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平成27年度
アナログ版 Twitter(ツイッター)
まほろば
第6号
平成27年6月11日発行
不定期便
校長便り
《発行者》
太宰府市立国分小学校
校 長
古田 信也
「腰骨を立てる」ことを大事にしています!
~「あ・す・な・ろ・も・こ」の指導の充実から~
雨に濡れた紫陽花の色が目にも鮮やかに映ります。保護者の皆様、いかがお過ご
しでしょうか。
学校では、9日(火)に「プール開き」を一斉に行いましたが、低い気温や雨の
ために、水泳学習が実施できないでいる状況です。スカッと晴れた日が訪れるのを
心待ちにしているところです。
さて、今日は、「腰骨を立てる」ことの大事さについて、触れたいと思います。本
校では、これまでずっと「あ・す・な・ろ・も・こ」を合い言葉に、これらのこと
がきちんと出来る子どもを育てていこうと日々指導を行っています。説明を加える
までもありませんが、まだ、ご存知で無い方のために説明をしますと、「あ・す・な
・ろ・も・こ」とは、下のような内容です。
あ―挨拶をする。
す―スリッパ・靴を並べる。
な―名札をつける。
ろ―廊下を静かに歩く。
も―黙動(清掃)をする。
こ―腰骨を立てる。
特に、今日は、「腰骨を立てる」ことについて、話題にします。
というのは、私が教室を回っていて、この「腰骨を立てる」ことが出来ていない
子どもが意外に多いからなのです。どの教室を回っていても、机に寝そべって友達
や先生の話を聴く子ども、目を机に近づけてノートなどをとる子どもなど、必ず数
名見かけます。気付いた担任が、注意をしてもしばらくはできますが、長続きはな
かなかしません。ご家庭では、どんな状況でしょうか。この腰骨を立てることを「立
腰」(りつよう)とも言います。この立腰のよさを教育者でもあり、哲学者でもある
森 信三さんは、「立腰の功徳 十箇条」として、以下のようにまとめています。
《立腰の功徳
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やる気がおこる。
集中力が出る。
持続力がつく。
頭が冴える。
勉強が楽しくなる。
十カ条》
6 成績もよくなる。
7 行動が俊敏になる。
8 バランス感覚が鋭くなる。
9 内臓の働きがよくなる。
10 スタイルが良くなる。
「立腰」のよさが、10個もあるなど意外に思われる方も多いと思いますが、学
校でもこうしたことも踏まえて子どもたちに、「腰骨を立てる」ことの大事さを伝え
て、その徹底を図っています。ご家庭でも、姿勢の悪い様子が見られたら、是非一
声掛けてください。よろしくお願いします。
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