5. 法科大学院出身者を法学研究者として養成すること

5. 法科大学院出身者を法学研究者として養成すること
法科大学院修了生を助教として採用しまたは法学研究科博士後期課程に進学させ、法学研
究者として養成すること(そのために優秀な法科大学院生に研究者の道に進むよう働きか
けること)は、本法科大学院が平成 16 年の創設以来一貫して続けてきた取組です。したが
って、決して「近時の」取組というわけではないのですが、本法科大学院と本研究科が最も
力を入れてきた取組の一つですので、ここで紹介しておきます。
現在、この取組は、主として、法科大学院を修了した後に博士後期課程に進学・編入学し
た学生を「特定研究学生」として採用し、図書費・外国語研修費等の補助、リサーチアシス
タントや教育補助スタッフとしての雇用を通じて、経済的な不安なく研究に専念できる環
境を整えることによって実施されています(詳しくはこちらをご覧ください)
。他の法科大
学院の出身者であっても、特定研究学生に採用されることは可能です(これまでにも例があ
ります)から、他の法科大学院を修了した後、本研究科博士後期課程に編入学して研究を開
始するという道ももちろんあります。しかし、研究職を目指すのであれば、本法科大学院に
入学して修了した後に本研究科博士後期課程に進学することをお勧めします。というのも、
本法科大学院では、リサーチペーパー制度など、本研究科博士後期課程に進学したあと研究
活動をスムーズに開始できるような仕組みを整えており、加えて、これまで多くの研究者を
輩出している本法科大学院には研究職志望者が集まりやすく、研究職という進路に関する
情報交換もしやすいと思われるからです。将来の進路選択として研究職も視野に入れてい
るという方には、ぜひ本法科大学院に出願していただきたいと思います。