H28.6月 「ポケットから」.

教育目標
心豊かでたくましく
自ら学ぶ子
繋がる・続ける・追究する
樫野台
〒651-2275
神戸市西区樫野台 3-3-1
TEL 078-992-2500
FAX 078-992-2501
http://www2.kobe-c.ed.jp/ksd-es/
平成 28 年 5 月 31 日発行
「ポケットから」
そろそろ梅雨の季節です。
雨の後のキラキラ輝く若葉の美しさを感じながら桜の木を見上げていると、
「子供の服は、
ポケットの中を確かめてから洗濯するのですが、時々、乾いたポケットから小さなサクラン
ボがころころと出てくるんです。
」と1年生の保護者の方がおっしゃいました。そういえば、
子供の頃、きれいな石を拾ったり、花の蜜を吸ったり、笹船を作って溝に流してみたり、と
にかく穴を掘ってみたり……、半世紀ぶりに思い出しました。なんて素敵なときでしょう。
マル虫やトカゲ、ヤモリと友達、……。自然いっぱいの樫野台で“トトロが見えるとき”を
存分に味わわせてあげたいですね。
“とき“といえば、時間には『時計の時間』と『心の時間』があるそうです。
『時計の時間』は、いつ、どこで、だれが計ってもおなじように進みます。『心の時間』
は、ひとりひとりさまざまな要因によって長くなったり短くなったりします。
(お説教タイ
ムは長く感じ、好きなことをしている時間はあっという間に思えるそういうことでしょうか。
そうではないという方もおられるかもしれませんが)
『心の時間』を頭に入れて、
『時計の時
間』を道具として使う知恵が必要です。と、なんと6年生の国語の教科書に書いてあるので
す。(文:心理学者 一川 誠 氏)いろいろなことで『時計の時間』をコントロールする
ことは難しいものがありますが、教科書の中にはお子様との会話に花が咲くものもあるかも
しれません。のぞいて見てください。
“とき“といえば、アメリカのオバマ大統領が、伊勢志摩サミットの後、広島を訪れまし
た。隔世の感がいたします。”とき“は流れるのですね。一方、エジプトの巨大な遺跡に残
るレリーフ等を見ると、人間の心は現代も数千年前も変わらず、愛があり、嫉妬があり、祈
りがあり、……。そう感じると、バッハは古くない!人間万歳!ちっぽけな人間頑張れ!
“とき”といえば、阪神・淡路大震災から21年が経ち、
『語り継ごう 阪神・淡路大震
災~ふれあいコンサート花~』も21年目を迎えます。小澤征爾氏率いるサイトウ・キネン・
オーケストラメンバーでピアニストである小林万里子氏が、毎年もうお一人演奏者を誘って、
神戸の学校を訪問し、演奏してくださっています。今年はドイツからNHKFM録音のため
に帰国されているファゴット奏者の小山莉絵氏と共に、樫野台小学校にも来てくださいま
す!高い芸術性はもちろん、自分にできることは何かを問うきっかけにもなると思います。
よろしければ子供たちと一緒に、素敵なひとときをお過ごしになりませんか!
校 長
井上 朱美