[ Topic 1] 花粉症シーズンに突入 ~アレルギ

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[ Topic 1]
花粉症シーズンに突入 ~アレルギーの薬(中編)~
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宇都宮セントラルクリニック
核薬剤部 阿久津源太
前回(Vol.39)では花粉症・アレルギー性鼻炎に用いられる抗ヒスタミン薬(内服)につ
いて説明しました。今回は点眼薬・点鼻薬について説明したいと思います。
○点眼薬
花粉が目に入ってかゆくてたまらず目をこすったら真っ赤になってしまった・・・非常
に辛い症状です。
目は非常に敏感な器官で、わずかな花粉でも反応しかゆみ・充血や異物感(目がゴロゴ
ロする)といった症状が現れます。
「アレルギー性結膜炎」といわれ、目をこすればこする
ほど悪化するので絶対にこすってはいけません。
まず予防法から。症状がひどいという方は花粉を目に入れない為のメガネやゴーグルが
有効です。また、外出時から返ってきたときに目を洗うのも有効ですが洗い過ぎは眼球を
傷つけかねないので注意しましょう。
さて次に点眼薬ですが、様々な種類のものがあります。ドラッグストアでもたくさん陳
列されていますよね。
その中でもよく使われているのが「ステロイド薬」と「抗ヒスタミン薬」です。抗ヒス
タミン薬については前回(Vol.39)で説明しましたが、内服薬と同じような成分が入ってい
ます。
ステロイド薬というのは炎症反応を抑える切り札的な薬で、副作用もそれなりにある(白
内障や眼圧上昇、感染症など)ので注意しながら使用する必要があります。処方せん医薬
品では「フルメトロン点眼液」が有名です。点眼液は基本 1 滴で十分な量の薬液が出ます
ので、くれぐれも差し過ぎには注意してください。
ただ、点眼液ではかゆみが抑えられないという患者さんの声もよく聞きます。その場合
はやはり「花粉そのものを目に入れない」ということに重きを置いた方がよさそうです。
○点鼻薬
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・・・もう説明するまでもありませんが、鼻の症状が花粉症
のメインです。
点鼻薬は最近ではほとんど「ステロイド点鼻薬」が用いられます。前回説明した抗ヒス
タミン薬の内服薬はくしゃみ・鼻水には有効ですが、鼻づまりに対してはそれほど効き目
がありません。特に鼻づまりがひどいという方にはステロイド点鼻薬がおススメです。ス
テロイド点鼻薬は鼻の粘膜に局所的に作用するので副作用が非常に少ないとされています。
ここ最近では 1 日1回の点鼻薬が登場し、処方せん医薬品では「ナゾネックス点鼻液」
「ア
ラミスト点鼻液」などがあります。使う時間はいつでもいいのですが、お風呂上がりの鼻
づまりが軽い時に点鼻するのがよいでしょう。ドラッグストアでは「コンタック鼻炎スプ
レー」や「ナザールAR」などがありますが、1日2回の使用となっており、また使用制
限も1ヶ月を超えないこととあるので少々使いにくいかもしれません。
これは余談なのですが、ステロイド点鼻薬を使い始めたら目のかゆみも軽くなったとい
う患者さんが結構いるようです。かくいう私も使っているのですが、確かにそんな感じ
も・・・。
いかがでしたでしょうか?もうすでにスギ花粉の飛散時期に入りましたので花粉症の方
はお辛いと思います。このコラムがお役に立てばうれしく思います。