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文様総研の未来計画
Vision
文様を後世にどう伝えるか
Policy
民族伝統文様の背景
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文様総研のロゴについて
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伝統を継承していく。そこには革新の感性が求められます。
伝統文様は、時代とモノに即した変容を可能にします。
なぜなら、伝統文様は普遍的な価値を内包しているからです。
その発見と発信に注力していきます。
文様は、人間の表現のなかで本能的な営みです。
数千年の歴史で、作り手とそれを支持した利用者の支え合いによって
文様は生き続けました。
そして、いま、文様を後世にいかに伝えるか。
このテーマを文様総研は考えていきます。
考えるだけでは、後世に残っていくことはありません。行動します。
いかに視覚表現を次世代に継承していくかを、問い掛けていきます。
地球にある国は 198 カ国、
「民族」は 3 千数百。
民族文様では、国名は違ってもよく似た文様があります。
民族の移動によって連綿と引き継がれ「国」に収斂された結果です。
気候風土によるモチーフに差こそあれ、
装飾造形の基本は、民族の感性が違っても変わりません。
歴史の厚いフィルタを通して、はじめて民族の個性へ変貌します。
こうした世界に存在する民族文様を、広い視野に立って分析し、
「文様」が内包する普遍的感覚の答えを導きだしていきます。
この研究は「世界の文様」を現代感覚でデザインする時に役立ちます。
世界に存在する文様は、すべて、デザインのベースとなり、
作者の個性に対応して「らしさ」を表現することもできるのです。
「市松模様」といえば、日本定型柄の代表です。
江戸時代の歌舞伎役者、
初代佐野川市松が舞台衣装にデザインしたことに由来します。
ところが、英語で「Checker」といえば、
瞬時に西欧的イメージが想起されます。
使われ方次第で反応が変化する「イメージ回路」の不思議です。
「文様」が内包する普遍性とは何かを示唆しています。
文様総合研究所の「M」のロゴは、この「市松模様」で構成されています。
所長:吉田彰夫
Akio Yoshida
主任研究員:中村重樹
Shigeki Nakamura
執行研究員:藤原純衛
Junei Fujiwara
1953 生 早大卒、編集者。
映像系出版社、IT デザイン
系出版社を経て、2011 年制
作・編集会社、株式会社ア
クシオンドットエイジア設
立。2015 年民間シンクタン
ク文様総合研究所を始動。
1939 生 アートディレク
ター。大日本印刷、ミツカ
ン酢、明星食品、クレラッ
プなどのデザインを担当。
通産大臣賞など受賞。『日本
の伝統文様』『世界の民族文
様』MdN 社より上梓。5 カ
国語に翻訳されている。デ
ザイン専門学校非常勤講師。
1951 生 産能大卒。
人材情報サービスのリク
ルート社を経て、現在、
M&A の業務に就く。企業間
のマーケティングリサーチ、
事業展開、業界分析ほか、
多方面にわたる人材マッチ
ングのエキスパート。
文様デジタルアーカイブをアップデートする商品企画の提案