される。
とりわけ漢字は、個々の字の形音義に重層性が生じている。これらが複合した複雑な状況について、現代を中心
として明らかにする。国語・漢字などに対する諸政策の影響が比較的薄い文芸や人名、地名など固有名詞の用字も、
対象に据える。
その使用傾向と選択の背景にある諸学問、経済、心理、生理、物理など種々の要因に関しても理解するために、
各自による日常の文字生活に関する内省のほか、活字、WEBなどの情報メディア、使用者の社会的属性、地域(方
言)、場面などによる種々の変異の観察と分析を行う。金石文や版本、写本等に見られる歴史的な変化の追跡・検
討や、中国、韓国など漢字圏の外国語における動態との比較対照も行いながら、多角的に考察していく。
講義形式だが、受講者に観察、内省したことなどを記してもらうことがある。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
受講状況(30% 程度)
、レポート(70% 程度)による。
テキスト:
『日本の漢字』(岩波新書)
その他:
−405−
授 業 科 目
日
本
語
変
◆ 講義題目
◆ 到達目標
異
論
単 位
講
読
2
担 当 教 員
准教授
大 木 一 夫
開 講
曜 日 講 時
学 期
2学期
木
2
文法形式成立史の研究
⑴ 日本語史研究にかかわる文献資料が読めるようになる。
⑵ 日本語文法史上の問題点を見いだすことができるようになる。
⑶ 文献によって日本語文法史をとらえるための調査をおこない、それにもとづき報
告・議論ができるようになる。
◆ 授業内容・目的・方法
近代日本語には、古代日本語にない文法形式が発達する。たとえば、
「∼テイル」「∼テモラウ」や「∼コトガデ
キル」「∼ハジメル」などは、古代日本語にないが、現代日本語では文法形式として積極的に使用されている。こ
のような文法形式はいつごろ、どのように文法形式になったのか。もちろん、このことは述語形式にかぎったこと
ではない。また、この問題は、近年文法史研究でよくとりあげられる「文法化」といった概念とも関係が深い議論
である。近代日本語に成立した文法形式をとりあげ、その成立過程や用法の展開などについて参加者が調査・考察
をおこなって、その成果を発表し、議論する。なお、具体的な講義内容・日程等の詳細は、開講時に提示する。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
参加態度・レポート。上記の到達目標に即して総合的に評価する。詳細は開講時に示す。
必要なテキストはコピーして配布する。参考文献は講義内で随時示す。
「国語学講読」
(文献による日本語史研究入門、前期・
その他: 文献日本語史研究の基礎的な知見に不安のある場合は、
月2)に参加するとよい。
授 業 科 目
単 位
日 本 語 変 異 論 研 究 演 習 Ⅰ
2
担 当 教 員
教授
准教授
齋藤 倫明・小林 隆
大木 一夫・甲田 直美
開 講
曜 日 講 時
学 期
1学期
火
4
国語史・方言研究の諸問題
◆ 講義題目
自己の研究テーマを深める。
◆ 到達目標
◆ 授業内容・目的・方法
国語史・方言研究について種々の研究テーマの存在する現在の学界の動向を認識しながら、自己のテーマと研究
方法を定める。具体的には、自己のテーマに関する先行研究の調査、批判、および資料の精査に充分基づいた新た
な方法論の確立、研究成果の有効な記述法などを口頭発表、討論等を通じて身につける。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
リポート[90%]
・出席[10%]
教科書は使用しない。
その他:
−406−
授 業 科 目
単 位
日 本 語 変 異 論 研 究 演 習 Ⅱ
2
担 当 教 員
教授
准教授
齋藤 倫明・小林 隆
大木 一夫・甲田 直美
開 講
曜 日 講 時
学 期
2学期
火
4
◆ 講義題目
現代語研究の諸問題
◆ 到達目標
自己の研究テーマを深める。
◆ 授業内容・目的・方法
現代日本語研究について種々の研究テーマの存在する現在の学界の動向を認識しながら、自己のテーマと研究方
法を定める。具体的には、自己のテーマに関する先行研究の調査、批判、および資料の精査に充分基づいた新たな
方法論の確立、研究成果の有効な記述法などを口頭発表、討論等を通じて身につける。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
リポート[90%]
・出席[10%]
教科書は使用しない。
その他:
授 業 科 目
単 位
日 本 語 変 異 論 研 究 演 習 Ⅲ
2
担 当 教 員
教授
准教授
齋藤 倫明・小林 隆
大木 一夫・甲田 直美
開 講
曜 日 講 時
学 期
1学期
火
5
国語史・方言研究の諸問題
◆ 講義題目
自己の研究テーマを深める。
◆ 到達目標
◆ 授業内容・目的・方法
国語史・方言研究について種々の研究テーマの存在する現在の学界の動向を認識しながら、自己のテーマと研究
方法を定める。具体的には、自己のテーマに関する先行研究の調査、批判、および資料の精査に充分基づいた新た
な方法論の確立、研究成果の有効な記述法などを口頭発表、討論等を通じて身につける。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
リポート[90%]
・出席[10%]
教科書は使用しない。
その他:
−407−
授 業 科 目
単 位
日 本 語 変 異 論 研 究 演 習 Ⅳ
2
担 当 教 員
教授
准教授
齋藤 倫明・小林 隆
大木 一夫・甲田 直美
開 講
曜 日 講 時
学 期
2学期
火
5
◆ 講義題目
現代語研究の諸問題
◆ 到達目標
自己の研究テーマを深める。
◆ 授業内容・目的・方法
現代日本語研究について種々の研究テーマの存在する現在の学界の動向を認識しながら、自己のテーマと研究方
法を定める。具体的には、自己のテーマに関する先行研究の調査、批判、および資料の精査に充分基づいた新たな
方法論の確立、研究成果の有効な記述法などを口頭発表、討論等を通じて身につける。
リポート[90%]
・出席[10%]
教科書は使用しない。
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
その他:
授 業 科 目
●
単 位
●
担 当 教 員
●
●
●
◆ 講義題目
◆ 到達目標
◆ 授業内容・目的・方法
●
◇ 成績評価の方法
◇ 教科書・参考書
●
●
その他: ●
−408−
●
開 講
曜 日 講 時
学 期
●
●
●