校長 菅原 このみ 朝、雀門の前に立つと、公園の木々や花々の間から

せきなん
学校だより
武蔵野市立関前南小学校
平成27年 5月号
校長
菅原
このみ
朝、雀門の前に立つと、公園の木々や花々の間から吹いてくるすがすがしい風と共に、元気
な子どもたちが登校してきます。「おはようございます。」のあいさつを交わし、一日が始まり
ます。関南小の子どもたちだけでなく、そこを通る中学生も、お父さんやお母さんも、地域の
方々も、みなさんあいさつをしてくださいます。温かいぬくもりのある地域だなあと、毎朝幸
せを感じています。
本校に着任してから一月がたちました。1年生 45 名を含め、11
クラス、計 280 名の児童、そして意欲に満ちた先生方とともに毎日
を過ごしていると、あっという間に時間がたってしまいました。
関南小の子どもたちには素敵なところがたくさんありますが、中
1年生を迎える会の様子
でも私が一番感動したのは、子どもたちの校歌を歌う姿です。美し
く大きな声で楽しそうに、そして大切に校歌を歌います。しかも、リズムをとって体を揺らし
ながら歌うのです。本校の校歌は、門倉さとしさん作詞・いずみたくさん作曲であり、もとも
ととても明るく元気の出る歌なのですが、それにしても子どもたちの歌う姿のなんと素晴らし
いことか。校歌を大切に歌える子どもたちは、この学校のことも大好きで、きっと大切に思っ
ているのだろうと思うと、私はとてもうれしくなりました。これからこの子どもたちとどのよ
うに過ごしていこうかと考えると、わくわくしてきます。
さて、入学してから6年生に優しくお世話をしてもらっていた 1 年生も、無事に対面式を終
え、給食も外遊びも始まり、少しずつ活動範囲を広げています。2年生もお兄さんお姉さんに
なった自覚があり、はりきって1年生に声をかけてあげています。ようやく本格的な学校生活
が始まりました。子どもたちは、新しい環境の中で様々な人間関係を築いています。クラス替
えのあった学級の中で、いっしょに遠足に行く中で、委員会やクラブ活動の中で、自分の思い
を伝えたり、相手の気持ちをわかろうとしたりしながら互いに思いやりをもってかかわってい
る姿が見られます。このように日常の中で人間関係をつくっていくことは大切なことです。し
かし、人との関係を最初から上手につくれる子ばかりではありません。仲良くしたい気持ちは
あるのにうまく伝える方法が見付からず、意地悪に受け取られてしまう場合もあります。そん
なときは、双方の気持ちを丁寧に聞き取ることが大切です。上手に言えない低学年は特に。本
当はどのような思いがあったのか、相手はどのような気持ちだったのかをその場を通して分か
り合わせることが大切です。このようにしながら、どの子も温かい人間関係を築くことができ
るようにしていきたいと思います。先月末には各ご家庭を訪問し、それぞれのご家庭の子育て
の方針や思いをしっかりと受け止めさせていただきました。これから学校と保護者の皆様との
連携を大切にしながら、日々の指導を重ねてまいります。
今月は、運動会が開催されます。運動会に向け、体も心も鍛え、子どもたちが大きく成長す
るのを楽しみにしています。