❖科目名 Course Title 社会の認識「はじめての国際政治学―国家・EU・ユーロ―」 ❖担当教員 Instructor 遠藤 乾 ❖開講学期 Semester 2 ❖履修可能人数 Capacity 50名(遠隔) ❖授業形態 Type of Class 講義 ❖対象学年 Year ❖単位数 Number of Credits 1~ 2 ❖キーワード Key Words 国際政治、EU、欧州連合、ヨーロッパ統合、世界秩序、国家主権、ユーロ、東アジア共同 体 ❖授業の目的 Course Objectives 本講義は国際政治学の入門編として位置づけられる。その際、国際政治(学)の基本的な知 識を教授しつつ、現代国際政治において重要性を増しているヨーロッパ連合(EU)を取り 上げ、その全体像をコンパクトにわかりやすく提示しながら、国家や主権、国際秩序、グロ ーバル化について考察することを目的とする。国際政治学とEU(研究)のもつ面白さを、 その問題点とともに、多角的に示すこととなろう。 ❖授業概要 Course Description 本講義は国際政治学の入門編として位置づけられる。その際,国際政治(学)の基本的な知 識を教授しつつ,現代国際政治において重要性を増しているヨーロッパ連合(EU)を取り 上げ,その全体像をコンパクトにわかりやすく提示することを目的とする。 ❖到達目標 Course Goals 授業を通して聴講した学生は、以下を理解しているはずである。 ①現代国際政治の基本的構造 ②EUや地域共同体の特質・重要性 ③ヨーロッパ統合の歴史 ④ヨーロッパ統合がもつ理論的な意義・課題 ⑤国家、主権、グローバル化の現代的な意味 ❖授業計画 Course Schedule 1)導入部分で、我が国の外交や生き方にひきつけ、国際政治の構造とEU(研究)の意義 と射程について把握したのち、 2)歴史的にどのような統合過程を経て現在にいたったのか、とくにどのようなリーダーシ ップがなにを創ってきたのか、 3)市場・通貨統合後のEUが、いかなる政治体へ変容したのか、とりわけデモクラシーと の関連でいかなる問題を提起しているのか、 4)加盟国拡大・憲法批准挫折後、EU(諸国)がどのような特質や傾向を持つのか、 5)米欧関係やグローバル化との関連を中心に、現行の世界秩序に対して、EUがどんな意 味をもちうるのか、 6)社会科学、とりわけ法学政治学の概念・思想に対してEUはいかなる含意を持ちうるの か、なかでも主権概念と補完性原理の関係を中心に、検討する。 7)そのことにより、グローバル化時代の国家や主権についてさらに踏み込んで考察する。 なお、教材はパワポでいつでもダウンロード可能な状態にする予定。 ❖成績評価 Grading System 期末テスト ❖テキスト Textbooks 統合の終焉―EU の実像と論理 / 遠藤乾 : 岩波書店, 2013, ISBN:978-4000258999 授業と試験は教科書に基づくのであらかじめ購入されたい。 ❖参考書 Reading List 統合の終焉―EU の実像と論理 / 遠藤乾 : 岩波書店, 2013, ISBN:978-4000258999 ヨーロッパ統合史 / 遠藤乾(編) : 名古屋大学出版会, 2008, ISBN:978-4815805838 原典ヨーロッパ統合史 / 遠藤乾(編) : 名古屋大学出版会, 2008, ISBN:978-4815806019 国際政治学 / 中西寛他 : 有斐閣, 2013 EUの知識 / 藤井良弘 : 日経文庫, 2010, ISBN:978-4532112240 ❖準備学習 Homework 教科書を購入し事前に読んでおくと、授業の理解は格段に進むと思われる。 ❖オフィスアワーOffice Hour ❖連絡先(E-mail)E-mail ❖質問・相談への対応方法 Contact Information ❖履修上の注意 Notes ❖備考 Other Information 大学において学ぶということ、知性の意味、立論の仕方、留学の可能性など、折々に入門を 意識した授業となる。 ※「対象学年」と「単位数」は,科目提供大学における数字であり,受講大学に応じて異なるので, 所属大学で確認してください。 ※「履修可能人数」は,科目提供大学以外の人数であり,遠隔と対面それぞれの受講形態で履修で きる人数を示しています。(例.5(遠隔),5(対面):遠隔授業で5名,対面授業で5名まで 履修可能。)
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