体の変化

BI-3-Ⅲ-08
担
当
者
一般目標
(GIO)
到達目標
( SBO s )
受 講 心 得・
準備学習等
事 後 学 習・
復 習 等
オフィスアワー
体の変化
輪千
第 3 学年
前期
必修
1 単位
浩史
身体の病的変化を病態生理学的に理解するために、代表的な症候(呼吸困難、発熱など)と
臨床検査値に関する基本的知識を修得する。
【症候】
1. 以下の症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患を説明できる。
発熱、頭痛、発疹、黄疸、チアノーゼ、脱水、浮腫、悪心・嘔吐、嚥下障害、腹痛・下痢、
便秘、腹部膨満、貧血、出血傾向、胸痛、心悸亢進・動悸、高血圧、低血圧、ショック、呼
吸困難、咳、口渇、月経異常、痛み、意識障害、運動障害、知覚障害、記憶障害、しびれ、
けいれん、血尿、頻尿、排尿障害、視力障害、聴力障害、めまい
【症候と臨床検査値】
1. 代表的な肝臓機能検査を列挙し、その検査値の異常から推測される主な疾病を挙げること
ができる。
2. 代表的な腎臓機能検査を列挙し、その検査値の異常から推測される主な疾病を挙げること
ができる。
3. 代表的な呼吸機能検査を列挙し、その検査値の異常から推測される主な疾病を挙げること
ができる。
4. 代表的な心臓機能検査を列挙し、その検査値の異常から推測される主な疾病を挙げること
ができる。
5. 代表的な血液および血液凝固検査を列挙し、その検査値の異常から推測される主な疾病を
挙げることができる。
6. 代表的な内分泌・代謝疾患に関する検査を列挙し、その検査値の異常から推測される主な
疾病を挙げることができる。
7. 感染時および炎症時に認められる代表的な臨床検査値の変動を述べることができる。
8. 悪性腫瘍に関する代表的な臨床検査を列挙し、推測される腫瘍部位を挙げることができる。
9. 尿および糞便を用いた代表的な臨床検査を列挙し、その検査値の異常から推測される主な
疾病を挙げることができる。
10. 動脈血ガス分析の検査項目を列挙し、その検査値の臨床的意義を説明できる。
11. 代表的なバイタルサインを列挙できる。
生体内分子と病態との関係について理解を深めることを心がける。
教科書と授業ノートを中心に理解を深めることを心がける。
平日(月~木)午後 5 時~6 時
授業の形式と各回の内容
授業の形式
回
項
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
病態検査
肝機能検査と疾患(1)
肝機能検査と疾患(2)
腎機能検査と疾患
血球と凝固検査と疾患
内分泌機能検査と疾患
代謝性疾患と検査
感染、炎症と検査
悪性腫瘍と検査
尿糞便検査と疾患
心臓機能検査と疾患
呼吸機能検査と疾患
動脈血ガス分析と疾患
講義形式
目
内 容
病態検査の分析原理、方法、データの見方
肝疾患における検査値の変動
ウイルス性肝炎における検査値の変動
腎疾患時における検査値の変動
血液疾患時の血液成分変動
内分泌疾患におけるホルモンの変動
糖尿病と,高脂血症における検査値の変動
感染症や炎症における検査値の変動
癌マーカーの変動と腫瘍部位の関係
尿糞便検査で診断可能な疾患
心疾患における検査値の変動
呼吸器機能疾患における検査値の変動
動脈血ガス分析で診断可能な疾患
成 績 評 価
の方 法
成 績 評 価
の基 準
教 科 書
輪千 浩史「疾患ハイライト 薬学臨床検査」 (京都廣川書店)
参考書 など
「薬と疾病 II.薬物治療(1)
」(東京化学同人)、「薬学生のための病態検査学」(南江堂)
定期試験の結果を基準に評価する。
定期試験結果の合計点が原則 60 パーセント以上を合格とする。