科目名:日本経済史 担当者:長谷部弘 時間:2学期 火3・木2 対象学年: 3

科目名:日本経済史
1.
担当者:長谷部弘
時間:2学期 火3・木2
対象学年:
3・4年
授業の目的と概要
本講義の目的は、日本における国民経済の歴史を概説し、受講者に日本経済の歴史を鳥瞰する視点
を提供することです。講義全体は、大まかに、1)近代以前(近世幕藩体制社会)、2)明治維新期、3)
工業化の時代、4)二つの世界大戦と戦時経済、5)戦後日本経済、という5つの時代カテゴリーに分け
て論じる。本年度(2015 年度)の講義は 1)から開始する。
2.
学習の到達目標
①日本経済史上の主要な出来事を、事実の確認と歴史的文脈の把握、という二点で理解する力を獲
得すること。②経済現象の歴史的因果関係や経済社会の歴史的性格・構造について明確な理解を獲得
すること。③個々の経済的問題を歴史的な全体性の中で考える能力を身につけること。
3.
授業の内容・方法と進度予定
授業は、基本的にパワーポイントを用いたプレゼンテーション方式。その内容と予定の概要は下記
の通り。トピックスは変更の可能性あり。講義の全体を通じて「歴史的鳥瞰図」を提供。
序.日本経済史の見方・考え方
・講義案内&歴史学としての経済史学について(No.00)
・「最近の日本経済史研究の世界(№1)
」
1.近世幕藩体制社会の特徴(№2~10: 交錯する前近代(pre modern)と近世(early modern)
2.明治維新(№11~15) 日本における「帝国的国民国家」の形成と「国民経済」の形成
3.日本における近代的経済社会の成立と発展(№16~19) 近代国家の形成と産業発展
4.二つの世界大戦と日本資本主義経済(№20~25)日本経済の工業化と東アジアにおける世界戦争
5.戦後日本の経済発展とその帰結(№26~29) 経済成長と経済大国化の時代
6.むすび:日本の<経済発展>と現代(№30)
4.
成績評価方法
1)授業時の小レポート(全体の 30%)
2)中レポート(全体の 10%)
3)学年末筆記試験(全体の 60%)
5.
教科書と参考書
授業の概要ないし資料のプリントを進行にあわせて配布する。他に必要な参考文献や参考資料は随
時授業の中で指示・紹介する。
6.
予習と復習について
授業時に配布する授業内容項目レジュメと文献に基づいて予習と復習を行うことが望ましい
7.
その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)
連絡先:研究室 501、電話(内)7789、email:[email protected])
。
オフィスアワー:授業後約 1 時間(研究室にて可)
※授業の進め方および注意事項の詳細は、さらに授業時の「講義案内」において説明します。