戦評 女子決勝・3位決定戦

平成27年度 清澄杯 女子決勝
中山JBC VS 駒岡
<1Q>
駒岡オフェンスでスタート。ハーフからのマンツーマンディフェン
ス。駒岡は2-2-1(2-3)のゾーンディフェンス。中山#4
が右サイドから駒岡のディフェンスにぴったりマークさらながらも
上手くかわしレイアップシュートで先制点を決める。次いで駒岡#
6もミドルシュートを決め、両チームとも落ち着いてスタートを
切ったように見えた。がしかし、中山#14のミドルシュートに続
き、ゴール下で転倒状態のまま放った中山#4のシュートも決まる
と、残り時間表示3分から両チームのスコアはストップ。そしてそ
のまま1Qを終了。その間、中山チームは駒岡のディフェンスを振
り切るナイスなコンビネーションプレーが何度もあったが、シュー
トがミスショットで終わるため得点差をつけられなかった。駒岡
チームは#5をハイポストにステイさせてはいるがパスinがあまり
行われず、#4と#6のインサイドのプレーの方が多かった。
(中山 6 対 2 駒岡)
<3Q>
中山ボールのスローインで後半スタート。早々に中山#7が左サイ
ドから勢いのあるドライブ~シュートをきっちりと決める。両チー
ムともディフェンスはハーフからのマンツーマン。中山は終始力強
いドリブルと安定したパス捌きで小さくパス&ランを繰り返し、駒
岡のディフェンスを振り払ってシュートチャンスをつくっていく。
中山#7と#6が迷いのない積極的なドライブ~シュートを決める
と中山の選手たちに余裕が見え始め、#15のカウント1スローも
決まり、前半戦ではあまり見られなかったロングシュートも#6、
#14、#7が連続できれいに決めた。一方、駒岡は#8のポスト
プレーや#4#6のカットインプレ一で果敢にゴールに向かって行
くが中山のディフェンスをかわし切れない。駒岡の3Qの加点はフ
リースローのみで終わった。
(中山 25 対 10 駒岡)
<2Q>
駒岡ボールでスタート。両チームともディフェンスは1Qと同様。
先ず、中山#5が右サイドのウィングポジションからミドルシュー
トを2本連続で決める。すると中山のオフェンスの勢いが増し、左
右へのパス回しが一層早くなり、駒岡のディフェンス対応が遅れた
チャンスを逃さずにゴールに攻め入る場面が増えた。が、シュート
が決まらない。スコアを伸ばせないまま3分近く経過した後によう
やく中山#6の3ゴール目が決まった。一方、駒岡はローポストに
ステイさせている#8にパスinして加点を狙う手段に出る。だが中
山のディフェンスに阻まれて思うようなシュートが放てない。アウ
トサイドからの攻めも試みるが結果OF→DFに切り替わる場面が
多く、まごまごした状態を切り抜けられない。駒岡は#9のゴール
下シュートと#7の2本とも決めたフリースローを何とか得点に結
びつけた。 中山チームは今一つ調子に乗りきれないまま・・・
駒岡チームは強みを発揮できないまま・・・ 前半戦を終了した。
(中山 12 対 6 駒岡)
<4Q>
駒岡ボールでスタート。先ずは、駒岡#6の攻めがシュートファウ
ルをもらい2投目のフリースローを決めて得点を先取。が直ぐ中山
#14に2点返される。得点の欲しい駒岡だが、オフェンスリバウ
ンドが拾えずリシュートに繋がらない。選手たちの気持ちに弾みが
つかないまま最終局面まできてしまったような、そんな印象が残っ
た。一方、中山は安定したプレーで大きなミスもなく#4のゴール
下シュート、#7のフリースローシュートと#6からの絶妙なパス
を受けたゴール下シュートをしっかり決めて決勝戦を終了した。
(中山 33 対 11 駒岡)
平成27年度 清澄杯 女子3位決定戦
十日市場 - レッズ宮前
<1Q>
ジャンプボールを制した十日市場のオフェンスからゲームはスタート。
ディフェンスはお互いオールコートマンツーマン。緊張の中、先制点は十日
市場の#12が決める。レッズ宮前も#5が連続で得点し、すぐさま逆転する。
十日市場の#4も速攻から連続得点と両者一歩もいかない展開。
しかし、両チームとも硬さからトラベリングやイージーなシュートミスが続
き、チャンスを掴むこが出来ないまま1Qは終了する。
【十日市場 6 VS 8 レッズ宮前】
<3Q>
ディフェンスは十日市場がハーフコートマンツーマン、レッズ宮前はオール
コートマンツーマンで後半戦がスタート。
最初の得点はまたしても十日市場。レッズ宮前の#4がドライブで切り込み
得点すると、そのシュートを皮切にお互いに点の取り合いとなる。
十日市場は高さを活かしてゴール下で得点を重ねるものの、レッズ宮前の厳
しいディフェンスが効き始め、徐々にレッズ宮前ペースとなっていく。
そして終盤になり、レッズ宮前の#4が得点を決めついに逆転する。
しかし、すぐさま十日市場もオフェンスリバウンドから#15が得点し、同
点となった所で終了する。ゲームは両者譲らずふりだしに戻る。
【十日市場 22 VS 22 レッズ宮前】
<2Q>
開始早々に十日市場の#7がゴール下でファールをもらい、フリースローで得点。
続いて#6のドライブが決まりすぐに逆転する。
レッズ宮前は#14と#15が前から厳しいオールコートマンツーマンで十日市場
のボール運びを苦しめる。十日市場は#7と#14がゴール下をしっかりカバーし、
ハーフコートマンツーマンでじっくり守る。
レッズ宮前は十日市場のディフェンスを崩せず攻めあぐねる時間が続く。
徐々に十日市場のペースになり点差が開き始めたところでレッズ宮前はタイム
アウトを取る。終了間際にレッズ宮前の#14がシュートを決めて一矢報いるも
十日市場のリードで前半を終える。
【十日市場 14 VS 10 レッズ宮前】
<4Q>
ディフェンスは両チームとも変わらず、マンツーマンでスタート。
レッズ宮前は開始からディフェンスを厳しくし、#14がボールを奪いこの試合で
初めて先制点を取る。しかし、十日市場も#14がすかさずゴール下から得点を返
す。そして、リバウンドから#4が速攻で得点し再びリードすると、続いて#8の
ロングシュートも決まる。
レッズ宮前も大事なフリースローを2本決め、#7のドライブで再び同点とするな
ど両チームとも一歩も譲らず時間が過ぎて行く。しかし、終盤に差し掛かり、十
日市場#5がオフェンスリバウンドを頑張り、バスケットカウントで再びリード
を奪う。レッズ宮前はオールコートのプレスディフェンスを頑張りチャンスを狙
うが、十日市場の#4に連続でシュートを決められてしまい試合終了。終始ゴー
ル下を制した十日市場が勝利しました。
【十日市場 34 VS 28 レッズ宮前】