＜信仰によって義と認められる＞ 創世記 15 章 1 節～8 節（1 月 4 日） 新年、初めての「信仰によって義と認められる」と言う説教題は、キリスト教の一番重要 なテーマです。 「信仰による義」素晴らしい一番大切なテーマがここに出ているのです。で すから、ものすごく大切な部分です。15 章の 1 節を見ますと、 「これらのことの後で、主の 言葉が幻の中で、アブラムに臨んだ。 」とあります。神様が現れるのは祝福であります。特 にアブラハムに現れる時はアブラムが落ち込んでいる時、よく現れるのです。落ち込んで いる時、神様が現れました。 これらの出来事の後とは、これらの出来事は 14 章の出来事です。14 章は自分の甥であるロ トを救うために北の国まで行って 318 人の自分の家で育てた部下たちを連れて行って 4 つ の連合軍と戦かったのです。人間的には難しかったのですが、神様の恵みによって勝利を おさめて甥と共に戦利品をたくさん帰って来ました。しかし、彼の自分の物にしないで、 ソドムの王に全部、渡します。その理由は、神様が下さった物、以外に、あなたのせいで 豊かに成った事を聞きたくない、ですから私が受けた祝福は神様から受けた祝福だと、は っきりするため、この世の富を彼は拒みました。全部自分が持ってもいいですが、わざと、 もらわないのです。彼が後になってアブハムが豊かな生活をしているのは、その戦利品を 渡したからだ、そういう事を聞きたくなかったのです。これは信仰ですね。ただ、神様の 栄光を現わすために彼はそれを受け取れなかったのです。そして、これらの出来事の後、 彼は落ち込んでいるのですけど、何故、落ち込んでいるか、色んな事が考えられますが、 一つは、北の国の連合軍が強かったので、一回負けたのですけど、またいつ、襲って来る か、分からないのです。不安だったのです。戦って勝った時は、分からないのです。その 後が落ち込むのです。金メダルを取ってから落ち込む選手が結構います。目標を達成した 後、落ち込む人が結構います。それを守るために。アブハムは戦争に勝ちましたけど、ま た北の王たちがいつ、襲ってくるか、分からないので、不安がありました。そして、自分 がソドムの王に信仰で、全ての物を渡してしまったのですが、ちょっと、もったいないと いう事がありました。だから、色んな面で彼は落ち込んでいる、そういう時に神様が彼に 臨んだと書いてあります。神様がおっしゃいました。「恐れるな」神様が自分の民に現れる 時、一番、最初におっしゃる言葉が大体、「恐れるな」ですよ。聖書に「恐れるな」が多い です。何故かと言うと、人間が一番心配するから、恐れるからですよ。心配する事、恐れ る事が多いです。聖書で「恐れるな」をある人が数えてみると、365 回が出るそうです。ち ょうど一年分です。私達は一年中、恐れるから。ここでもアブハムに「恐れるな、アブラ ムよ。私があなたの盾（たて）である」 こういうふうにおっしゃったのは、私があなた盾である。先ほど言ったように、北の連合 軍達がいつ襲ってくるか、分からない、そういう時に、彼は襲っていたわけです。ですか ら、神様が彼を守ってあげる盾であるとおっしゃったのです。そして、戦利品をソドムの ほうにあげてしまったのですが、あなたの報いは非常に大きくになります。報いがないと 思ったのです。全部あげたのですから、しかし、神様が現れて神様が報いだと非常に大き な報いがあると彼を励ますのです。二つですね。 「恐れるな、私が盾になってあなたを守っ てあげる」 、あなたの物を全部あげたのですが、私がもっと素晴らしい報いをあなたに与え よう。こういうふうな励ましの言葉を言いました。そこで、アブラムは質問します。2 節と 8 節です。 「わが神、主よ、私に何を下さると言うのですか。私には子供がありません。 」い くら色んな物を神様から、もらっても彼は年を取って 80 才近くになっています。自分の子 供がいないわけです。彼にとって一番大きな祝福、報いとは子供です。子孫を見る事です。 まだ子供が一人もいないなのに、神様は非常に大きな報いが与えると、おっしゃいますか ら、一体その報いは何ですか。私にどういう意味があるのですか。私は、いまだ子供があ りません。というふうに言うわけです。だから、彼は色んな面で落ち込んでいます。子供 もいないし、神様が今だったら、クウェイトの地域に住んでいた自分は、神様に言葉に従 って来ましたが、いまだ住む土地もないし、子供もいなかったのです。そこで、神様に質 問します。子供がいまだ、いないですから、神様から色んな物をもらっても結局、うちに いる奴隷が相続人になるのですか。と聞くわけです。自分の家にいる奴隷が相続人になる のですか。すると、神様の言葉が彼に 4 節にこう答えるのです。 「その者があなたの跡を継 ぐのではなく、あなたから生まれる者が跡を継ぐ。 」とおっしゃったのです。前もこういう 事をおっしゃったのです。それをアブハムは、知っていましたが、いまだに子供が生まれ ないから、しかし、神様はあなたから生まれる者が相続人になる。それでもアブハムが確 信を持っていないから神様は 5 節に彼を外に連れ出して言われるのです。うちの中には打 ち込むのです。だから、外に連れて行く必要があります。家に打ちこんでいるアブラムを 連れ出して空の星を見なさいと言うのです。下ばかり、周りばかりを見なくて神様が造ら れた素晴らしい星を見なさい。私達は自分の限界しか見えないですけど、大自然を通して 大自然を造られた偉大な神様を見る事が出来るのです。見る目が変わり、考え方が変わる のです。ですから、旅行とか大自然の中で見る事が大切だと思います。アブラムに星を見 て下さいと言ったのです。アブラムは子供もいないし、北の王様たちはいつ襲ってくるか、 分らないし、前に私が勝った戦利品は全部、あげたし、ちょっと後悔が残っているし、落 ち込んでいる時に、神様が彼を連れ出して星を見なさい。空の星を見なさい。とおっしゃ るのです。その星を数えて見なさい。それは二つの意味があります。星を見なさいと言う のは私が神様だ。神様の偉大さを見なさい。そして、星を数えて見なさいと言うのは、お 前の限界を知りなさい。あの星さえ、数える事が出来ないのです。神様の前に謙虚になる ように、神様が命じるのです。大自然を見る時、自分の弱さ、小さい、自分の存在も悟る 事が出来ます。だから、星を数えて見なさい。数えられないのですね。あなたの子孫はこ の星のようになると。数えきれない。それほどの多くの子孫があなたに与えられると、お っしゃるのです。今、一人もいないのに、一坪の土地も与えていないのに、神様は星のよ うに大勢の子供があなたに与えられると、おっしゃいました。これは信じられない事です ね。しかし、アブラムを外に出ていて大自然の中で星を見て神様の声を聞いて信仰を取り 戻す事が出来ました。その答えが有名な 6 節なのです。聖書の一番大事なテーマです。 「ア ブラムは主を信じた。 」主を信じた。と言う言葉は「あなたの子孫は、このようになる」と いう言葉を信じたのです。その約束の言葉を信じたのです。不可能だと思った自分の子供 が空の星のように、たくさん与えられる神様の約束をアブラムが信じたのです。その次、 「主 はそれを彼の義と認められた。 」義と言う単語が出ています。その信仰を神様が義と認めら れたのです。そこで、聖書で一番大切なテーマである人間が義となれる事は自分の行いと か道徳ではなく、神様の信じる信仰によって認められる一番、大切なテーマがここから始 まるのです。創世記 15 章 6 節に初めて出ているのです。これが新約聖書ローマの信徒への 手紙 4 章 3 節、 ガラデアへの手紙 3 章 6 節、 ヤコブ書の 2 章 23 節でこれを引用するのです。 旧約と新約が繋がっています。これを引用します。神様の約束を信じて行いによるのでは なく、信仰によって義と認められると言う始まりはここからです。アブラムが神様の約束 を信じてその信仰が義と認められた。この当時、アブラムはまだ成熟していないのです。 まだ弱い立場です。信仰も神様を褒めていますが、私達が見ると、あまりそんな確かな信 仰を持っていなかったのです。何故かと言うと、16 章によりますと、すぐ彼は神様の約束 を疑うのです。そして、自分の妻が子供を産むことは無理だと思って妻も女の奴隷を通し て子供を産むのです。それがイスマエルと言う子供です。だから、今、イスラエルと周り のアラブと戦っていますが、このイスマエルの子孫達がアラブ族ですね。こういう事をし てしまうのです。アブラムが、名前もまだアブラハムではなくてアブラムです。アブラハ ムと言う名前で変わるのは、創世記 17 章 5 節からです。「あなたは、もはやアブラムでは なく、アブラハムと名乗りなさい。あなたをおおくの国民の父とするからである」名前が 変わる前までは、アブラムの信仰はまだまだだったのです。だから、神様がアブラム信仰 を義と認められたのはアブラハムの時ではなく、アブラムの時だったのです。つまり、彼 の信仰がまだ弱い時だったのです。ですから、大切なのは、神様がどういうふうに判断さ れて下さるのか、ですよ。そういう時のアブラムの信仰を神様が義と、ＯＫだと認めて下 さった事が大切です。なぜ、神様の前で義と認められる事が大切なのか、なぜ義と認めら れなければならないのか、と言うと、結局創世記 3 章で学びましたアダムとエバが、神の 前で罪を犯しました。それはただ果物を食べてしまったという事ではなくて、神様と結ん だ約束を破ってしまったのです。その時からエデンの園から追放されまして、神様との交 わりが出来なくなってしまったのです。人間の幸せというのは、神様から与えられるので す。神様との交わりの中で、本物の祝福が与えられます。しかし、追い出されて神様との 交わりが出来なかった時から人間の社会には不幸が入って来ました。病とか憎しみとか戦 争とか今も色んな所から戦争が起こっていますね。UN がありますけど、結局、人間の憎し み、罪から生じる物ですから解決できません。 （竹島/獨島⇒神様の物、1965 年 6 月 22 日： 韓日国交正常締結日、今年 50 周年）神様から離れて全ての苦しみが人間の社会に入ってし まったのです。その時から自然も破壊されてしまったのです。ですから、神様に戻るのが 正解です。私も今度、韓国系の教会に行って旧年を送り、新年を迎える礼拝に出席したり、 去年の事を悔い改めて、元旦には、断食をしながら、この説教を準備しました。そして、 今年は羊の年ですから、今年は主の羊が多くなりますように、祈っています。 神様からお答えがあると信じています。 （新来予定者：ぶじざきさん、あおしまさんが来 たら⇒言及）エデンの祝福を全世界が人間を含め、自然界が回復出来るためには、人間が 神様に戻る事ですよ。今、この自然界も人間のせいで苦しめられているとローマ人への手 紙 8 章に書いてあるのです。自然界も人間の罪のゆえに苦しんでいると、 人間の罪で自然界も人間も全て苦しんでいます。ですから、神様から追放された後、人 間において大きなテーマと問題は、どうすれば、この人間が神様の前で、義として認めら れるか、という事です。義と認められない限りは神様の前に行く事が出来ないからです。 一番大きな問題点は、どうすれば、神様の前で人間が大丈夫でしょうか。義と認められる でしょう。 そしてその義と認められる事によって神様との交わりが回復できる、その交わりが回復出 来る事によって神様から来るすべての祝福、本物の愛と祝福が与えられるから、義と認め られる事が一番、大切な事です。この世では色んな問題で、戦っていますけど、サタンに 騙されて戦うのです。だから、人間が賢いと言いながらも、騙されている事が多いですよ。 一番人間として大切な事は神様の前で義と認められる事です。どっちの主張が正しいかの 問題ではないのです。どっちでもいいから、神様の前で、あなたは義である事ですと認め られることです。それは福音によって、信じる事によって認められるのです。ですから、 人間として、一番大事な人間のテーマは、どうして神様の前で人間として義として認めら れると言う答え、解答がここにあるのです。15 章の 6 節です。どうしてアブラムは義と認 められたか、これは今まで人間が望んでいた問題ですね。それは神様の約束を信じる信仰 によって認められたのです。これに対して開いて見ましょう。ローマの信徒への手紙 4 章 を見ますと、アブラハムの信仰を通して信仰と言うのは何か、よく教えています。新約聖 書 278 ページ、ローマの信徒への手紙 4 章 1 節から使徒バウロはこう語っています。では、 お読みいたします。 「では、肉による私達の先祖アブラハムが行ないによって義とされたの であれば、誇ってもよいが、神の前ではそれは出来ません。聖書には何と書いてあります か。＜アブラハムは神を信じた。それが、彼の義と認められた＞とあります。ところで、 働く者に対する報酬（ほうしゅう）は恵みではなく、当然支払われるべきものと見なされ ています。」もし、アブラハムがよい信仰生活とか、よい道徳な生活、人格的な生活とか、 色んなよい行いをして義と認められたら、誇る事が出来ます。しかし、神の御前 では、そうではありません。聖書は何と言っていますか。＜アブラハムは神を信じた。そ れが、彼の義と認められた＞とあります。ところで、働く者に対する報酬（ほうしゅう） は恵みではなく、当然、支払われるべきものと見なされています。何の働きもない不敬虔 な者だったのに、義と認められる方ですよと、その神様の素晴らしさを信じる信仰によっ て認められました。教会の外の人とクリスチャンと人格的に比べると、外の人の中でも人 格的に素晴らしい人が一杯にいます。しかし、彼らは義と認められないで、私達は義と認 められるか、と言いますと、こういう足りない者であっても、キリストの十字架の死によ って赦されてその神様の約束を信じる者は神様が義と認められると言う約束を信じるその 信仰によって不思議、その信仰によって認められるのです。何故かと言うと、行ないによ って誰も 1 人、救われる力が無いからです。出来ないからですよ。ですから、神様は全然 違う方法で、信仰によって義と認められて救われる道を備えて下さったのです。その最初 のモデルがアブラハムです。この当時のアブラムはアブラハムではなく、アブラムで、ま だ成熟していない者ですけど、その弱い信仰さえ、神様は義と認めて下さったのです。だ から、私達は勇気を持つ事が出来るのです。こういうような信仰を持っていても救われる のだと、私も義と認められると確信を持つことが出来ます。 ＜もう少し、イエス・キリストとの繋がりを挿入＞ 今日は、この位で終わりたいのです。お祈りいたしましょう。
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