ピアノⅥ 「右手の役割」 1.はじめに 2.右手の音域を広げよう

入学前教育《音楽》第 9 回
ピアノⅥ
「右手の役割」
1.はじめに
「 ピ ア ノ Ⅵ 、 Ⅶ 」 で は 、 将 来 現 場 でピ ア ノ を 弾 く 際 に 必 要な 両 手 の 動 き を 紹 介し
ます 。
2.右手の音域を広げよう
メ ロデ ィ ー (主旋 律 )のほ とん ど は右 手 で弾 きま す 。前 回 まで は「 ドレ ミフ ァ ソ 」の
音ま でし か 使っ て いま せん でし た 。もっ と い ろい ろな 曲 が弾 け るよ うに 音域 を 広げ て
みま しょ う 。 こ の とき 、 指 使い や 指の 動 き に は注 意し ま しょ う 。
例)
1
2
3
4
5 ….
↑「アレ!?指 が足りない!!!!」
上 の 楽 譜 の 音 を つ な げ て レ ガ ー ト で 弾 く と き 、「 ピ ア ノ Ⅴ 」 で 学 ん だ 指 使 い だ けで
は 5 本 の指 では 足 りま せん 。
ピア ノ演 奏 では 、 音を レガ ート で 弾く た めに 、指 使い が 随時 変 化 し ます 。
①音が上がるとき
1
2
3
1
2
3
注意!!
矢印 の指 の 動か し 方に 注意 しま し ょう 。
右手 では 、 音が 上 がっ てい く際 に 指が 下 をく ぐり ます 。
下の 写真 は 「ミ 」 と「 ファ 」を 弾 く間 の 様子 です 。
「 ミ 」の 音 を 弾 い て い る 間 に
「ファ」の準備をします。
1
4
5
入学前教育《音楽》第 9 回
②音が下がるとき
5
4
3
2
1
3
2
注意!!
矢印 の指 の 動か し 方に 注意 しま し ょう 。
右手 では 、 音が 下 がっ てい く際 に 指が 上 をま たぎ ます 。
下の 写真 は 「 フ ァ 」と 「 ミ 」を 弾 く間 の 様子 です 。
「ファ」の音を弾いている
間 に「 ミ 」の 準 備 を し ま す 。
3.実践課題
・そ れで は いろ い ろな 指使 いで 練 習曲 を レガ ート に 弾 い てみ ま しょ う。
・い つも レ ガー ト で弾 ける よう に しま し ょう 。
練習 曲①くぐらせ・またぐ練習
練習 曲②1・2と5・4の練習
2
1
入学前教育《音楽》第 9 回
練習 曲③1・3と5・3の練習
練習 曲④1・4と5・2の練習
練習 曲⑤1・5と5・1の練習
4.まとめ
今回は右手の音域を広げて、色々な指使いに挑戦しました。すべての練習曲がき
ちん と弾 け るよ う にな ると 、右 手の 動 きが ス ムー ズに な り、難し い 曲も 弾 き や すく な
りま す 。こ れか ら は、この 練習 曲 を毎 日 一回 ずつ 弾き 、演奏 に 必要 なテ クニ ッ クを つ
けて おき ま しょ う 。
3