CCD面への投影 CCD面を z = -1 の平面とする 座標系で考える (X,Y,Z) Z : 視線ベクトル 金星 (球) 光が集まる点=原点 O X -1 (-X/Z,-Y/Z) Xccd CCD面 Y Yccd North Azimuthについて 北極 名称変更 視線ベクトル N 金星中心 (球の中心) N Xccd North Azimuth CCD面 Yccd CCD基準座標から見た Nについて 北極 視線ベクトル Lc N 金星中心 (球の中心) O から金星中心へ向かう 単位ベクトル π/2+φsc N N = (cosEcosNA, cosEsinNA, sinE) Lc O 拘束条件 : Sub Spacecraft Latitude = φsc E N・Lc = cos(π/2+φsc) X NA Y ( Lc ≡ (Xc,Yc,Zc) ) 楕円フィッティング から求まる 未知数E,NAに対して拘束条件は1つ SPICEの情報に頼る? 楕円中心 (x0,y0) CCD基準座標から見た Lcについて CCD面 Z:視線ベクトル Y Lc tanθ2 tanφ θ2 tanθ1 Lc θ1 λ X φ 長軸方向 a : 長軸半径 tanθ1 = r – a tanθ2 = r + a r = √(x02+y02) φ = (θ1 + θ2 )/2 λ = atan(y0/x0) or 楕円の傾き λc = λ + π φc = π/2 – φ として 楕円フィッティングから求める Lc = (cosφccosλc, cosφcsinλc, sinφc) CCD基準座標から見た 金星表面上の座標について 北極 E0をNとLcと同一平面上に取ると E1 = Lc × N / cosφsc N E0 = E1 × N E0 E1 金星中心 (球の中心) Lc 金星球上の座標: 金星中心座標を(Vx,Vy,Vz)とした時、 緯度φ・経度λに相当する座標(x,y,z)は E0 が経度0°を指すとして Vx x y = RvcosφcosλE0 + Rvcosφsinλ E1 + Rvsinφ N + Vz z E0 が経度λ0を指す時は λ → λ-λ0 と置き換え Vy -x/z CCD面上では -y/z に投影される CCDに投影される緯度経度の様子 緯度線は10°毎、経度線は15°毎 D(金星-衛星) = 5 RVenus North Azimuth = 90 ° Sub Spacecraft Latitude = 0° Sub Spacecraft Longitude = 0° ・視線ベクトルが金星中心を通らない例 tan(Δθ) tan(Δθ) ・視線ベクトルが金星中心を通る tan(Δθ) tan(Δθ) 円の中心= (0,0) 円の半径 = 0.2041 楕円の中心 = (-0.5,0.5) 長軸半径 = 0.3 +:衛星直下点 ◇:楕円(円)の中心 ×:原点(視野中心) CCDに投影される緯度経度の様子 緯度線は10°毎、経度線は15°毎 D(金星-衛星) = 5 RVenus North Azimuth = 90 ° Sub Spacecraft Latitude = 60° Sub Spacecraft Longitude = 0° ・視線ベクトルが金星中心を通らない例 tan(Δθ) tan(Δθ) ・視線ベクトルが金星中心を通る tan(Δθ) tan(Δθ) 円の中心= (0,0) 円の半径 = 0.2041 楕円の中心 = (-0.5,0.5) 長軸半径 = 0.3 +:衛星直下点 ◇:楕円(円)の中心 ×:原点(視野中心) 楕円の最小二乗フィッティング http://imagingsolution.blog107.fc2.com/blog-entry-20.html より 上図のように 楕円の中心を(X0,Y0) X軸方向の長さをa Y軸方向の長さをb 楕円の傾きをθ としたときの一般式は となります。 (この一般式の作成方法はグラフ(関数)の拡大縮小、平行移動のページを参照下さい。) この式を展開し、Xi、Yiに関して整理すると、 この式を展開し、Xi、Yiに関して整理すると、 楕円の最小二乗フィッティング http://imagingsolution.blog107.fc2.com/blog-entry-20.html より となり、右辺の1を左辺に移項して未知数部分を変数で置き換えると としたくなりますが、これだと全ての項に変数がかかっているため、変数A∼Fの定数倍の 組み合わせができてしまい、 A∼Fの解が不定になってしまうので、式全体をA∼Fの どれかの値で割ると変数を1つ減らす事ができ、 と置きます。 この式の2乗の和が最小になるよにA∼Eの値を決めればいいので、 の式をA∼Eで偏微分し、行列で現すと 楕円の最小二乗フィッティング A∼Eを求めるために両辺に逆行列を掛け合わせると http://imagingsolution.blog107.fc2.com/blog-entry-20.html より となり、未知数A∼Eを求める事ができます。 ここから先の計算が複雑で自信の無い部分なので、自己責任で参照願います。 A∼Eの値を元に本来求めるべき楕円の中心、傾き、長軸、短軸の長さは 中心の座標(X0,Y0) 楕円の傾きθ X軸方向の長さa、Y軸方向の長さb となります。 与えた値 (x,y) = (256,256) (a,b) = (128,102.4) 楕円フィッティングの様子 テスト画像 (赤枠はフィッティング結果) 青線:長軸 黄線:短軸 θ = -30° Y [pixel] 残差 Residual [pixel] 計算結果 Center of Ellipse : x0,y0 = (255.92966 , 256.05099) Long axis, Short axis : a,b = (127.89121 , 102.33278) Theta : -30.069228 ←楕円の傾き 与えた値 (x,y) = (256,256) (a,b) = (128,124.8) 楕円フィッティングの様子 テスト画像 (赤枠はフィッティング結果) 青線:長軸 黄線:短軸 θ = -30° Y [pixel] 残差 Residual [pixel] 計算結果 Center of Ellipse : x0,y0 = (255.97796 , 256.05144) Long axis, Short axis : a,b = (127.9341 , 124.83187) Theta : -30.310308 ←楕円の傾き 与えた値 (x,y) = (256,256) (a,b) = (128,127.681) 楕円フィッティングの様子 テスト画像 (赤枠はフィッティング結果) 青線:長軸 黄線:短軸 θ = -30° Y [pixel] 残差 Residual [pixel] 計算結果 Center of Ellipse : x0,y0 = (255.99644 , 256.05158) Long axis, Short axis : a,b = (127.9541 , 127.64303) Theta : -31.703951 ←楕円の傾き 楕円フィッティングの様子 楕円 青線:長軸 黄線:短軸 円 楕円フィッティングの様子 青線:長軸 黄線:短軸
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