第61回 「チチリン会」のご案内

各 位
第61回 「チチリン会」のご案内 ※チチリン会:秩父と輪読を合わせ、さらに学びを通じて参加する人皆さんの「心の鐘」をチリリンと鳴らすような「ときめきや感動」が得られますように、という願いを込めて名付けました。
※稲盛塾長著書・機関誌等の深い理解を通じて、フィロソフィを血肉化し、参加者ひとり一人の心を高める、会社をよくする、
地域社会の発展に寄与することを目的とする。
前回の学びから・・・『生き方』人間として一番大切なこと「第4章 利他の心で生きる」稲盛和夫著
◎心の持ち方ひとつで、地獄は極楽にもなる
もうかれこれ40年あまりも昔の話ですが、京セラがまだ中小企業だった頃、私は入社式の時に、大卒の新入社員に対して次のような話をした事があります。
・・・・・キミたちは、今まで両親や社会のさまざまな人たちのお世話になって生きてきた。これからは社会人になるのだから、今度は社会に対してお返しをして
いく番だ。社会人になってまで、人から何かをしてもらおうという気持ちでいてはダメだ。「してもらう」側から「してあげる」側へと、立場を180度変える必要が
あるのだ。
このような話をするきっかけとなったのは、京セラがまだ小さく、十分な設備も制度もない。しかし、これから会社を立派にして、十分な福利厚生もなかった頃
のこと、入社して間もない大卒の新入社員たちが「もっとましな会社かと思っていたら、福利厚生もしっかりしていないし、待遇もよくない」などと文句を言ってき
たからです。
それに対して、私は「確かに今はまだこの会社は小さく、十分な設備も制度もない。しかし、これから会社を立派にして、十分な福利厚生もある会社にして
いくのは、これからキミたちの働きいかんだ。してもらうのではなく、自分で創りあげるのだ」と叱りました。
他人から「してもらう」立場でいる人間は、足りない事ばかりが目につき、不平不満ばかりを口にする。しかし、社会人になったら、「してあげる」立場に立っ
て、周囲に貢献していかなくてはならない。そのためには人生観、世界観を180度ひっくり返さなければならないと、諭したのです。
◎利他に徹すれば物事を見る視野も広がる
ただし、気をつけなくてはならないのは、利己と利他は裏腹の関係にある事です。つまり小さな単位における利他も、より大きな単位から見ると利己に転じて
しまう。会社のため、家族のための行為には、確かに利他の心が含まれているが、「自分の会社さえ儲かればいい」「自分の家族さえよければいい」と思ったと
たんに、それはエゴへとすり替わり、また、そのレベルに留まってしまうのです。
会社のためという「利他の行い」も、会社のことばかりだと、社会からは会社のエゴと見える。家族のためという個人レベルの利他も、家族しか目に入っていな
ければ、別の視点からすると家族という単位のエゴと映るかもしれない・・・従って、そうした個人レベルの利他に留まらないためには、より広い視点から物事を
見る目を養い、大き単位で自分の行為を相対化してみることが大切になってきます。
※日時:平成27年1月21日〈水〉
※場所:大曽根商事会議室〈輪読会〉 輪読会(DVD鑑賞予定):17時15分~18時30分〈予定〉 住所:埼玉県秩父市黒谷280-1 〒368-0001 電話0494-25-2091
コンパ~心ときめくコンパ~:18時30分頃~
※勉強会会費:無料 コンパ:1000円
〈オードブル等軽食&ソフトドリンクで、楽しく、心で学び、磨き合いましょう〉
12月22日(水)に行われた「チチリン会」において、心に深く感じた、強く印象に残った内容・言葉・フレーズなど
・小さな単位における利他も、より大きな単位から見ると利己に転じてしまう➝物事を広い視点から見る目を養い、客観的な正しい判断ができるようになりたい。
〈浅香幸子〉
・してもらうのではなく、自分で創り上げるのだ➝してもらうのではなく、してあげる側に立ち、周りのみんなの事を考え、良き事を少しでも多くしていきたいと思いま
した。〈引間照夫〉
・「してもらう」側から「してあげる」側へ➝社会人は、他の人がやりたがらない事をさりげなくしてあげる人だと思いました。そのような人になりたいと、いつも思って
います。〈若尾雅之〉
・小さな単位における利他も、より大きな単位から見ると利己に転じてしまう➝「利他」というのは、難しいものだと考えさせられました。大きな単位での利他を行う
のは難しいので、まずは自分の周囲の人への利他の心を持って接したいと思います。〈小林翼〉
・利己と利他はいつも裏腹の関係➝今自分の行いが本当に利他であるか考えて行動していきたい。〈彦久保紫穂〉
・己の事は脇に置いて、まず他人を思いやる、暖かな心の発露➝まずは常に自分の事よりも他の人を思いやる利他の心を持つ人間でありたいと思います。〈萩
原真由子〉
・今持っている物で足りる心がなかったら、さらに欲しいと思っているものを手に入れたところで決して満足することはできないはず➝今ある状況を大事にして、
その中から少しずつでもたるを知るようにしていきたい。知足になる事で、生き方を安定させたいと思う。〈杉浦遼〉
・心の持ち方で、地獄は極楽にもなる➝うどんの例え話であるように、現場でここがやりたいように仕事をすれば、効率も悪くなり時間がかかりすぎてしまう(地
獄)。逆に相手を思いやり、手薄な場所を手伝ったり、先読みし、段取りから出来れば、仕事がスムーズに事が運ぶ(極楽)を見て来ているので、「心の持ち方」を
意識しながら、仕事をしたいと思った。〈黒澤正和〉
・物事と言うのは、善意で考えるのと悪意で考えるのとでは、自ずから辿り着くところが違ってくるものです➝物事を考える時に、相手の事を思いやることを忘れ
てしまいがちなので、今後もっと相手の事を思いやりながら行動したいと思います。〈土屋萌〉
・温かい思いやりの心を持てるかどうかで、そこが極楽にも地獄にもなる➝思いやりの心がなければ、人間関係はうまくいかないと思います。自分が良ければ良
い、自分が楽できれば良いという気持ちは持たず、常に他の人の為に自分は何をすべきかを考え、行動したい。〈関根達也〉
・「してもらう」側から「してあげる」側へ➝来年は先輩になると思うので、自覚を持ち後輩の手本となれるよう努力したい。〈髙野可彬〉
・より良い環境を自分で創り上げる➝現状の不満ばかりを上げていくのではなく、自分が働きやすい環境を整えていく事で仕事が楽しくなり、好循環を生み出すの
だと感じた。〈柳田江津子〉
・相手の立場を尊重する姿勢、己の意見だけに固執せず相手の考えも十分に思いやる気持ち➝お客様や現場の方と接する時に、相手の事を考える事はとても
大切だと思います。常にその事を意識して仕事をしていこうと思います。〈浅海敏子〉
・賢明な人は、そのように他人の為に尽くす事が、他人の利だけに止まらず、めぐりめぐって自分も利することにも気付いているものです➝人の為にしてあげた
事は、結果的に必ず自分の為でもあり、次々に人から人へとつながっていくのだと思いました。〈田村悟〉
・人から何かをしてもらおうという気持ちではダメだ。「してもらう」側から「してあげる」側へと、立場を180度変える必要がある➝常に自分のあり方を意識して、
反省の心を忘れず、出来る事は積極的にやって、仲間の為に尽くしていきたい。〈高柳順一〉
出席希望の方は、必要事項を記入の上、直接、大曽根商事㈱までFAXまたはメールにてお申込みをよろしくお願いします。
締め切り日 1/16(金)
ふりがな
氏名
会社名
住所
輪読会
電話番号
出席 ・ 欠席
コンパ
出席 ・ 欠席
事務局:柳田江津子、高柳順一、高橋寛、浅海敏子、大谷香穂里〈大曽根商事㈱内 電話:0494-25-2091 FAX:0494-25-0885〉
大曽根商事㈱
《FAX》
0494-25-0885
《メール》
oosone_kawata_nao
[email protected]