研究課題:「人工股関節置換術後の日常生活動作獲得時期における転倒

研究課題:「人工股関節置換術後の日常生活動作獲得時期における転倒転落
リスク評価と予防策についての検討」
実施期間
データ収集期間:2013 年 1 月~2014 年 12 月
分析期間;2015 年 5 月~2016 年 5 月
研究機関
大阪大学医学部附属病院看護部整形外科病棟
目的
当院では入院患者の特徴を年齢、既往歴、感覚知覚、機能障害、活動領域、認識力、環
境、薬剤、排泄に分類して点数化し、さらに移動状態・歩行状態・看護師の観察おける直
感から、転倒転落の危険性について総合的に評価する転倒転落リスクアセスメントスコア
シートが使用されています。この研究は、過去に人工股関節置換術を受けられた方の転倒
転落リスクアセスメントスコアシートの結果から、人工股関節置換術後の転倒転落の危険
性を分析し、予防策を講じるための示唆を得ることを目的としています。
方法
この研究は、人工股関節置換術後の方を対象としています。データ収集期間内に人工股
関節置換術を受けられた方の以下の情報を、統計学的手法を用いて分析します。
年齢、性別、術式、既存疾患の有無、術後貧血状態、術前・術後の転倒転落の有無、転
倒転落リスクアセスメントスコアシート評価の実施の有無と、評価結果など。
意義
人工股関節置換術後に転倒転落が起こった方と、起こらなかった方には、どのような差
異があるのかを明らかにし、それを踏まえた予防策の検討についての示唆を得ることで、
人工股関節置換術後の日常生活動作獲得時期を安全に過ごして頂くための看護の質を向上
させる一助となります。
個人情報の保護
本研究で得られた結果は、貴重な資料として学会や看護学雑誌に公表されることがあり
ます。その場合、患者さんの個人情報は、外部から特定できないように厳重に管理されま
す。この研究について、さらに詳しい内容を知りたい場合、他の患者さんの個人情報保護
やこの研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画、方法および結果についての
資料を見ることができます。この研究に参加するかどうかは患者さんの自由です。研究へ
の参加を断っても、不利益をうけることは 一切ありません。参加を拒否される場合は、下
記までご連絡ください。
【問い合わせ先】
大阪大学医学部附属病院看護部整形外科病棟
研究責任者:看護師 藤井彩子
電話番号:06-6879-6200