❖科目名 Course Title 科学・技術の世界「IT と日本語」 ❖担当教員 Instructor 小野 芳彦 ❖開講学期 Semester 2 ❖履修可能人数 Capacity ❖対象学年 Year 制限なし(遠隔) 1~ ❖単位数 Number of Credits 2 1名以上(対面) ❖授業形態 Type of Class 講義 ❖キーワード Key Words コンピュータ インターネット 日本語処理 キーボード 音声 漢字 文書処理 ❖授業の目的 Course Objectives 計算機による日本語処理の諸側面を話題に、言語学・言語情報学・日本語学の視点からの現 代の IT 技術・ソフトウエア技術を総括する。 ❖授業概要 Course Description インターネットをはじめとする IT に必須となった言語処理、特に日本語処理について、そ のそもそもからの技術史をたどる。情報科学と言語学の境界領域が身近に感じられるトピ ックを毎週一つずつ解説する。さらに、近未来の IT の姿を一緒に考えていく。 ❖到達目標 Course Goals 計算機処理に関する基礎知識の上に、自然言語処理および日本語特有の言語処理の概要を 知るとともに、現在・将来の IT 技術の利用についてメリット・デメリットを判断できるよ うになり、ヴィジョンを述べることができるようになる。 ❖授業計画 Course Schedule 第 1回 イントロダクション:コンピューターの能力 コンピュータの言語処理能力 コード 第 2回 「書く」能力 文字出力 漢字字形 第 3回 「話す」能力 音声合成→第 4 回に続く 第 4回 「聞く」能力 音声認識 第 5回 「読む」能力 その1 活字認識 第 6回 「読む」能力 その2 手書き文字認識 第 7回 入力共同作業 その1:人間側負担 キーボード 第 8回 入力共同作業 その2:機械側負担 カナ漢字変換 第 9回 文書の変化 文書処理 第 10 回 通信・手紙の変化 通信と会話 第 11 回 知的作業 その1:機械翻訳 機械翻訳 第 12 回 知的作業 その2:情報検索 Web 検索 第 13 回 知的作業 その3:テキストマイニング 第 14 回 未来の IT 日本語 人工知能と言語 多国語環境 第 15 回 試験(レポートの場合は別テーマの講義)と授業アンケート ❖成績評価 Grading System 文字 期末試験または期末レポートによる絶対評価とする。講義で紹介した観点に加えて、現在・ 将来の計算機利用に対する自分なりの考えの記述するものとする。 ❖テキスト Textbooks 網羅的な講義のため、適当な教科書はない。 資料や Web サイトを授業中にプロジェクター で投影する。講義後それらを Web サイトにて閲覧可能とする予定。 ❖参考書 Reading List インターネットで日本語はどうなるか / 西垣通、ジョナサン・ルイス : 岩波書店, 2001, ISBN:4000221078 インターネット完全活用編大学生のためのレポート・論文術 / 小笠原喜康 : 講談社, 2003, ISBN:4061496778 グ ー グ ル Google : 既 存 の ビ ジ ネ ス を 破 壊 す る / 佐 々 木 俊 尚 : 文 藝 春 秋 , 2006, ISBN:4166605011 ❖準備学習 Homework Web ページで提示するパワーポイント資料を予習する。1 時間程度 興味をもったシステムや事例について、Web 上の検索をして復習する。30 分~2 時間 ❖オフィスアワーOffice Hour ❖連絡先(E-mail)E-mail ❖質問・相談への対応方法 Contact Information ❖履修上の注意 Notes 初回の講義で Web サイトアドレスを周知する。 ❖備考 Other Information ※対面での履修については,講義室の状況によって履修者数を制限する可能性があります。 ※「対象学年」と「単位数」は,科目提供大学における数字であり,受講大学に応じて異なるので, 所属大学で確認してください。 ※「履修可能人数」は,科目提供大学以外の人数であり,遠隔と対面それぞれの受講形態で履修で きる人数を示しています。(例.5(遠隔),5(対面):遠隔授業で5名,対面授業で5名まで 履修可能。)
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