諫早高校 理数科通信 第45号

諫早高校
理数科通信
第45号
平成22年8月20日(金)発行
おめでとう!!
第12回中国・四国・九州理数科高等学校課題研究発表大会
第2位・優秀賞受賞
全国理数科教育研究大会へ!
8月10日、香川県アルファあなぶきホールで行われた「第12回中国・四国・九州地区高
等学校課題研究発表大会」で、本校から参加した2年生の生物班が第2位の優秀賞を受賞した。
受賞したのは、理数科2年の生物班(7組大槻早紀さん・8組江口ひらりさん・尾崎結生さん
・土橋 葵さん)の4人で、研究のタイトルは「組織培養~絶滅危惧種ヒゴタイを救え~」で
あった。絶滅が危惧される植物のヒゴタイ(長崎県には2カ所残るのみ)を組織培養の技術を
用いて救おうする研究内容である。この研究は、土橋敬一先生の指導のもと今年の1月の校内
理数科課題研究発表会の1年生の部で最優秀となり、6月の長崎県大会で長崎県代表となって
出場した。大会は、ステージ発表、ポスターセッションに41校約200人が日頃研究した内
容を発表し競い合った。受賞の理由として次の3点が挙げられた。
①絶滅危惧種を救おうという試みの着眼点がよく、数々の問題を解決してヒゴタイのクロー
ンを作り出した。
②大学レベルの実験を高校の生物実験室で行うなど技術レベルが高い。
③プレゼンテーション能力が高い。
以上の点が、高く評価された。
なお、今大会の上位2チームは、10月沖縄で行われる全国理数科教育研究大会に推薦され、
全国の理数科教員に対してその研究を発表する。
【発表の様子】
【表彰後の様子】
◎研究した4人の感想
大会は各県各校の優秀な研究ばかりが集まってきていたのでとても刺激になった。本番では
自分たちの研究をうまく伝えることに精一杯努めた。第2位ということで悔しかったが、この
ような賞を取れて今までの苦労が報われた思いがする。次に沖縄で全国の先生達に発表する機
会を与えられて嬉しく思う。研究は失敗ばかりしていたが、うまくいったものから芽が日々成
長していくのをみて感動と驚きを持った。長崎県産の絶滅危惧種ヒゴタイの保存に貢献できる
ようクローン苗を育て、自生地に戻すことを頑張りたい。
◎指導された土橋先生より
失敗の連続から研究の大変さが実感できたものと思います。この研究は、植物体の一部から
完全な個体再生を作り出すことと絶滅危惧種の生命をつなぐ研究です。この研究から生命の神
秘さとその尊さを感じてもらいたいと思います。
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