神戸大学大学院法学研究科における「トップローヤーズ・プログラム」のご案内平成 27 年 10 月８日神戸大学大学院法学研究科神戸大学大学院法学研究科は，平成２８年４月より，高度な専門性という付加価値を身に付け，国内のみならず国際的な競争力を得たいと意欲を燃やす若手・中堅の実務家の皆さんに向けて，「博士（法学）」の学位を授与する新プログラムを開設します。この案内は，入学を検討される方に「事前相談」の機会を積極的に利用していただくために作成されたものです。プログラムの詳細については，別紙をご覧ください。【プログラムの特徴】「トップローヤーズ・プログラム」（ＴＬＰ）と名付けたこのプログラムは，次の特徴をもちます。 ⑴ 斯界を代表する著名実務家（トップローヤー）による授業を提供し，受講者の実務的専門性を体系的に高めるための機会としていただきます。この授業に参加することは，単に研修の場であるに止まらず，その分野の専門家ネットワークに参加することも意味します。 ⑵ 神戸大学法学研究科の教授陣の指導のもと，最短２年間で博士論文を書き，「博士（法学）」の学位を取得していただきます。これにより，ウェブサイト等に学位とともに，専門分野を表示することができます。ＴＬＰにおける博士論文は，たとえば「詳細な意見書」（５万字程度）を書くことだと捉えてください。 ⑶ 初年度は，次の４分野でスタートします。租税法／競争法／知的財産法／国際商事仲裁いずれもどの国の法制度・法慣行が事実上のグローバル・スタンダードになるか競われている分野で，数多くの専門法曹の養成を通じた国際競争力の強化が求められています。 ⑷ 授業は，平日夜または土曜日に，東京と関西（大阪または神戸）で同時におこないます。講師はどちらかの教室で授業をおこない，他方の教室にテレビ会議システムでつなぎ， 1 双方向型授業を実現します。 ⑸ 単位外で，神戸大学大学院法学研究科で提供されている法律英語ブラッシュアップの機会が随時利用可能です。海外の提携校への留学制度を利用することもできます。【事前相談】博士課程後期課程（いわゆるドクター・コース）の入学者選考の方法は，大学入試や法科大学院入試とはまったく異なります。ＴＬＰの入学者選別にあたり，筆答試験は行いません。一人ひとりの経験や履歴，意欲や計画を丁寧に把握して，入学者を決定します。こうしたことをはじめとして，皆さんには，ドクター・コースという未知の世界について，いろいろとご質問がおありだろうと思います。そこで，「事前相談」の機会を設けます。授業や博士論文についての疑問，仕事と両立できそうか，業務都合等による休学はできるか，どれを専攻分野にするか，入学時までに必要な知識の準備方法など，自由にご相談ください。事前相談のある方は，希望する専攻分野を明らかにしたうえで（迷っているときは複数でもかまいません），下記のアドレスにお送りください。 law-tlp(at)edu.kobe-u.ac.jp （発信にあたっては(at)を＠に変更してください。）ＴＬＰの運営や授業を担当する神戸大学教授または准教授の連絡先を個人的にご存知の方は，そちらに連絡いただいてもかまいません。出願期間は平成 28 年１月初旬を予定しておりますので，可能な限り早めに，ご相談をお寄せください。事前相談にあたり，個人名や職務内容等は必須ではありませんが，ご質問の内容によっては，職務内容などをできるだけご説明いただいたほうが，的確な回答をすることができると思われます。なお，相談時に取得した個人情報は，当プログラム関係の教職員のみが保有し，外部に提供することはありません。プログラムの詳細については，＜別紙＞「トップローヤーズ・プログラムの概要」をご覧下さい。以上 2