花生展について 花器、花瓶と総称し、茶の湯では花入あるいは花生 とも言います。 歴史的には銅製のものが最も古く、陶磁製がこれに 次ぎます。 中国では花入としては唐代の彩壺が最初とされます。 日本では茶の湯の発展とともに陶磁の花入れが使わ れるようになりました。 日本、中国、東南アジアなど製作地も数多く、形も 多岐に亘ります。 本展は「茶の湯の席で使われる花入」として初めか ら花入の用途として作られたもの、最初は祭器、酒 器、貯蔵器として作られたもので、後世に茶の湯の 席で花入に転用されたものを展示しております。 1Fに中国のもの、2Fに日本を中心に朝鮮のもの を展示しております。 近年では茶の湯に限らず、外国人の方の「侘び、寂 びブーム」で様々な器が花入として転用され楽しま れているようです。
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