マットレス工法技術資料 ダウンロード

マットレス工法
技 術 資 料
− 設 計 編 −
1. 概説
「マ ットレ ス 工 法 」は 、表 層 処 理工 法の 一 つ で 、支 持 力 が 不足 す る 基 礎 地 盤 の表 層 または 地
中構造物の基礎の下に「パラリンク」と中詰材(砂、砂利または砕石など)を用いて立体的か
つ盤状に組み立てた構造体(マットレス構造体)を設置することにより,盤状で剛性のある構
造体を形成し、上部の構造物の荷重の分散およびマットレス構造体内のせん断抵抗を発揮させ
ることにより基礎地盤を補強する工法です。
「マットレス工法」の効果を以下に示します。
・ 上載荷重を分散させ,基礎地盤の支持力を改善できます。
・ 透水性の良好な地盤を形成できます。
・ 地盤の側方流動に有効です。
・ 不同沈下を軽減できます。
・ 地下水位が高く,湧水のある場所にも適用できます。
・ 現地の形状に合せた施工ができます。
・ 軽量であるため,資材の搬入が容易であり,大型重機を必要としません。
・ 施工が容易であるため,専門技術者が不要です。
・ 施工による周辺環境への影響が最小限に抑えられます。
・ 低単価と工期の短縮化が図れるため,比較的安価です。
・ 中詰め材として建設発生土の一部の再利用化が可能です。
・ マットレス工法に使用する「パラリンク」は耐久性に優れています。
この技術資料は,当社の「マットレス工法」の設計についてまとめたものです。
「マットレス工法」の 擁壁基礎への適用例
マ ッ ト レ ス 工 法 の 模 式 図 を 、 図 -1 に 示 し ま す 。
図 -1
ここで、
マットレス工法
模式図
B : 載 荷 幅 (m)
H : マ ッ ト レ ス 構 造 体 の 厚 さ (m)
D f m : マ ッ ト レ ス 構 造 体 の 根 入 れ 深 さ (m)
q : 上 載 荷 重 (kN/m 2 )
p : マ ッ ト レ ス 構 造 体 下 面 に お け る 分 散 荷 重 (kN/m 2 )
ψ : 上 載 荷 重 分 散 角 ( ° ) で 、 ψ = 45°
T D : パ ラ リ ン ク ( 補 強 材 ) の 設 計 引 張 り 強 さ (kN/m)
θ : パ ラ リ ン ク の 許 容 伸 び に 対 す る 変 位 角 ( ° ) で 、 θ = 25°
q a : マ ッ ト レ ス 構 造 体 下 面 に お け る 地 盤 支 持 力 (kN/m 2 )
γ 1 , γ 2 : 支 持 地 盤 お よ び 根 入 れ 地 盤 の 単 位 体 積 重 量 (kN/m 3 )
γ m , φ m : 中 詰 め 材 の 単 位 体 積 重 量 (kN/m 3 ) お よ び せ ん 断 抵 抗 角 ( ° )
T : パ ラ リ ン ク の 引 張 力 に よ る 引 き 上 げ 効 果 (kN/m)
S : 中 詰 め 材 の せ ん 断 抵 抗 力 に よ る せ ん 断 効 果 (kN/m)
2.マットレス工法の適用
マットレス工法の補強効果は、軟弱地盤上に構築される構造物に対する支持力の改善であり,
以下のような構造物基礎などに適用できます。
3.パラリンクの材料特性
マットレス工法に採用される「パラリンク」は、高強度ポリエステル長繊維を並行かつ密に
引き揃えて芯材として用いており、その繊維束を被膜した帯材料です。
そ の 帯 材 料 を 縦 方 向 に 等 間 隔 に 揃 え て 、4.5m 幅 の 面 状 に し た 高 強 度 ジ オ シ ン セ テ ィ ッ ク で す 。
パ ラ リ ン ク : NETIS登 録 No.HR-990111-Ⅴ
設計比較対象技術
粗礫
品 番
製品基準強度
Tmax
設計強度 T A
(120年耐久時)
設計強度 T AE
(地 震 時)
50L
100L
150L
200L
250L
300L
400L
500L
600L
700L
800L
900L
1000L
50
100
150
200
250
300
400
500
600
700
800
900
1000
31
63
95
126
158
190
253
332
399
466
532
599
665
39
79
119
158
198
238
317
416
499
582
665
748
832
4.設計手順
4.1
設計の流れ
マットレス工法の設計は、パラリンクの引張り力による引き上げ効果と中詰め材のせん断抵
抗によって発揮されるせん断効果と上載荷重に対するマットレス構造体内での荷重分散効果お
よび基礎地盤の許容支持力の関係から、パラリンクの品番選定(設計引張り強さ)とマットレ
ス構造体の厚さを決定します。
設 計 の フ ロ ー チ ャ ー ト を 、 図 -2に 示 し ま す 。
図 -2
設計のフローチャート
4.2
設計条件の設定
設計にあたっては、「2.マットレス工法の適用範囲」に限定します。上部構造物や上載荷
重などのほか現場の諸条件から考慮すべき荷重、対象となる構造物基礎形状、根入れ深さ、地
下水位などを適切に設定する必要があります。
4.3
基礎地盤の許容支持力の算定
基礎地盤の許容支持力は、対象となる上部構造物および基礎地盤の地形・地質・土質条件な
どを考慮します。
ここでは、擁壁基礎などに用いられる代表的な支持力算定式として道路示方書(Ⅰ共通編・
Ⅳ 下 部 構 造 編 )・同 解 説 の 支 持 力 式 を 適 用 し ま す 。他 の 詳 細 な 事 項 に つ い て は ,関 連 す る 指 針 ・
示方書などに準じるものとします。
無 処 理 地 盤 で の 支 持 力 の 判 定 は 、 式 (1) に よ り ま す 。
・・・式 (1)
こ こ で 、 α 、 β : 基 礎 の 形 状 係 数 ( 帯 状 基 礎 の 場 合 α =1.0、 β =1.0)
K :根入れ効果に関する割増し係数
c :支 持 地 盤 の 粘 着 力 (kN/m 2 )
N cN qN r: 荷 重 の 傾 斜 を 考 慮 し た 支 持 力 係 数
S cS qS r: 支 持 力 係 数 の 寸 法 効 果 に 関 す る 補 正 係 数
γ 2 : 根 入 れ 地 盤 の 単 位 体 積 重 量 (kN/m 3 )
γ 1 : 支 持 地 盤 の 単 位 体 積 重 量 (kN/m 3 )
D f m : 根 入 れ 深 さ (m)
B : 載 荷 幅 (m)
qa <q
の場合、支持力不足となり対策工 が必要となります。
こ こ で 、 q a : 支 持 地 盤 の 許 容 支 持 力 (kN/m 2 )
q : 上 載 荷 重 (kN/m 2 )
な お 、 マ ッ ト レ ス 底 盤 部 に お け る 基 礎 地 盤 の 許 容 支 持 力 q a m a t の 算 定 に 関 し て も 、 式 (1)
を用います。
4.4
マットレス構造体の条件設定
マ ッ ト レ ス 構 造 体 の 条 件 設 定 は ,マ ッ ト レ ス 構 造 体 の 機 能 を 発 揮 さ せ る た め の 中 詰 め 材 の 選
定(土質定数),パラリンクの品番選定(設計引張り強さ)およびマットレス構造体の厚さを
適切に設定する必要があります。
4.4.1
中詰め材の選定
マ ッ ト レス 工 法 に 用 い る 中 詰 め 材 は ,せん 断 強 さ が大 き い 礫 ,砕 石 な ど の 粗 粒 土を 用い る の
が理想的です。しかし,これらの材料の入手が困難な場合には,礫質土や砂質土も適用できま
す。また,マットレス構造体の内側に透水性の不織布を敷設し,基礎地盤との分離や材料の流
出を防止するように配慮する必要があります。なお,近年の建設副産物や建設発生土などの再
利用や再資源化に関連して,再生骨材や粒状化処理した発生土などを用いることも可能です。
4.4.2
設計引張り強さ
パ ラ リ ン ク の 設 計 引 張 り 強 さ は 、 「 3 .パ ラ リ ン ク の 材 料 特 性 」 に 示 し て い る 設 計 強 度 ( 120
年耐久時)を標準的に用います。
4.5
マットレス工法の補強効果と分散荷重の算定
マ ッ ト レ ス 構 造 体 の 厚 さ は , 施 工 性 な ど を 考 慮 し , 最 小 50cm 以 上 の 厚 さ を 確 保 す る も の と
します。
マ ッ ト レ ス 工 法 の 補 強 効 果 と し て は , 以 下 の 3つ の 効 果 を 考 慮 し ま す 。
① パラリンクの引張り力による引き上げ効果
② 中詰め材のせん断抵抗力によるせん断効果
③ マットレス構造体内での荷重分散効果
そ れ ぞ れ の 効 果 に つ い て は 、 図 -3
マットレス工法の補強効果の模式図に示すとおりです 。
マットレス補強効果
図 -3
①引き上げ効果T
②せん断効果S
③分散効果p
マットレス工法の補強効果の模式図
図 -3 に 示 す よ う に 、載 荷 幅 B 、上 載 荷 重 q の 帯 基 礎 の 下 部 に 根 入 れ D f m で マ ッ ト レ ス を 設 置 す
る 場 合 を 考 え ま す 。 上 載 荷 重 q は 補 強 領 域 内 を 分 散 角 ψ で 分 散 し 、 厚 さ Hの マ ッ ト レ ス 下 面 で
の分布圧はpとなります。このとき、引き上げ効果をT、せん断効果をSとすると、単位奥行
き 当 り に つ い て 式 (2) が 成 り 立 ち ま す 。
・・・式 (2)
従 っ て 、 式 (2) よ り 、 マ ッ ト レ ス 下 面 で の 分 布 圧 p は 、 式 (3) の よ う に な り ま す 。
・・・式 (3)
構造物下面での分布圧とマットレス自重の和が、マットレス底盤部における基礎地盤の許容
支 持 力 q a m a t を 満 足 す る よ う に し ま す 。 よ っ て 、 式 (4) が 成 り 立 ち ま す 。
・・・式 (4)
①引き上げ効果Tの算定
パ ラ リ ン ク の 設 計 引 張 強 さ を T D 、 許 容 伸 び に 対 す る 変 位 角 を θ と す る と 、 図 -4 よ り
引 き 上 げ 効 果 T は 、 式 (5) の よ う に な り ま す 。
・・・式 (5)
図 -4
マットレス工法の引き上げ効果の模式図
② せ ん 断 効 果 Sの 算 定
せ ん 断 効 果 Sは 、 載 荷 重 が 分 散 す る と 上 載 荷 重 分 散 面 上 に お い て 発 揮 さ れ る と し ま す 。
簡 略 の た め 、 上 載 荷 重 分 散 面 上 の 中 点 を 通 る 鉛 直 面 上 で 評 価 で き る と 仮 定 す れ ば 、 S は 式 (6)
で与えられます。
図 -5
マットレス工法のせん断効果の模式図
・・・式 (6)
こ こ で 、 受 働 土 圧 P p は 、 式 (7) よ り 、
・・・式 (7)
ま た 、 中 詰 材 の 受 働 土 圧 係 数 は 、 ラ ン キ ン の 式 (8) よ り 、
・・・式 (8)
従 っ て 式 (6) ∼ 式 (8) よ り 、 せ ん 断 効 果 S は 、 式 (9) と な り ま す 。
・・・式 (9)
ここで、
γ 2 : 根 入 れ 地 盤 の 単 位 体 積 重 量 (kN/ m 2 )
D fm: マ ッ ト レ ス 構 造 体 の 根 入 れ 深 さ (m )
H : マ ッ ト レ ス 構 造 体 の 厚 さ (m )
γ 1 : 支 持 地 盤 の 単 位 体 積 重 量 (kN/ m 2 )
φ m: 中 詰 材 の 内 部 摩 擦 角
③ 上 載 荷 重 に よ る 分 散 効 果 p ’の 算 定
マ ッ ト レ ス 下 面 に お け る 上 載 荷 重 に よ る 分 散 効 果 は 、 上 載 荷 重 分 散 角 を ψ と す る と 、 図 -6
よ り 式 (10) で 与 え ら れ ま す 。
・・・式 (10)
図 -6
マットレス工法の分散効果の模式図
本設計書では上記3つの効果を利用して、
を満足する最適な補強材と
必要なマットレス厚を決定します。
次ページ以降に、マットレス工法(擁壁)の設計計算例を添付します。
【参考文献】
1)
( 社 ) 土 質 工 学 会 : 補 強 土 工 法 、 1994
2)
弘中淳市、平井貴雄、谷津淳:載荷実験によるマットレス工法の補強メカニズムの 解明、
ジ オ シ ン セ テ ィ ッ ク ス 論 文 集 第 20巻 、 2005
3)
( 財 ) 土 木 研 究 セ ン タ ー:ジ オ テ キ ス タ イ ル を 用 い た 補 強 土 の 設 計・施 工 マ ニ ュ ア ル 、2000
4)
落 合 英 俊 、松 下 博 通 、林 重 徳:硫 酸 イ オ ン を 含 む 地 盤 に お け る 住 宅 基 礎 、土 と 基 礎 、1986
5)
ジ オ グ リ ッ ド 研 究 会 : 「 ジ オ グ リ ッ ド 工 法 」 ガ イ ド ラ イ ン 、 1990
6)
( 社 ) 日 本 道 路 協 会 : 道 路 橋 示 方 書 ( Ⅰ 共 通 編 ・ Ⅳ 下 部 構 造 編 ) ・ 同 解 説 、 2002
パラリンクマットレス設計計算 N型 H1900 常時
1.無対策地盤の許容支持力 (L型擁壁)
無対策地盤の許容支持力を「道路橋示方書・同解説(下部構造編)」の支持力公式により算定
する。
(1)計算条件
無対策地盤の許容支持力
地盤反力
〃
上載荷重
支持力に対する安全率
支持地盤の粘着力
支持地盤の内部摩擦角
上部構造物の根入れ
上載荷重の載荷幅
支持地盤の単位体積重量
構造物根入れ地盤の単位体積重量
基礎の形状係数(帯状基礎の場合α=1.0、β=1.0)
荷重の傾斜を考慮した支持力係数
〃
〃
根入れ効果に関する割増し係数
支持力係数の寸法効果に関する補正係数
〃
〃
:qa
:q1=
:q2=
:q=
:Fs=
:c1=
:φ1=
:Dfm=
:B=
:γ1=
:γ2=
77.11
77.11
77.11
3.0
30.00
0.00
0.50
1.50
8.00
19.00
:Nc=
:Nq=
:Nr=
:K=
:Sc=
:Sq=
:Sr=
5.14
1.00
0.00
1.10
0.69
0.51
0.87
2
kN/m
2
kN/m
kN/m2
kN/m2
°
m
m
3
kN/m
kN/m3
(2)支持地盤の許容支持力
qa =
1
Fs
(α・K・c1・Nc・Sc+K・γ2・Dfm・Nq・Sq + 1/2・γ1・β・B・Nr・Sr)
=
1
3.0
(
=
1.0
×
1.10
×
30.00
×
5.14
×
0.69
+
1.10
×
19.00
×
0.50
×
1.00
×
0.51
+ 1/2×
8.00
×
1.0
×
1.50
×
0.00
×
0.87
<
q=
40.79
kN/m2
(3)判定
qa =
40.79 kN/m2
77.11
kN/m
2
判定: 支持地盤の許容支持力<上載荷重であるため、対策工を必要とする。
)
2.マットレスの検討
(1)計算条件
パラリンクの品番
設計強度
パラリンクの伸びに対する変位角
マットレスの厚さ
中詰材の単位体積重量
中詰材の内部摩擦角
支持力に対する安全率
構造物根入れ地盤の単位体積重量
上部構造物の根入れ
上載荷重
上載荷重の載荷幅
荷重の分散角
支持地盤の単位体積重量
支持地盤の粘着力
支持地盤の内部摩擦角
荷重の傾斜を考慮した支持力係数
〃
〃
支持力係数の寸法効果に関する補正係数
〃
〃
:パラリンク
:TD=
:θ=
:H=
:γm=
:φm=
:Fs=
:γ2=
:Dfm=
:q=
:B=
:ψ=
:γ1=
:c1=
:φ1=
:Nc=
:Nq=
:Nr=
:Sc=
:Sq=
:Sr=
100
62
25.00
0.50
20.00
35.0
3.0
19.00
0.50
77.11
1.50
45.0
8.00
30.00
0.0
5.14
1.00
0.00
0.69
0.51
0.74
L
kN/m
°
m
kN/m3
°
kN/m3
m
2
kN/m
m
°
kN/m3
2
kN/m
°
(2)中詰材の受働土圧係数
Kp = tan2(45° + 0.5×φm)
=
3.69
(3)マットレスの効果
ME = {γ2・Dfm・H + 1/3・γm・H2}Kp・tanφm+2TDsinθ
={
19.00 ×
0.50 ×
0.50
+ 1/3 × 20.00 ×
0.50
×
3.69 ×
+
2 ×
=
68.98 kN/m
35.0
tan
62 ×
2
}
°
25.00
sin
°
(4)マットレス底面に作用する鉛直応力 qmat
qmat =
=
q・B - ME
B + 2H・tanψ
1.50
+
+ γm・H
77.1 ×
2 ×
+
20.00 ×
=
28.67 kN/m2
1.50 −
0.50 ×
68.98
tan
45.0
°
0.50
(5)マットレス底面の許容支持力 qamat
qamat =
1
Fs
=
1
3.0
=
{α・c1・Nc・Sc+(γ2・Dfm + γ1・H)Nq ・Sq+ 1/2・γ1・β・(B+2・H・tanψ)Nr・Sr)}
1.0
×
30.00
×
5.14
×
0.69
+(
19.00
×
0.50
+
8.00
×
0.50
+ 1/2×
8.00
×
1.0
×(
1.50
+
2
×
0.50
×
tan
°)
×
0.00
×
0.74
{
37.92
45.0
)× 1.00
kN/m2
(6)判定
qamat =
37.92 kN/m2
> qmat=
28.67
kN/m
2
⇒ OK
×
}
0.51
その他の品番に対する検討結果を表-1に示す。
表-1 マットレス品番別検討結果
ME(kN/m)
品番
設計強度(kN/m)
パラリンク50L
31
42.78
パラリンク100L
62
68.98
パラリンク150L
93
95.19
パラリンク200L
124
121.39
パラリンク250L
155
147.59
パラリンク300L
195
181.40
パラリンク400L
261
237.19
パラリンク500L
332
297.20
パラリンク600L
399
353.83
パラリンク700L
466
410.46
パラリンク800L
532
466.25
パラリンク900L
599
522.88
パラリンク1000L
665
578.66
マットレス底面の許容支持力qamat=
2
判定
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
2
kN/m
1.50
0.50
45.0
0.30
m
m
°
m
qmat(kN/m )
39.15
28.67
18.19
7.71
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
37.92
(7)マットレスの必要最小幅
図-1 マットレス幅算定用図
マットレスの最小必要幅 Lは以下の通りです。
L=B+2H・tanψ+2α
ここに、 基礎幅
マットレス厚さ
荷重分散角
余裕シロ(片側 0.3m)
:B=
:H=
:ψ=
:α=
上式により必要幅は下記の通りとなります。
L=
=
1.50 +
2 ×
0.50 × tan
+
2 ×
0.30
3.10 m
45.0 °
(8)形状断面
B=
H=
L=
W=
1.50
0.50
3.10
0.80
m
m
m
m
パラリンクマットレス数量(延長1.0m当り)
補強材=
不織布=
中詰材=
(L+H)×2+1.0
L+H×2
L×H
=
=
=
8.20 ㎡ (上面部ラップ1m)
4.10 ㎡ (底面+両側面)
1.55