「観光立国の実現に関する世論調査」の概要

「観光立国の実現に関する世論調査」の概要
平 成 27 年 10 月
内閣府政府広報室
調
査 対
象
全国20歳以上の日本国籍を有する者
有効回収数
調
査 時
1,758人(回収率
3,000人
58.6%)
期
平成27年8月20日~8月30日(調査員による個別面接聴取)
調 査
目
的
観光立国の実現に関する国民の意識を把握し,今後の施策の参考とする。
調 査
項
目
観光庁の認知度
訪日外国人旅行者数に対する実感
訪日外国人旅行者が増加することについて
訪日外国人旅行者を増加させるために重要だと思う施策
国内旅行に行きたいと思うようになるための条件
調 査
実
績
「観光立国と観光庁に関する特別世論調査」(平成20年10月実施)
「観光立国に関する特別世論調査」(平成16年5月実施)
(平成 18 年度の調査から,調査対象者に調査主体が「内閣府」であることを提示した上で実施。)
※ 本資料では,過去の調査結果との比較において,統計学的に有意差(信頼度95%)が認められる
回答については,
「
(増)
」または「
(減)」と記載している。
<お願い>
本資料の内容を引用された場合,その掲載部分の写しを
下記宛にご送付ください。
内閣府大臣官房政府広報室
世論調査担当
〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話 03(3581)0070
FAX 03(3580)1186
観光庁の認知度
1
問1
平成 20 年 10 月に発足した「観光庁」をご存じですか。この中から1つだけお答えください。
平成 20 年 10 月 平成 27 年 8 月
・名前も内容も知っている
10.8%
→
16.2%
(増)
・名前は聞いたことはあるが,内容までは知らない
25.0%
→
40.0%
(増)
・名前も内容も知らない
64.1%
→
43.9%
(減)
名前も内容も
知っている
名前は聞いたことはあるが,
内容までは知らない
名前も内容も
知らない
(該当者数)
今
回
調
査
(1,758人)
平成20年10月調査
(1,853人)
16.2
10.8
0
40.0
43.9
25.0
10
20
64.1
30
40
50
60
70
80
90
(注)平成20年10月調査では,「10月1日に発足した「観光庁」をご存じですか。この中から1つだけ
お答えください。」と聞いている。
- 1 -
100 (%)
2
訪日外国人旅行者数に対する実感
問2 日本を訪れる外国人旅行者数について数年前と比べてどのような実感をもっていますか。
この中から1つだけお答えください。
平成 20 年 10 月 平成 27 年 8 月
・増えた(小計)
80.0%
→
93.4%
(増)
・増えた
50.6%
→
72.4%
(増)
・どちらかといえば増えた
29.4%
→
21.0%
(減)
5.9%
→
1.8%
(減)
・どちらかといえば減った
4.2%
→
1.5%
(減)
・減った
1.8%
→
0.3%
(減)
・減った(小計)
増えた(小計)
93.4
減った(小計)
1.8
どちらかといえば わから
ない
増えた
増えた
どちらかといえば
減った
減った
(該当者数)
今
回
調
査
(1,758人)
72.4
21.0
4.8
1.5 0.3
平成20年10月調査
(1,853人)
50.6
29.4
14.0
4.2 1.8
0
10
20
30
- 2 -
40
50
60
70
80
90
100 (%)
3
訪日外国人旅行者が増加することについて
(1)訪日外国人旅行者の増加による影響
問3 訪日外国人旅行者が増加することにより我が国にどのような影響を与えると思いますか。
この中からいくつでもあげてください。(複数回答)
(上位3項目)
平成 27 年 8 月
・観光による消費が拡大し,日本経済の活性化につながる
65.4%
・街がにぎやかになり,地域経済の活性化につながる
50.0%
・国際交流が進み,相互理解が深まる
46.3%
(複数回答)
0
10
20
30
40
50
70 (%)
60
観光による消費が拡大し,日本経済
の活性化につながる
65.4
街がにぎやかになり,地域経済の活
性化につながる
50.0
46.3
国際 交流 が進 み, 相互 理解 が深 まる
案内標識の整備などにより暮らしや
すいまちづくりが進む
15.3
国民ひとりひとりのおもてなしのこ
ころが向上する
14.4
自分も海外旅行に行ってみようと思
う意識が高まる
そ
の
特
に
12.8
1.4
他
な
4.7
い
総
わ
か
ら
な
数
(N=1,758人,M.T.=213.0%)
2.6
い
〔参考〕 訪日外国人旅行者が増加することについて
(複数回答)
%
50.7
%
40.8
%
27.3
う自
意分
識も
が海
高外
ま旅
る行
に
行
て
み
よ
う
と
思
%
16.0
こ国
ろ民
がひ
向と
上り
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ると
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の
お
も
て
な
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の
こ
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ま標
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づの
く整
り備
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進ど
むに
よ
り
暮
ら
し
や
%
14.7
%
13.2
え英
語
標だ
識け
がで
見な
にく
く外
く国
な語
るの
標
記
が
増
%
9.8
わ宿
り泊
施
国設
の
内
雰
旅囲
行気
が・
しサ
そ
わ
か
の
ら
計
(M.T.)
ー
%
51.8
地
域
経
済
の
活
地
域
社
会
の
中
で
ト
ラ
ブ
ル
が
多
く
な
る
、
人
1,853
性街
化が
にに
つぎ
なや
がか
るに
な
り
っ
平 成 20 年 10 月 調 査
国
際
交
流
が
進
み
相
互
理
解
が
深
ま
る
、
数
何
ら
か
の
当
、
者
対治
策安
がの
必面
要か
でら
あ不
る安
で
あ
り
、
該
に
ビ
くス
く等
なが
る変
%
6.9
な
他
い
%
0.7
%
5.7
%
237.7
(注)「訪日外国人旅行者が増加することについてどのようにお考えですか。この中からいくつでもお答えください。」と聞いている。
- 3 -
(2)訪日外国人旅行者の増加により困っていること
問4
2014 年の訪日外国人旅行者数は約 1341 万人となり,2012 年の約 836 万人から約 500 万人の増加
となりましたが,訪日外国人旅行者の増加により,困っていることはありますか。この中からい
くつでもあげてください。
(複数回答)
(上位3項目)
平成 27 年 8 月
・治安の面から不安を覚えるようになった
29.5%
・マナーや文化慣習の違いなどから,外国人旅行者とのトラブルが増えた
25.5%
・外国語を話せないので,話しかけられてもコミュニケーションがとれない
20.0%
・特にない
42.0%
(複数回答)
0
20
10
30
29.5
治安の面から 不安 を覚 える よう にな った
マナーや文化慣習の違いなどから,外国
人旅行者とのトラブルが増えた
25.5
外国語を話せないので,話しかけられて
もコミュニケーションがとれない
20.0
交通機関や宿泊施設などが混雑し,利用
しづらくなった
12.1
外国人向けの商品や陳列が増え,買い物
がしづらくなった
3.6
外国語の標記が増え,標識が見づらく
なった
3.1
総
そ
の
特
わ
に
か
他
な
ら
い
数
(N=1,758人,M.T.=138.6%)
0.5
42.0
い
な
50 (%)
40
2.2
- 4 -
4
訪日外国人旅行者を増加させるために重要だと思う施策
問5
訪日外国人旅行者を増加させるために,我が国としてどのような施策を進めることが重要だと思
いますか。この中からいくつでもあげてください。
(複数回答)
(上位5項目)
平成 27 年 8 月
・空港や駅,観光地,宿泊施設での外国語などによる案内・応接の充実
51.7%
・海外における日本の魅力のさらなるPR
45.8%
・外国人にも対応した宿泊施設の整備
36.3%
・空港と観光地間など,国内移動時の交通機関の整備・充実
31.9%
・外国人の宗教・食生活などの生活習慣への配慮
31.3%
(複数回答)
0
10
20
30
40
空港や駅,観光地,宿泊施設での外国語
などによる案内・応接の充実
51.7
45.8
海外における日本の魅力の さら なる PR
36.3
外国人にも対応した宿泊施設の 整備
空港と観光地間など,国内移動時の交通
機関の整備・充実
31.9
外国人の宗教・食生活などの生活習慣へ
の配慮
31.3
不慮の怪我・病気や災害などの緊急時対
応の強化
28.2
27.0
外国人にとって魅力的な観光地の 形成
実
21.8
国民ひとりひとりのおもてなしのこころ
の醸成
21.4
国
際
航
空
路
線
の
充
13.5
査 証 の緩 和や 入国 審査 の迅 速化
そ
の
特
に
他
な
1.1
6.7
い
総
わ
か
ら
な
い
60 (%)
50
3.5
- 5 -
数
(N=1,758人,M.T.=320.3%)
〔参考1〕
訪日外国人旅行者を増加させるために特に重要だと思う施策
(複数回答)
該
%
32.0
%
28.4
こ国
こ民
ろひ
のと
醸り
成ひ
と
り
の
お
も
て
な
し
の
際
航
空
路
線
の
充
実
%
21.9
査
証
の
緩
和
や
入
国
審
査
の
迅
速
化
%
19.5
%
16.5
の外
普国
及の
やカ
キ
ド
を
シ利
用
レで
スき
化る
の A
促 T
進 M
ュ
%
33.9
国
そ
特
わ
か
ャッ
%
47.0
て
魅
力
的
な
観
光
地
の
交空
通港
機と
関観
の光
整地
備間
・等
充
実国
内
移
動
時
の
ー
%
51.3
形外
成国
人
に
と
、
平 成 20 年 10 月 調 査
人
1,853
備外
国
人
に
も
対
応
し
た
宿
泊
施
設
の
整
っ
数
、
者
外空
国港
語や
等駅
に
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案地
内
・宿
応泊
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の設
充で
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、
当
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け
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本
の
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力
の
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ら
な
%
16.4
に
の
計
(M.T.)
ら
な
な
他
い
い
%
1.5
%
7.4
%
4.9
%
280.6
(注)「訪日外国人旅行者を増加させるために,我が国としてどのような施策を進めることが特に重要だと思いますか。この中からいくつでもあげて
ください。」と聞いている。
〔参考2〕
外国人旅行者のために行うべき環境整備
(複数回答)
平
成
16 年
5 月
調 査
人
2,075
%
72.0
な
応
対
%
42.7
%
25.0
実査
施証
なの
ど免
入除
国や
手迅
続速
のな
円入
滑国
化審
査
の
%
24.0
キク
レ
ジ
シ
ト
レカ
ス
化ド
のの
推普
進及
な
ど
そ
特
わ
か
に
ー
数
切
ど空
国港
際の
交整
通備
のや
充航
実空
路
線
の
充
実
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ュ
者
国
民
一
人
一
人
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当
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わ国
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りの
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い標
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光な
案ど
内外
の国
整人
備に
ャッ
該
の
計
(M.T.)
な
な
他
%
7.0
ら
%
1.0
い
%
3.8
い
%
5.5
%
181.0
(注)「あなたは,日本を訪れた外国人旅行者にとって,日本が便利で快適な観光ができる国となるために,政府が行うべき
環境整備は何であると思いますか。この中からいくつでもあげてください。」と聞いている。
- 6 -
5
国内旅行に行きたいと思うようになるための条件
問6 どのようなことがあれば,あなたは国内旅行に行きたいと思うようになりますか。
この中からいくつでもあげてください。(複数回答)
(上位6項目)
平成 20 年 10 月
・宿泊料が安いこと
*
→
55.3%
・連続して休めること
38.4%
→
45.7%
(増)
・移動手段が安いこと
47.7%
→
44.1%
(減)
・魅力的な宿泊施設(温泉などを含む)があること
40.4%
→
41.1%
・家族と一緒に休みを取れること
39.7%
→
40.7%
・魅力的な観光地(食事,お土産などを含む)があること
37.1%
→
38.7%
0
宿
泊
連
続
し
て
休
め
る
こ
と
移
動
手
段
が
安
い
こ
と
料
が
安
い
こ
と ( 注 1)
20
10
30
40
45.7
38.4
44.1
47.7
41.1
40.4
40.7
39.7
38.7
37.1
魅力的な観光地(食事,お土産などを含
む)があること
料
が
安
い
こ
と (注1)
22.9
※
19.0
19.9
魅力的な旅行商品(体験メニュー
などを含む)があること
(注3)
11.0
バリア フリ ーに 対応 して いる こと (注4)
そ
の
特
わ
に
か
他
な
ら
16.7
1.0
1.3
6.5
6.1
い
な
い
60 (%)
55.3
家 族 と 一 緒 に 休 み を 取 れ る こ と ( 注 2)
場
50
※
魅力的な宿泊施設(温泉などを含む)が
あること
入
平成 27 年 8 月
今
回
調 査
(N=1,758人,M.T.=326.1%)
平成20年10月調査 (N=1,853人,M.T.=307.9%)
0.2
1.0
(注1)平成20年10月調査では,「宿泊料や入場料などが安いこと」(59.6%)となっている。
(注2)平成20年10月調査では,「家族と一緒に休みが取れること」となっている。
(注3)平成20年10月調査では,「魅力的な旅行商品があること」となっている。
(注4)平成20年10月調査では,「バリアフリーが整備されていること」となっている。
- 7 -
観光立国の実現に関する世論調査
平成27年8月
調 査 時 期:平成 27 年 8 月 20 日から平成 27 年 8 月 30 日
調 査 対 象:全国 20 歳以上の日本国籍を有する者 3,000 人
有効回収数(率):1,758 人(58.6%)
話は変わりますが,次に時事問題として,
「観光立国の実現」についてお伺いします。
1.観光庁の認知度
Q1 〔回答票1〕平成 20 年 10 月に発足した「観光庁」をご存じですか。この中から1つだけお答えく
ださい。
(16.2)
(ア)名前も内容も知っている
(40.0)
(イ)名前は聞いたことはあるが,内容までは知らない
(43.9)
(ウ)名前も内容も知らない
2.訪日外国人旅行者数に対する実感
Q2 〔回答票2〕日本を訪れる外国人旅行者数について数年前と比べてどのような実感をもっています
か。この中から1つだけお答えください。
(72.4)
(ア)増えた
(21.0)
(イ)どちらかといえば増えた
( 1.5)
(ウ)どちらかといえば減った
( 0.3)
(エ)減った
( 4.8)
わからない
3.訪日外国人旅行者が増加することについて
Q3 〔回答票3〕訪日外国人旅行者が増加することにより我が国にどのような影響を与えると思います
か。この中からいくつでもあげてください。
(M.A.
)
(46.3)
(ア)国際交流が進み,相互理解が深まる
(14.4)
(イ)国民ひとりひとりのおもてなしのこころが向上する
(50.0)
(ウ)街がにぎやかになり,地域経済の活性化につながる
(15.3)
(エ)案内標識の整備などにより暮らしやすいまちづくりが進む
(12.8)
(オ)自分も海外旅行に行ってみようと思う意識が高まる
(65.4)
(カ)観光による消費が拡大し,日本経済の活性化につながる
( 1.4)
その他(
( 4.7)
特にない
( 2.6)
わからない
)
(M.T.=213.0)
-8-
Q4 〔回答票4〕2014 年の訪日外国人旅行者数は約 1341 万人となり,2012 年の約 836 万人から約 500
万人の増加となりましたが,訪日外国人旅行者の増加により,困っていることはありますか。この中
からいくつでもあげてください。
(M.A.
)
(25.5)
(ア)マナーや文化慣習の違いなどから,外国人旅行者とのトラブルが増えた
(12.1)
(イ)交通機関や宿泊施設などが混雑し,利用しづらくなった
( 3.1)
(ウ)外国語の標記が増え,標識が見づらくなった
(20.0)
(エ)外国語を話せないので,話しかけられてもコミュニケーションがとれない
( 3.6)
(オ)外国人向けの商品や陳列が増え,買い物がしづらくなった
(29.5)
(カ)治安の面から不安を覚えるようになった
( 0.5)
その他(
)
(42.0)
(キ)特にない
( 2.2)
わからない
(M.T.= 138.6)
4.訪日外国人旅行者を増加させるために重要だと思う施策
Q5 〔回答票5〕訪日外国人旅行者を増加させるために,我が国としてどのような施策を進めることが
重要だと思いますか。この中からいくつでもあげてください。
(M.A.
)
(45.8)
(ア)海外における日本の魅力のさらなるPR
(51.7)
(イ)空港や駅,観光地,宿泊施設での外国語などによる案内・応接の充実
(21.8)
(ウ)国際航空路線の充実
(31.9)
(エ)空港と観光地間など,国内移動時の交通機関の整備・充実
(13.5)
(オ)査証の緩和や入国審査の迅速化
(36.3)
(カ)外国人にも対応した宿泊施設の整備
(27.0)
(キ)外国人にとって魅力的な観光地の形成
(31.3)
(ク)外国人の宗教・食生活などの生活習慣への配慮
(28.2)
(ケ)不慮の怪我・病気や災害などの緊急時対応の強化
(21.4)
(コ)国民ひとりひとりのおもてなしのこころの醸成
( 1.1)
その他(
( 6.7)
特にない
( 3.5)
わからない
)
(M.T.=320.3)
-9-
5.国内旅行に行きたいと思うようになるための条件
Q6 〔回答票6〕どのようなことがあれば,あなたは国内旅行に行きたいと思うようになりますか。こ
の中からいくつでもあげてください。
(M.A.
)
(45.7)
(ア)連続して休めること
(40.7)
(イ)家族と一緒に休みを取れること
(44.1)
(ウ)移動手段が安いこと
(55.3)
(エ)宿泊料が安いこと
(22.9)
(オ)入場料が安いこと
(19.0)
(カ)魅力的な旅行商品(体験メニューなどを含む)があること
(38.7)
(キ)魅力的な観光地(食事,お土産などを含む)があること
(41.1)
(ク)魅力的な宿泊施設(温泉などを含む)があること
(11.0)
(ケ)バリアフリーに対応していること
( 1.0)
その他(
( 6.5)
特にない
( 0.2)
わからない
)
(M.T.=326.1)
- 10 -