高等学校 国語表現

発行者の
番号・略称
教科書の
記号・番号
183
第一
国表 302
教科書名
高等学校 国語表現
代表著作者 江端義夫
■編集の基本方針と編集上の留意点および特色■
1見やすい大判サイズ──B5判サイズにして,本文活字を大きくし,行間もゆったりとって,見
やすくしました。また,写真や図版を大きく扱い,イラストも適宜取り入れました。
2系統的な単元構成──教育現場の実態に即応し,全体を系統的に学習することができるように,
「表現の楽しみ」
「表現の基礎」
「表現の実践(一)−通信・案内・伝達−」
「表現の実践(二)−
記録・報告−」
「表現の実践(三)−意見・主張−」
「表現の実践(四)−論述−」
「表現の探究」
の7単元で構成しました。
3実用的な教材を段階的に配列──解説には,書き下ろし原稿を数多く用意しました。また,学習
の動機づけとなるような,書き下ろし以外の文章も取り上げました。引用例文や作品例は,生徒が
親近感を持って学習できるよう,生徒作品や身近な話題の作品を多く取り上げました。
●「表現の楽しみ」は,表現学習の導入と位置づけ,生徒の自由な想像力や発想力を喚起するこ
とをねらいとしました。教材は,イメージを文章化することを基本に設定し,視覚的興味づけを
行って,スムーズに表現学習に入っていけるように工夫しました。
●「表現の基礎」は,「書くこと」「話すこと・聞くこと」の基礎力を身につけることをねらいと
しました。表現全体にかかわる文章を導入として用意し,文章作法に関する教材は,段階的に学
習できる構成にしました。
●「表現の実践」は,扱う内容・ジャンルを,学習指導要領の言語活動例に従いつつ細分化し,
「書くこと」
「話すこと・聞くこと」の両面から,実用度が高い順に配列しました。
●「表現の探究」は,「日本語の理解」と「表現の研究」の二つの要素で構成しました。「日本語
の理解」には,国語の表現の特色,日常の言葉遣いや語彙,語句や語彙の成り立ちなどを扱った
文章教材を,
「表現の研究」には,自分の表現技術を高めるための研究材料となる文章教材を用
意しました。
●「実践課題」では,具体的な場面を設定した表現活動を取り上げ,テーマと事例に即して主体
的に表現活動を行うことができるように教材を構成しました。
4学習課題・注などの工夫──本文の理解を深めたり,学習の手がかりを示したりするため,学習
課題や注などに工夫をこらしました。
●「学習」は,教材について評価・分析する課題,実際に表現活動をする課題の2本立てを基本と
し,脚注欄には,語注や,本文を補足する説明や用例を掲載したほか,本文の内容を理解するう
えで注意すべき事項を「問」の形で示しました。
●「参考」として,教材の学習を補助する解説を適所に用意しました。
●教科書の構成
ディベートをする
■表現の楽しみ
小・中学校の給食は廃止するべきである
写真からストーリーを創る
写真に五七五を付ける
実践課題③ 詩のカレンダーを作る
誕生月の詩を選ぶ
■表現の実践(四)−論述−
課題作文を書く
■表現の基礎
文章を書く意味
轡田隆史
課 題 私から見た「私」
小論文を書く
文章の書き方
わかりやすい表現
課題1 読書の意義について
表現の工夫
課題2 自由な生き方について
描写の方法
課題3 今後の食料消費の変化について
「言葉にする」ことから始めよう 池上 彰
参考 要約のしかた
相手理解は聞くことから
東山紘久
■表現の実践(一)−通信・案内・伝達−
メールか手紙か
吉岡昭子
実践課題① パンフレットを作る
■表現の実践(二)−記録・報告−
記録文を書く
アサガオ(田中 修)
レポートを書く
日本語の特徴
敬語の分類
参考 手紙の形式
紹介文・宣伝文を書く
―日本語の理解―
方言と共通語
手紙を書く
想像の旅
■表現の探究
鈴木康之
大石初太郎
ニュアンスを変える助詞
飯間浩明
日本語のレトリック
瀬戸賢一
古語雑談−「やさし」の語史
佐竹昭広
―表現の研究―
時間の見方を変えるとき
本川達雄
皐月
伊集院静
コップの中の論戦
清水義範
本校生徒の食生活と健康づくり(生徒作品) ■付録
実践課題② 資料を編集する
原稿用紙の使い方
■表現の実践(三)−意見・主張−
現代仮名遣いの要領 符号の付け方
考えを発表する
私の誇り(今田真由美)
話し合いをする
高校生活をどう過ごすか
参考 話し合いの形式
数字の書き表し方 句読点の付け方
誤りやすい表現
誤りやすい敬語
手紙の挨拶の例