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ガス会社(四国局分)の託送供給約款の認可申請に対する意⾒への⾒解
分類
意⾒内容
⾒解
託送料⾦審 査につ
○【四国】
○【四国】
いて
都市ガスの⾃由化は電⼒の⾃由化よりも障壁が多い様に思い
・今年4⽉の⼩売りの全⾯⾃由化以降、既存電⼒会社から新規参
ます。
⼊者への切り替えは 10 ⽉末時点で約 209 万件となっており、全体の
新電⼒会社のように、新規参⼊業者が多くは出てこないと思い
約 3.3%となっております。また、既存電気事業者内での新メニューへ
ます。
の切り替えを合わせると、約 385 万件となっており、全体の 6.2%となっ
今年 4 ⽉より電⼒が全⾯⾃由化になりましたが、実際のとこ
ております。切り替え開始から、半年時点ということを踏まえましても、順
ろ、電⼒会社の切り替えは 2%程度にとどまり、その 2%の内訳
調に推移していると認識しております。
も東京ガス・⼤阪ガスといった⼤⼿ガス会社といったところです。
・託送料⾦は、送配電サービスの対価として、⼩売電気事業者から⼀
新電⼒会社の料⾦メニューも驚くほどの低料⾦メニューではな
般送配電事業者に対して⽀払われるものです。電⼒系統の上流にあ
く、切り替えるのは⾯倒なので今のままで良いという消費者と様
る送電・変電設備は、特別⾼圧・⾼圧部⾨向けと低圧部⾨向けの両
⼦⾒の消費者といったところではないでしょうか。
⽅のサービスで利⽤されます。⼀⽅、電⼒系統の下流にある配電設備
価格競争⼒を⽣むためにも、やはり託送料⾦が適正な価格出
は、低圧部⾨向けのサービスでは利⽤されるものの、⾼圧・特別⾼圧
ないといけないのではと思います。
部⾨向けのサービスでは利⽤されません。そのため、低圧部⾨向けの託
電⼒の託送料⾦が⾼圧よりも低圧の⽅が⾼く設定されている
送料⾦は、特別⾼圧・⾼圧向けの託送料⾦と⽐べて、相対的に⾼く
のはどうしてなのか?
なります。
都市ガスの託送料⾦も同じようであれば、新規参⼊は限られた
・ガスも同様の理由により、⾼圧部⾨よりも低圧部⾨の⽅が相対的に
⼤⼿会社でしか参⼊できず、また料⾦メニューもさほどの低料
⾼い託送料⾦になっておりますが、電⼒・ガス取引監視等委員会での
⾦メニューが出てこないのではないでしょうか?
託送供給約款の審査に当たっては、申請された託送供給約款につい
これでは本当の⾃由化とは⾔えません。是⾮とも適正な託送
て、料⾦表を精査し、特定の者に対して不当な差別的取扱いをするも
料⾦の設定をお願いしたいと思います。
のとなっていないか否かを、託送供給約款料⾦審査要領に基づき専
⾨的かつ客観的な視点から厳正に審査しました。