農業集落排水施設の省エネ運転による 維持管理費の削減

農業集落排水施設の省エネ運転による
維持管理費の削減
維持管理費
の削減
JARUSでは、汚水処理施設の電気料金の削減に向けて
新たな業務(省エネ診断業務、省エネ検討業務)を開始
○省エネ運転手法の例
項
目
概
要
1.流量調整槽撹拌装置の
間欠運転
流量調整槽内の撹拌装置の運転を流入負荷量に合わせて間欠運転や運転台数の調整
を行うもの。
2.流量調整ポンプの
運転手法
汚水計量槽の四角堰の堰を高めて戻り流量を少なくし、流量調整ポンプ稼動時間の短縮
を図るもの。
3.ばっ気撹拌装置及びばっ
ば 気撹拌装置 びば
気ブロワの運転調整
処 水質 び運転管
処理水質及び運転管理に支障がない範囲で処理施設の機器の稼働時間を調整するもの。
支障がな 範
処 施設 機器 稼働時間を調整するも
4.脱臭ファンの間欠運転
処理施設の立地条件や処理方式の確認を行った上で、脱臭ファンの夜間の運転停止等
の間欠運転を行うもの。
○ 「省エネ診断業務」及び「省エネ検討業務」の内容
業務は、施設の省エネの可能性を診断する「省エネ診断業務」とその結果を踏まえて具体的な省エネ
運転手法を検討する「省エネ検討業務」の二つがあります。
「省エネ検討業務」は、省エネの可能性の診断結果をご覧いただいた上で、運転方法を変更される場
合に用意している業務であり、予算面や実施面などでも効率的に省エネの検討が可能となります。
仮に、省エネ効果が期待できないなどで「省エネ検討業務」を行わない場合でも、「省エネ診断業務」で、
技術者 施設
転状況を現
確認 、必要な
を
す
、今後
転
JARUSの技術者が施設の運転状況を現地で確認し、必要なアドバイスをいたしますので、今後の運転
管理にも役立ちます。
なお、平成26年度の業務は、回分式活性汚泥方式、連続流入間欠ばっ気方式及びオキシデーションディッチ
方式のJARUS型施設を対象といたします。
○業務の経費
業務の経費は、見積りを基本とさせていただいております。なお、標準的な経費は、「省エネ診断業務」、「省エネ検討業務」
が1施設あたり30万円程度を目安としております(現地調査に必要な旅費等は別途必要となります。)。
業務名
標準的な経費
備 考
省エネ診断業務
1施設あたり30万円程度
現地調査に要する旅費等は別途
省エネ検討業務
1施設あたり30万円程度
現地調査に要する旅費等は別途
○業務の実施フロー
省エネ診断業務
施設及び運転状況の
把握
現地調査
・JARUSからお送りする調査票等に汚水処理施設の概要、運転状況
等について既存資料により記入いただくとともに、処理施設平面図など
関連資料をお送りいただきます。
・JARUSの技術者が現地に出張し、現地で機器の運転状況を確認し
た上で、運転方法等についての問題点やご要望を伺います。
・主要機器に電力量計を設置し、データを2週間程度収集します。
・電力量計による調査結果等から現状の運転状況を診断します。
報告書作成
・運転方法の変更による省エネの可能性について取りまとめます。
報告書をご覧いただき、運転方法を変更される場合は、
「省エネ検討業務」を用意しております。
(両業務を1業務として実施することも可能です。)
省エネ対策の提案
・省エネ診断結果を踏まえ、JARUSの技術者が現地に出張し、具体的
な省エネ運転方法を提案し、ご意見を伺います。また、対策の試行につ
な省エネ運転方法を提案し
ご意見を伺います また 対策の試行につ
いての具体的な内容や留意点等について説明し、指導を行います。
省エネ検討業務
・対策の試行を行う機器に電力量計を設置します。
・設置した電力量計でデータを1~2ヶ月間収集します。
対策の試行
報告書作成
省エネ運転の
省
ネ運転
本格実施
(・管理者で省エネ運転を試行いただきますが、その際、何か問題等が
あ
あればご相談や現地指導を行います。)
相談 現 指導を行
す。)
・対策の試行結果を分析し、今後の省エネ運転の本格実施について検
討を加え、結果を取りまとめます。
(・省エネ運転が本格実施された場合 JARUSがご相談に応じます )
(・省エネ運転が本格実施された場合、JARUSがご相談に応じます。)
集落排水施設に関するお問い合わせは JARUS若しくはお近くの都道府県水土里ネット(土地連)へお気軽に。
集落排水施設に関するお問い合わせは、JARUS若しくはお近くの都道府県水土里ネット(土地連)へお気軽に。
一般社団法人 地域環境資源センター
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