2016年5月

KEYAK!
5月号
今年のこの季節は、風が適度に吹いてくれて鯉のぼりがいい感じになびいてくれていました。
子どもたちはというと、朝のあそびを見ているとまだまだエンジン全開とはいっていないように
も見て取れます。そんな中でも、学年ごとに特徴はあって、年長さんは縄跳びや固定遊具を年長
だといわんばかりにこなしている姿が見受けられます。今まで遠慮していた部分もあったのでし
ょうが、「年中の時にはできなかったのに今はできるようになっちゃった!早く6さいになりた
いな。」と報告してくれる子がいたり、採ってきたタケノコを年長でムキムキして観察している
時も、見ていた年中さんに「年長になったらできるし、持って帰れるからね。」と説明をしてい
る子など、年長になったばっかりじゃん、急にそんな・・・とは心の中で思いつつ、これが彼ら
の気持ちの育ちなのだな・・と納得し、急に変身することができる子どもたちらしさに感心し、
うらやましくも感じました。
年少さんから年中さんになった子たちは、だばだばととにかく走りまわっている子が目立ちま
す。なにがどうというわけではないのですが、年少さんだった頃の彼らを見ている私には、走り
っぷりや体力がついてきたことがはっきりうかがえて、こちらも急な変化が感じられます。年少
さんはといえば、まだ様子うかがいといったところでしょうか。ですよね、まだひと月経ってい
ないのですから。子どもたちは、鯉のぼりのように風が吹けば元気に泳げるわけでもないですし、
タケノコのように短期間でグングン伸びていくわけでもありません。そこらじゅうに落ちている
きっかけを自分で少しずつ拾いながら、園生活を充実させていってくれることを願います。その
ために、私たちは彼らと向き合うとき、あまり構えずに接してあげられることが、今の時期一番
大切なことかなぁと思っています。
ちなみに園庭で遊んでいると後で少しノドが痛くなることに気がつきました。これだけの子が
遊んでいてグラウンドが乾いているとさすがに埃っぽいようです。ノドを枯らしてしまっている
先生たちが何人もいますが、これは子どもたちと元気に遊んでいる証拠であって、決して部屋の
中で怒鳴っているからではありません、あしからず。手洗いうがいを敢行しましょう。
先日、新旧役員会が行なわれました。役員の方々には御足労もあるかと存じますが、ほのぼの
とした気持ちで一年間よろしくお願い致します。保護者の皆様にも何卒ご協力の程、お願い申し
上げます。
今月のねらい(育ってほしい姿や経験してほしいこと)
3歳
4歳
5歳
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一人遊びを充分楽しむ
友達の名まえやマークに興味をもつ
みんなでいるところで遊んだり、見たり聞いたりすることの楽しさを知る
園生活の流れがわかり、身の回りの始末を自分でやろうとする
・ 園生活のリズムになれて活動や遊びにすすんで参加しようとする
・ 自分の意見が言える(うれしいことや悲しいことを自分なりの言葉で表す)
・ 相手のことも聞こうとする
・ 自分がしたいと思う遊びをくりかえし楽しむ
・ 今日、明日何をするという短期の目的だけでなく、比較的長期の見通しが漠然とでもわかって行動
できる
・ 互いに言いたいことが言える(認め合い)