お菓子の名前

教
材
名
作成者
瀧口
お菓子の名前
学年
小学部
5年
指導場面
寄宿舎
余暇
智子
児童の実態
・写真やイラストのマッチングができる。
・おやつを食べるとき,菓子袋に書いてある文字を指さし,“何て書い
てあるの?”と聞いているかのような仕草をすることがある。
ねらい
・好きなお菓子の名前を知る。
・物の名前が文字で表されていることに気付く。
教材の使い方
工夫したこと
1. 写真に対応する文字カードを, ・気に入っているお菓子や,おやつ
選んで貼る。
で食べたことのあるお菓子を,写
・指導員が,児童が選んだお菓
真で表示した。
子の名前をはっきりと発音し ・文字の部分が分かるように,パッ
て聞かせる。
ケージと同じデフォルメされた
文字をピースにした。
児童の様子
・パッケージと文字のマッチングはすぐにできる
ようになった。文字の部分を指さして“読んで
ほしい”というような仕草をすることがあり,
本児もまねして声を出すことが増えた。
・おやつを食べるときに,お菓子の名前だけでなく原材料表示の文字も
指さしたり,掲示物の文字を指さしたりすることが増え,文字を音声
で聞きたい気持ちや,文字への興味が広がった。
教
材
名
作成者
小菅
買物をしよう!
学年
小学部
5年
指導場面
寄宿舎
買物
夏美
児童の実態
・家庭で,今年度より妹と 2 人で買物へ出掛けることが増えた。しか
し,決められた金額以上に購入してしまうことが多く,困っていた。
・今後,一人で買物へ出掛けることもあると考えられる。
・電卓,携帯電話の計算機能を使うことができる。電子機器を好む。
ねらい
・電卓を使い,設定した金額内で買物(学習)ができる。
教材の使い方
工夫したこと
2. 好きなカードを選択する
金額を確認しながら,選ぶ。
3. 電卓を使って計算する
・家庭と同様,200 円で計算する。
・インターネットの教材(お菓子)
を使用したが,興味がもてるよう
・選択したカードに書いた金額を 本児の好きな文房具の絵柄で作
設定金額の 200 円から引く。 成し併せて使用した。
・再度,カードを選択し,残金 ・時々,携帯電話の計算機を使うこ
から引いていく。
とで,楽しくできるようにした。
児童の様子
・計算方法をすぐに理解し,取り組むことができた。
・慣れる中で,安い金額だけを選ぶようになった。
色々な金額を組み合わせられるようにカードを
準備すると,考えながら選ぶようになった。
・寄宿舎内で行った買物遊びで,同様の方法で利用してみると使えてい
た。今後,校外の買物へ行った際にも,使用してみる。
教
材
名
作成者
上手に衣服を畳もう
中田
学年
小学部
指導場面
寄宿舎 衣服畳み
明斗
1年
児童の実態
・本児は洗濯物を畳む経験が少なく,畳む手順や順番が分からず,実際
に手本を見せても同じ様に畳むことが難しい。
・形合わせの課題が得意である。
ねらい
・衣服を畳む意識がもてるようになる。
・衣服を上手に畳めるようになる。
教材の使い方
工夫したこと
4. 衣服を型に合わせる。
・衣服を置きやすいように,型に衣
・型の線に合わせて衣服を置く。 服の形を線で描いた。
5. 順番に型を畳んでいく。
・型に切れ目を入れて,畳みやすい
・腕側から折り畳み,最後に胴の
部分を畳む。
ように折れ目を設けた。
児童の様子
・衣服を丸めて畳んでいたが,教材を使用することで
上手に衣服を畳めるようになってきている。
・繰り返し型を利用したことで,型が無くても手順
通りに畳もうとする様子が見られるようになった。
教
材
名
作成者
歯みがきの勉強会
泉
学年
小学部児童
指導場面
寄宿舎
めぐみ
歯磨き
児童の実態
・毎食後の歯磨きは,磨く順番の手順表を見たり,数を数えながら磨い
たりしている。しかし,すぐに終えようとしたり,磨き方にムラがあ
ったりして十分でないことが多い。指導員が必ず仕上げ磨きをしてい
る。
・歯や,歯についた歯垢を意識して磨くことができる。
教材の使い方
工夫したこと
1.歯垢の染め出し剤を使った磨き ・座って使用することにより注目し
方の手順表を提示する。
やすくした。
・手順を読み上げるごとに,対応 ・手順に対応した絵カードを手順表
する絵カードを提示して貼る。
から離し,舎生に近い距離で示す
ことで,注目や理解を促した。
児童の様子
・教材を使っての説明の後,染め出し剤を塗るの
を嫌がったり,歯磨きの手順を嫌がったりする
ことなく,概ね落ちついて取り組んだ。
・通常の歯磨きより,時間を掛けて行うことがで
きた。
・座位で鏡を見ながら行うことで,歯や歯垢を意識して取り組むことが
できた。
教
材
名
作成者
猪又
かっこよく食事しよう
揚子
Y
学年
小学部
2年
指導場面
寄宿舎
食事
児童の実態
・食事中に姿勢が崩れたり,手でつまんで食べたり,口に入れた物を出
したりと,食事動作の課題が多い。
ねらい
・めくりカードを見て注意点に気付き,自分で直すことができる。
教材の使い方
工夫したこと
6. 食卓に置いておく。
・最初に作った物は,食事の時の留
7. 留意点や称賛する点があったと
意点を「◯」と「×」の項目に分
きに,それに応じたカードを見
せて注意を促す。
・
「ペネロペが『かっこい~い』っ
け,かわいいイラストと文字で示
したが,あまり効果がなかった。
イラストを,お気に入りのペネロ
て言ってるよ。」や「ペネロペが
泣いてるよ。」などの言葉を掛け
る。
ペにしてうれしい顔や悲しい顔
に吹き出しを付け,ペネロペが話
し掛けているように作り直した。
児童の様子
・気が付いたときにカードを見せ,
「ペネロペが泣
いてるよ。」と言いながら注意すると,ペネロペ
の泣いている顔は見たくないようで,「泣かな
い。」と言いながらあわてて注意点を直し,笑顔
のペネロペが見えるように,カードをめくったり,「ペネロペが『か
っこい~い』って言ってるよ。」と言って見せると,
「かっこい~い。」
と応えてさらに姿勢を正し,うれしそうにしたりする。
教
材
名
作成者
「換気をしよう」
手島佳寿美
学年
幼児児童
指導場面
日常生活全般
幼児・児童の実態
・各学級で,手洗い,うがいなどの感染症予防については,個々の実態
に応じて継続的に指導・支援をしている。しかし,換気については,
子供たちがするというより,大人がしているため,換気が感染症予
防となることを知っている子供は少ないと思われる。
ねらい
・感染症予防についての興味・関心を高める。
・感染症を予防するために,換気をすることも必要であるということを
知ることができる。
教材の使い方
工夫したこと
1.絵を見て,操作し,窓を開ける ・絵を活用することにより,視覚的
と,外の新鮮な空気が室内に取 に理解を促すと同時に,興味・関
り込まれ,代わりに室内の空気 心をもちながら,換気も感染症予
中のウイルスなどの汚れが外
防のひとつであることを知るこ
に出ていくことを知る。
とができるようにした。
幼児・児童の様子
・保健室の掲示板前を通るときに,掲示してある教材の絵を興味深そう
に見つめたり,教材に触れたりする子供もいた。
教
材
名
作成者
検温タモリさん
(体温計カバー)
恒次
学年
小学部
指導場面
寄宿舎・保健室
律枝
3年生
児童の実態
・わきの下やその周辺に,体温計や人の手が触れることをとても嫌がり,
正確に検温することが難しい。
・耳での検温も苦手である。
ねらい
・わきの下用の体温計を使って,一人で体温を測ることができる。
教材の使い方
工夫したこと
8. 体温計を体温計カバ
・硬くて冷たいプラスチックの部分が皮膚に
ーに入れる。
あたらないように,肌触りが柔らかいフエ
9. わきの下に入れて,体 ルトでくるんだ。
温を測る。
・親しみがもてるように,本児が大好きな「タ
モリさん」風にした。
・わきの下の正しい位置にセンサーが入るよ
うに,同じ素材でストッパーをつけた。
・他に「アンパンマン」バージョンと「バイ
キンマン」バージョンも作成した。
児童の様子
・わきの下に体温計を入れて,わきを閉じるこ
とができるようになった。
・寄宿舎では,毎日自分から検温をする場所に
来て,一人で検温できることが増えた。
が分かる写真を入れる。