面積の求め方を考えよう

第5学年 算数科学習指導略案
1 単元名
「面積の求め方を考えよう」(平行四辺形と三角形の面積)
2 本時の学習
(1)本時の目標
○高さが三角形の外にある場合でも,三角形の面積の公式を適用できることを理解する。
(2)先行学習(予習)
○教科書 23 ページの、まことさんとなおこさんの考え方について説明をノートに書く。
(3)本時の展開
過程
教
え
る
教
え
る
学 習 活 動
1本時のめあてをつかむ。
教 師 の 指 導
備 考
○前時を振り返らせてから本時に扱う三角形を 三角形の図
提示し、本時のめあてをつかませる。
三角定規
赤ペン
高さを見つけて三角形の面積を求めよう。
2高さがわかりにくい三角形に ○まことさんとなおこさんの考えから、高さが
も高さがあることを理解する。 外にある三角形も面積が求められることを確
認し、高さがあることを教える。
※高さのわかる三角形と同じ考え方で面積を
求めていることをつかませる。その上で、
平行四辺形内の高さと外にある高さが同じ
ことを確認する。
6×8÷2=24
24㎠
※大きい三角形から小さい三角形をひいて求
め、面積が同じになることを確認する。
計算が面倒であることにもふれる。
10×8÷2=40 4×8÷2=16
40−16=24
24㎠
〈東書下p23〉
2面積の公式が使えることを理 ○底辺(辺BC)と見つけた高さ(直線AD)
で公式適用ができることを確認し、高さが外
解する。
にある三角形も公式が使えることを教える。
その上で次のことをおさえる。
・「底辺」と「高さ」の垂直関係。
・垂直関係を見つけやすくするために底辺を
延長さてもよい。
・高さのとりかたは一つではない。
〈東書下p23〉
○板書の図を使って説明するとともに、児童に
もP.23の図を使って高さをかきこませる。
○方眼入りの三角形に高さを作図する問題と、
/ 3理解確認問題を解く。
理
公式を適用して面積を求める問題(教科書P
解
.23②(1))で理解の確認をする。
の
確
認
めあて掲示
ワークシート
まことさんの
図
三角定規
赤ペン
青ペン
なおこさんの
図
三角形の図
三角定規
赤ペン
青ペン
公式カード
底辺と高さの
関係図
ワークシート
〈東書下p23〉
4終わった児童は見合わせをす
る。(相互に説明をする。)
・答えを確認する。
/
考
え
さ
せ
る
○机間指導で理解状況をつかみ、支援を必要と
する児童を中心に個別指導をする。
○見合わせをさせて自分の考えを説明し合い、
理解を深めさせる。わからないときは話し合
いや教え合いをするよう促す。
○答え合わせをし理解の確認をしたあと、めあ
てに対するまとめをする。
高さが外にある三角形の面積も、公式を用いて求めることができる。
/
理 5理解を深めるために活用・発展 ○条件過多の三角形で必要な条件を選び公式を
解
型の問題を解く。
適用して面積を求める問題(教科書P.23②(1)
の
(2))、さらにチャレンジ問題として、補助線
深
を入れて必要な底辺や高さを計測して面積を
化
求める問題(P.29②(1))に取り組ませ、理解
の深化を図る。
ワークシート
三角定規
赤ペン
青ペン
〈東書下p23〉
〈東書下p29〉
○まず理解深化問題として2問取り組ませ、早
く終わった児童は、見合わせをしたり、発表
の準備をしたりするように促す。その際、底
辺と高さをおさえながら説明するように助言
する。
○机間指導で理解を確認し、支援を必要とする
児童を中心に個別指導をする。
○チャレンジ問題が解けたら、別の考え方(底
辺を変えて)で解くように指示する。
6活用・発展型の問題について全 ○代表児童の考え方をもとに全体で確認し、理
体で話し合い、さらに理解を深 解の深化を確かめる。
める。
/
定 7練習問題を解く。
着
の 8今日の学習のふりかえりを記
診
入し,自己評価する。
断
(4)予習
○次時の学習範囲を読む。
○練習問題に取り組ませることで、定着度を確 ワークシート
認し達成感を味わわせる。
○本時の学習でわかったこと、よくわからなか 振り返りカー
ったことを自己評価させる。
ド