第4学年「初雪のふる日」 実践報告 第4学年2組 1.実践で目指したこと <単元の目標> ・作品に関心をもち、読後感につながる言葉や表現を味わいながら読むことができる。 ・場面の移り変わりに注意しながら、登場人物の気持ちの変化や情景を読み取ることができる。 ・文章を読んで考えたことを発表し合い、一人一人の感じ方について違いのあることに気付くこと ができる。 2.本時の指導を振り返って 本時のめあて:第2,3場面を読み、自分の読後感につながる表現に気付くことができる。 〈△成果と○課題〉 △「不思議な感じ」という読後感をもった児童に中に、ほとんど全部の文にサイドラインを 引いた児童が数人いた。そのため、一つ一つの表現に目を向けるのが難しかった。もう少 し絞ってサイドラインを引く工夫をするべきだった。 ○全文を表示し、そのなかに児童の意見を書き込んでいった。そのことで一人一人の意見を クラスの全員で共有することができた。また、それを教室に掲示しておくことで、前時ま での学習の記録を残しておくことができた。 ○読後感につながる表現を探す活動とともに、女の子の様子を表す表現を追っていくことで、 場面の移り変わりと女の子の気持ちの変化を読み取ることができた。(全文表示に書き込 む際に女の子の様子だけ、ピンク色の紙で書き込んでいた。) ○白うさぎが出てくる表現にサイドラインを引き、自分の読後感とのつながりを発表した児 童が多数いた。白うさぎは「かわいらしい」という意見と、白うさぎは「こわい」という 意見に分かれた。その中で、かわいらしいはずの白うさぎが女の子をさらおうとしている から、よりいっそう怖い感じが強まっているという意見が出た。一人一人の感じ方の違い を出し合うことによって、作品の特徴に気が付くことができた。 3.本時以降の授業より 本時と同様に4場面以降も読後感につながる表現を探しな がら、女の子の気持ちの変化を追っていった。いろいろな表 現を取り上げていく中で、「繰り返し」「白うさぎが出てくる表 現」「天気や季節に関係のある表現」が読後感に関係してい るということに気が付いて、それらを分類し、整理した。最後 に作品の魅力はどんなところかを書く活動では、それらの 「繰り返し」「白うさぎが出てくる表現」「天気や季節に関係の ある表現」に着目して書いた児童が多数いた。
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