□第1グループ 文学研究 科目名 英文表記 Study of Literature 科目分類 学科 □必修 学科 □必修 ■選択 □選択 開講年次 □1年 □2年 □3年 ■4年 □前期 □後期 ■通年 □集中 ふりがな はしもと しほ 開講期間 担当者名 橋 元 志 保 修得単位 授業のテーマ ■第2グループ 4 単位 日本の近代を旅する-明治・大正・昭和の歴史と文学を学ぶ- 授業概要 日本の各時代の文学は、それぞれの歴史的・社会的基盤の中から生まれた。その中でも、日本の社会が 大きく変動し、新しい時代の息吹の中から生まれた近代文学を、本講義では取り上げていきたい。明治・ 大正・昭和時代初期までの優れた文学者の中から 7 人を選び、その小説や評論を味読する。現代の日本語 の基礎を築き、また百年を経ても今なお読み継がれる漱石や鷗外等の作品に触れることで、近代日本の知 性の結晶を感じてみよう。また文学のみならず、日本の近代の歴史や文化についても併せて学び、大学教 育ならではの教養を身につけてほしいと考えている。 到達目標 優れた文学者の作品に触れ、文学的感性と思考力を磨き、教養を深めることが出来る。 授業時間外の 学習 1、 小説や評論を指定された頁まで読んでおくこと。難解な漢字・語句は意味を調べておきましょう。 2、 テキストの理解を深め、表現力を養いますので、課題プリントは必ず提出しましょう。 履修条件 授業計画 第1回 国民国家の創設と近代文学の夜明け 第17 回 石川啄木「一握の砂」を読む 第2回 森鷗外「高瀬舟」を読む 第18 回 石川啄木「悲しき玩具」を読む 第3回 森鷗外「山椒太夫」を読む 第19 回 志賀直哉「小僧の神様」を読む 第4回 森鷗外「舞姫」を読むⅠ 第20 回 志賀直哉「城の崎にて」を読む 第5回 森鷗外「舞姫」を読むⅡ 第21 回 志賀直哉「正義派」を読む 第6回 鷗外・漱石の海外留学と文学 第22 回 志賀直哉「范の犯罪」を読む 第7回 夏目漱石「三四郎」を読むⅠ 第23 回 梶井基次郎「檸檬」を読む 第8回 夏目漱石「三四郎」を読むⅡ 第24 回 梶井基次郎「蒼穹」 「器楽的幻覚」を読む 第9回 夏目漱石「三四郎」を読むⅢ 第25 回 梶井基次郎「闇の絵巻」を読む 第 10 回 夏目漱石「三四郎」を読むⅣ 第26 回 川端康成「伊豆の踊り子」を読むⅠ 第 11 回 夏目漱石「三四郎」を読むⅤ 第27 回 川端康成「伊豆の踊り子」を読むⅡ 第 12 回 芥川龍之介「羅生門」を読む 第28 回 川端康成「伊豆の踊り子」を読むⅢ 第 13 回 芥川龍之介「鼻」を読む 第29 回 川端康成「美しい日本の私」を読む 第 14 回 芥川龍之介「蜜柑」 「舞踏会」を読む 第30 回 川端康成「美の存在と発見」を読む 第 15 回 芥川龍之介「南京の基督」を読む 第31 回 まとめ-日本の近代と小説の成立- 第 16 回 前期定期試験 第32 回 後期定期試験 テキスト 夏目漱石『三四郎』 (岩波文庫 2010 年) ・川端康成『伊豆の踊り子』 (岩波文庫 2003 年)他 参考文献・資料 授業の際に紹介します。 成績評価の方法 出席・授業態度(25%) 、課題の提出(25%) 、試験(50%)の総合評価とします。 成績評価の基準 優(100~80 点) 、良(79~70 点) 、可(69~60 点) 、不可(59~0 点) オフィスアワー 火曜日 14:40~16:10 水曜日 13:00~14:30 学生への メッセージ ※これ以外の時間帯は事前に予約してください。 様々な珠玉のような作品に触れ、本を読むことの楽しさにぜひ気づいてほしいと思います。公務員試験を はじめとする教養試験にも必ず役立ちますので、ぜひ受講してください。
© Copyright 2024 ExpyDoc