平成 27 年４月 13 日更新中部電力株式会社重要再生可能エネルギー発電設備の系統連系(高圧・特別高圧)に関する留意事項について１お申込みから系統連系・電力販売開始までの流れについてお客さまが再生可能エネルギー発電設備で発電された電気の販売を当社に対して希望される場合，系統連系・電力販売開始までの標準的な流れは以下のとおりとなります。内容事前相談（任意・無償）接続検討（必須・有償）等電力販売申込み／契約締結／連系・販売等・後述「２検討結果の位置・後述「２検討結果の位置づけ・接続検討結果回答後の電力販売申込書（意思表明書）の受づけ（１）」参照（２）」参照付をもって、暫定的に連系容量を確保し，受給契約を締結した時点で連系容量が確定されます（事前相談または接続検討の回答内容は，連係容量や連系の権利等を保証するものではありません）。中部電力相談受付簡易検討６ヶ月以内３ヶ月以内１ヶ月以内結果回答検討受付検討結果回答受付書類確認検討結果回答電力販売申込期間お客さま事申前込相み談確認受結領果接続検討の申込みと同時又は接続検討結果受領前に，電力販売申込みを行うことも可能です。接申続込検み討設備申認請定受付国検討受結領果電力販売申込み（ ※ ）設備認定審査通知書受領電力販売申込み意思表明書提出（ ※ ）認定検討受結領果受給契約の締結（連系承諾）負担金請求完成工事実施負担金支払連系・販売開始 ※接続検討の申込みと同時又は接続検討結果受領前に，電力販売申込みを行ったお客さまは，接続検討結果回答後に，契約手続きを進める意思表明（「意思表明書」の提出）をしていただく必要があります。 ①事前相談および接続検討の回答内容については，将来にわたってその内容をお約束するものではなく，また連系容量を確保するものではありません。他のお客さまから電力販売申込書（意思表明書）を受け付けた場合や，電気の需要動向等により系統状況が変更となる場合等は，検討結果が変更となることがあります。 ②事前相談・接続検討においては，電力販売申込書（意思表明書）の受け付けをしていない他の計画を考慮しておりません。 ③国が発行する設備認定通知書と電力販売申込書等の内容が相違している場合には，相違している内容が改善されるまでの間，注意点受給契約は締結いたしません。また，正当な理由なく受給契約の締結に応じていただけない等，電力販売申込書に記載する所定事由に該当する場合には，電力販売申込みを撤回していただきます。 ④次に掲げる場合等には，暫定的に確保した連系容量について，その全部又は一部を取り消します。・お客さまより，発電設備容量を減少させる旨の変更申込みがあった場合・電力販売申込みに対する回答に必要となる情報を提供しない場合等，不当に連系容量を確保していると判断される場合 ⑤当社が算定した系統連系・電力販売に必要な費用を受給契約締結後１ヶ月以内に支払わない等，受給契約に定める解約事由に該当する場合には，受給契約を解約し，確定した連系容量を取り消します。２検討結果の位置づけ事前相談および接続検討における検討結果（回答内容）の位置づけは以下のとおりです。（１）事前相談（任意・無償）について・事前相談についての検討結果は申し出の最大受電電力に対して容量面から評価した連系制限有無，高圧連系の場合はバンク逆潮流発生の有無および連系点（想定）から連系予定変電所までの既設配電線路亘長または発電設備設置場所から希望連系点（最寄りの送電線における連系点）までの直線距離等を簡易的に確認した結果です。・接続検討の結果によっては，系統連系を開始するまでに必要な工事が大規模になる場合や工事に長期間を要する場合があります。（特にバンク逆潮流対策工事や送電線の張替工事等を実施する場合，工事に長い期間を要し，工事費が高額となる場合があります。）・事前相談についての検討結果の内容は，接続検討（電圧変動等を考慮した詳細な検討）の結果と異なる場合があります。・検討時点の系統状況等に基づく簡易検討結果を回答しており，その後，他のお客さまから電力販売申込書（意思表明書の提出が必要な場合は意思表明書とします。以下、同じとします。）を受け付けた場合や，電気の需要動向等で系統状況が変化することがあり，将来にわたってその回答内容をお約束するものではなく，連系容量の確保をするものでもありません。・事前相談についての検討結果は，電力販売申込書を受け付けていない他の計画を考慮しておりません。また，同一のお客さまが同時または前後して複数の計画について事前相談を申し込まれた場合も同様に，お互いの計画を考慮しておりません。（２）接続検討（必須・有償）について・検討料（１受給地点１検討につき２０万円に消費税等相当額を加えた金額）を申し受け，電圧変動等を考慮した検討による連系制限有無，対策工事概要，工事費概要等を回答しております。・検討時点の系統状況等に基づく接続検討結果を回答しており，その後，他のお客さまから電力販売申込書を受け付けた場合や，電気の需要動向等で系統状況が変化することがあり，将来にわたってその回答内容をお約束するものではなく，連系容量の確保をするものでもありません。・接続検討結果は電力販売申込書を受け付けていない他の計画を考慮しておりません。また，同一のお客さまが同時または前後して複数の計画について接続検討を申し込まれた場合も同様に，お互いの計画を考慮しておりません。３事業を進められるうえでの留意事項・連系容量の確定までに事前相談についての検討結果または接続検討結果に変更が生じた場合，以下のような行為により生じた費用および将来見込まれていた利益（電力販売によるものを含む）の逸失その他のお客さまおよび第三者の損害について当社は一切補償いたしません。 ✔事業化にあたっての調査・設計・企画，✔土地の取得，賃貸借契約，造成，既存設備の除却，✔資機材の発注・売買および請負契約・機器の設置，✔設備認定など官公庁への申請，✔立地協定の締結など・当社高圧配電線の電圧上昇を抑制し，適正な電圧を維持するため，当社では太陽光発電設備の高圧連系に際して，「パワーコンディショナー（PCS）の力率一定制御※」をお願いしております。 ※太陽光発電設備の出力（有効電力）に対し，運転力率の値が一定となるよう無効電力を出力し，発電設備の出力によって生じる電圧変動（電圧上昇）を抑制するパワーコンディショナーの制御運転です。・連系後，設置場所に常時管理者が不在の場合等において，お客さまの発電設備が異常を検出し停止または解列した際，お客さまが発電設備の停止に気付かずに発電設備の再連系が遅れる場合がございます。つきましては，遠隔監視装置のご設置等によりあらかじめ対策を講じていただくことをおすすめいたします。４情報の取扱い・事前相談および接続検討における検討結果の回答（以下，「本回答」といいます。）は，申込みのあったお客さまに対し回答するものであり，お客さまが当該発電事業を実施するうえで関わりのない第三者に開示することを禁止します。なお，お客さまが本回答を第三者に開示することにより当社に損害を与えた場合は，その一切の損害を賠償していただきます。・本回答を当該発電事業目的以外に利用することを禁止します。なお，お客さまが本回答を当該発電事業目的以外に利用することによりお客さまが損害を受けた場合は，当社はお客さまの受けた損害について賠償の責めを負いません。以上