国家公務員「非常勤職員の勤務条件はいま…」 非常勤職員の災害時の出勤・退勤について 1.概要 (1)災害等により出勤することが著しく困難である場合 非常勤職員が地震、水害、火災その他の災害又は交通機関の事故等により出勤する ことが著しく困難であると認められる場合 必要と認められる期間(有給の休暇) ※ 対象となる非常勤職員=すべての非常勤職員 ※ 「地震、水害、火災その他の災害」とは? 豪雪による災害、落雷による災害、津波・火山活動等による自然災害のほか、 人災による災害も含まれます。 ※ 「交通機関の事故等」とは? 電車、船、バス等の交通機関の運行が正常でないものです。停電、ブレーキ故 障、人身事故その他の原因による交通機関の運休・遅延のほか、ストライキその 他の争議行為による正常ダイヤによらない運転、突発事故による交通渋滞が該当 します。 ※ バス通勤者・自家用車通勤をしている職員は要注意! バス通勤者・自家用車通勤をしている職員の通勤経路が日頃から渋滞しがちで ある場合、その事情を考慮して早めに出勤するべきことは十分予見できるので、 「交通機関の事故等」には該当しません。 (2)退勤途上の危険を回避する場合 地震、水害、火災その他の災害又は交通機関の事故等に際して、非常勤職員が退勤 途上における身体の危険を回避するため勤務しないことがやむを得ないと認められ る場合 必要と認められる期間(有給の休暇) ※ ※ 対象となる非常勤職員=すべての非常勤職員 「地震、水害、火災その他の災害」とは? 豪雪による災害、落雷による災害、津波・火山活動等による自然災害のほか、 人災による災害も含まれます。 2.関係条文等 人事院規則15-15(非常勤職員の勤務時間及び休暇) 第4条 各省各庁の長は、次の各号に掲げる場合には、非常勤職員(第六号に掲げ る場合にあっては、人事院の定める非常勤職員に限る。)に対して当該各号に定 める期間の有給の休暇を与えるものとする。 四 非常勤職員が地震、水害、火災その他の災害又は交通機関の事故等により出 勤することが著しく困難であると認められる場合 必要と認められる期間 五 地震、水害、火災その他の災害又は交通機関の事故等に際して、非常勤職員 退勤途上における身体の危険を回避するため勤務しないことがやむを得ないと認 められる場合 必要と認められる期間 3 前2項の休暇(前項第一号及び第二号の休暇を除く。)については、人事院の 国家公務員「非常勤職員の勤務条件はいま…」 が退勤途上における身体の危険を回避するため勤務しないことがやむを得ない と認められる場合 必要と認められる期間 3 前2項の休暇(前項第一号及び第二号の休暇を除く。)については、人事院の定 めるところにより、各省各庁の長の承認を受けなければならない。 (2014年5月 公務労協・国公連合作成)
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