第11回

入 学 前 教 育 《 音 楽 》 第 11 回
ピアノⅦ
「左手の役割」
1.はじめに
右 手が メ ロデ ィ ーな のに 対し 、左手 に は「 伴奏 」と呼 ばれ る メロ ディ ーの 拍 子な ど
の役 割を 担 うこ と が多 くあ りま す。伴 奏の 形 には いろ い ろな 種 類が あり ます が、今 回
は頻 繁に 出 てく る 伴奏 型を 紹介 し ます 。
2.まずはテンポを定める
左手 の練 習 の際 に は「 メト ロノ ー ム」 を 使っ てみ るの も 効果 的 です 。
「メトロノーム」とは…一 定テ ンポ を 正し く 示す 機械 。
目 盛 を 「 60」 に 合 わ せ る と 、 時 計 の 秒
針と同じはやさになります。
↑ 楽 譜 の 左 上 に は 、 こ の よ
うにテンポが表示されます。
※キーボード等に、メトロノーム機能
が付いているものがあります。
1
入 学 前 教 育 《 音 楽 》 第 11 回
3.伴奏の色々
①和音の弾き方 ・・・和 音は 2つ 以 上の 音 を同 時に 打鍵 し ます 。
今回 は代 表的 な 4つ の 和音 をご 紹介 し ます 。
1
1
1
1
3
2
3
2
5
5
5
5
※手の構えは丸くしたまま、力まないように注 意しましょう。
※すべての音が均 等な大きさになるように、すべての指への重みを考えて弾きましょう。
注意!! 和音の指 使いの見方は下のようです。
1 ソ
3 ミ
5 ド
練習 曲①
※打鍵の際、すべての指 が同時に打鍵できるようにしましょう。
2
入 学 前 教 育 《 音 楽 》 第 11 回
②分散 和音 その1・・・和音 と 同じ 音 を同 時 で はな く 分散 し て演 奏 す るこ と を言 い ます 。
※
部 分の音は指が上がらないように、レガートで弾きましょう。
※和音の部分 はすべての指が同時に打鍵できるようにしましょう。。
練習 曲②
…繰り返し
※それぞれの伴奏 型を何度も繰り返し弾いてみましょう。
③分散和 音 その2・・・
※すべての音がレガートになるように打 鍵しましょう。
練習 曲③
…繰り返し
※上の各伴奏 型を何 度 も繰り返し弾いてみましょう。「ドソミソ・ドソミソ...」のように
※一定のテンポで弾けるようにしましょう。
4.まとめ
今回は左手の伴奏について勉強しました。伴奏は音楽の基本となる拍子をつかさ
どる もの な ので、一 定 のテ ンポ で 均等 に 弾き 続け られ る よう に 何度 も練 習し ま しょ う 。
左手 の同 じ 動き の 繰り 返し はな か なか で きま せん 。し かし 、繰 り 返 し練 習し て いる と
必ず 出来 る よう に なり ます !!根 気 強く 頑 張り まし ょう !!
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