科目名:生産管理 1. 担当者:石塚史樹 時間:2学期(火1+金2) 対象学年:3・4 年 授業の目的と概要 企業における基幹業務の1つである生産管理について学習する。この際、日本と並ぶ高品質生産 管理体制を実現しているドイツ企業の生産管理の諸活動を歴史的な視点とともに体系的に理解し、 これをもとに、より良い企業システムを構築するための基礎能力を身に付けることを目的とする。 なお、同授業において「生産」に言及した場合、必ずしも製造業のみに限定しない。 2. 学習の到達目標 ・生産管理に関する基本用語および基礎知識を体系的に習得する。 ・ドイツの生産システムを歴史的な文脈の上で理解する。 ・ドイツ生産体制の体系と仕組みを学び、生産管理活動の実態を把握する。 ・ドイツ企業の人的資源管理の側面に焦点を当て、効率的な生産体制とは何かを考える。 3. 授業の内容・方法と進度予定 ・以下の順で各項目をそれぞれ数回に亘り、事例(ケース)を用いながら解説する。 (1) オリエンテーション:先進工業国の生産体制について (2) ドイツの製造業の状況 (3) ドイツのサービス産業の状況:銀行業を中心に (4) ド イ ツ 企 業 に お け る 発明と生産:歴史的発展を踏まえ (5) ド イ ツ 型 生産管理システムと法制度 (6) ド イ ツ 企 業 の 生 産 組 織 の 構 築 (7) ド イ ツ 企 業 に お け る 生産性向上の手段:モチベーション (8) ドイツ製造業を支える人的資源 (9) ドイツ企業の強みと問題点 4. 成績評価方法 ・期末試験と出席状況により、成績を評価する。 ・その比率は「期末試験:出席状況=50:50」である。 5. 教科書と参考書 ・教科書:授業開始時に指示する。 ・資 料:Statistisches Bundesamt(ドイツ統計局)の HP 上の統計資料など (英語での閲覧も可能) ・参考書:適宜、授業中に紹介する。 6. 予習と復習について ・予習として、毎回授業最後の次回予告において内容をその都度指示する。 ・復習として、授業中に板書した事項のノート整理を行うこと。 7. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等) ・企業活動(就職先としてのそれを含め)に興味・関心を待っている学生の受講を希望する。 ・毎回、授業中に質問や意見を求めるので、授業への積極的な参画を期待する。
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