国家公務員「非常勤職員の勤務条件はいま…」 非常勤職員の忌引休暇について 1.概要 非常勤職員の親族(人事院の定める親族に限る。)が死亡した場合で、非常勤職員 が葬儀、服喪その他の親族の死亡に伴い必要と認められる行事等のため勤務しないこ とが相当であると認められるとき 人事院の定める期間(有給の休暇) ※ 対象となる非常勤職員 6月以上の任期が定められている職員又は6月以上継続勤務している職員 ※ 人事院の定める親族と期間 人事院規則15-14(職員の勤務時間、休日及び休暇)第22条第1項13号 に規定する休暇の例による 「職員の親族(別表第2の親族欄に掲げる親族に限る。)が死亡した場合で、職 員が葬儀、服喪その他の親族の死亡に伴い必要と認められる行事等のため勤務しな いことが相当であると認められるとき 親族に応じ同表の日数欄に掲げる連続す る日数(葬儀のため遠隔の地に赴く場合にあっては、往復に要する日数を加えた日 数)の範囲内の期間 「生計を一にしていた場合」は、必ずしも同居していることを要しません。 例えば、別居していても、生計費を仕送りしていた場合など、経済的に生計 を一にしていた場合が含まれます。 国家公務員「非常勤職員の勤務条件はいま…」 ※ 忌引休暇の数え方には要注意! 例えば、月・水・金の週3日勤務の非常勤職員の両親が他界した場合、忌引休 暇を7日取得することはできません。この場合、月曜日から忌引休暇を取得した 場合は、月・水・金の3日が忌引休暇として取得可能な日数となります。同様に、 月~金の週5日勤務の場合は5日、月・木の週2日勤務の場合なら2日、という 計算方法になります。 2.関係条文等 人事院規則15-15(非常勤職員の勤務時間及び休暇) 第4条 各省各庁の長は、次の各号に掲げる場合には、非常勤職員(第六号に掲げ る場合にあっては、人事院の定める非常勤職員に限る。)に対して当該各号に定 める期間の有給の休暇を与えるものとする。 六 非常勤職員の親族(人事院の定める親族に限る。)が死亡した場合で、非常 勤職員が葬儀、服喪その他の親族の死亡に伴い必要と認められる行事等のため 勤務しないことが相当であると認められるとき 人事院の定める期間 3 前2項の休暇(前項第一号及び第二号の休暇を除く。)については、人事院の 定めるところにより、各省各庁の長の承認を受けなければならない。 人事院規則15-15(非常勤職員の勤務時間及び休暇)の運用について(通知) 第4条関係 1 年次休暇以外の休暇の取扱いについては、それぞれ次に定めるところによる。 (1)第1項及び第2項の「人事院の定める非常勤職員」は、第1項第6号の休暇 にあっては6月以上の任期が定められている職員又は6月以上継続勤務してい る職員(・・・中略・・・)とする。 (5)第1項第6号の「人事院の定める親族」は、人事院規則15―14(職員の 勤務時間、休日及び休暇)別表第2の親族欄に掲げる親族とし、「人事院の定め る期間」は、同規則第22条第1項第13号に規定する休暇の例によるものとす る。 2 年次休暇以外の休暇は、必要に応じて1日、1時間又は1分を単位として取り 扱うものとする。 4 年次休暇以外の休暇(この条の第2項第1号及び第2号の休暇を除く。)の承 認については、常勤職員の例に準じて取り扱うものとする。 第5条関係 非常勤職員の休暇の請求等の手続については、常勤職員の例に準じて取り扱うも のとする。 国家公務員「非常勤職員の勤務条件はいま…」 (参考) 常勤職員の規定 人事院規則15-14(職員の勤務時間、休日及び休暇) 第22条 十三 職員の親族(別表第2の親族欄に掲げる親族に限る。)が死亡した場合で 、職員が葬儀、服喪その他の親族の死亡に伴い必要と認められる行事等のため 勤務しないことが相当であると認められるとき 親族に応じ同表の日数欄 に掲げる連続する日数(葬儀のため遠隔の地に赴く場合にあっては、往復に要 する日数を加えた日数)の範囲内の期間 別表第二 親族 日数 配偶者 7日 父母 子 祖父母 5日 3日(職員が代襲相続し、か つ、祭具等の承継を受ける 場合にあっては7日) 1日 3日 1日(職員が代襲相続し、か つ、祭具等の承継を受ける 場合にあっては7日) 3日(職員と生計を一にして いた場合にあっては7日) 1日(職員と生計を一にして いた場合にあっては5日) 1日(職員と生計を一にして いた場合にあっては3日) 孫 兄弟姉妹 おじ又はおば 父母の配偶者又は配偶者の父母 子の配偶者又は配偶者の子 祖父母の配偶者又は配偶者の祖父母 兄弟姉妹の配偶者又は配偶者の兄弟姉妹 おじ又はおばの配偶者 1日 (2014年2月 公務労協・国公連合作成)
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