http://www.sagamihara-sakuradai-e.ed.jp/ ◆そうだ 〒252-0321 相模原市 南区 相模台 7-7-1 TEL 042-742-3674 FAX 042-741-7991 学校長 渡 部 強 平成27年 9月30日 ドライイブに行こう! 秋の長雨も体育の日の10月10日頃には終わり、晴天と乾燥と 「天高く馬肥ゆる秋」と言われる秋らしい季節になります。 この時期、空がより一層高く青く見えるのは、湿度などが減少して、大気が澄んでく るからで、全国的に真夏より10%ほど湿度は低くなっています。 収穫の秋は、本来は渇きの季節でもあります。昔は、この渇きを利用して収穫したも のをよく干しました。稲もまず干してから脱穀します。農家の庭には、大豆や小豆がむ しろを広げてよく干してあったものです。 年に一度、東大寺の正倉院でも虫干しを行います。晴天の秋の一日、家庭でも衣類の 虫干しなどはいかがでしょうか。 晴天乾燥の秋は、行楽の秋でもあります。朝夕は涼しくなるこの時期のドライブでは、 服装が気になります。北への旅はなおさらです。 そこで知っておくといいのが、「緯度1度は、気温1℃」。 東京の10月の平均気温17℃。青森の気温12℃。気温差5℃。緯度差は5度9分 で、距離500km余り。計算すると、緯度が北に1度行くごとに、気温が約1℃下が ると言えます。距離も100km1℃下がるのに対応しています。 さらに山に登れば、1000mで約6℃下がることを覚えておくと便利です。 明日から10月(神無月)。そうだ、今度の休みはドライブに行こう! ◆あなたの言葉は何度? 何系の色? 作家の五木寛之さんが書いていました。 「情報というが、情はなく、報ばかりだ」 と。 私流に考えますと、生きた言葉が少ないということでしょうか。生きている相手を目 の前にして、生きている自分が交わすのが生きた言葉です。 昨今は、携帯を始め、様々な電波メディアを通して伝えられる言葉が増えています。 事柄や用件が伝わりさえすればいいとするのはどうでしょうか。 自分に体温があるように、生きた言葉には、温度があります。どんなによい言い回し をしても、冷たい響きでは、相手もしらけさせてしまいます。また、カッとしていう言 葉に、相手は火傷しかねません。 そうなんです。話す自分の心の温度なのです。それは「口調」とか「響き」となって、 言外に正直出てきます。ナマの音楽と同じで、聞く人にじかに伝わるものだと思います。 さらに、生きた言葉には、色彩があると思うと楽しいです。着るものについての色使 いには気を配ります。だとしたら、自分の言葉の色使いについても、オシャレというか、 自分流の気配りをしてみるのもいいかもしれません。少なくとも、いつもダークグレー というのはいただけません。相手、時、所、用件によって、様々な色使いになりますが、 一回一回に、キチンと心を配っていくと、自分らしい言葉の色使いが出てきます。相手 にも自分にも必要で、肯定的な言葉を日頃から手入れしておいて、楽しく使ってみたい ものです。 今日のあなたの言葉は、何度くらいで、何系の色でしたでしょうか。
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