平成 27 年 7 月 2 日 数値解析 2 レポート課題 提出に関する用件 締め切り:8 月 5 日(水)午後 5 時まで 提出方法:2 号館 1 階の菊地の郵便受けに提出,もしくは 2 号館 5 階の研究室で直接手渡し 内容:以下の構成で提出すること * 表紙(タイトル,学生番号,氏名) * 本文(ページ番号,プログラムの説明,問題点,考察) * プログラム * グラフィック出力 ※提出された内容が他のレポートと同一と判断した場合は,両方のレポートとも提出無し として扱うので,そのつもりで提出すること. B スプライン曲線(B-spline curve) B スプライン曲線は代表的なパラメトリック曲線の 1 つであり,n+1 個の制御点列 P0,…,Pn と m+1 個のノット(節点)行列 x0,…,xm から以下の式で定義される. n R t Ni ,k t Pi i 0 ここで k=m-n であり,k を B スプライン曲線の位数,k-1 を次数という.また Nik t は B スプライン基底関数と呼ばれ次式で表現される. Ni ,k t t xi Ni ,k 1 t xi k t Ni 1,k 1 t xi k 1 xi 1 Ni ,k t 0 xi k xi 1 xi u xi 1 上記以外 また x0,…,xm は単調増加でなくてはならない.またパラメータ区間は xmn 2 , xL mn 2 であ る.ここで L は曲線セグメントのポテンシャル数であり L=2n-m+4 で表される. B-spline による曲線定義 n+1 個の制御点からなる多角形を制御多角形(control polygon)と呼ぶ.また、m+1 個のノ ットの列をノット列(knot vector)と呼ぶ.B-spline 曲線は,この制御点の座標に B-spline 基底関数を重みとして掛け合わせることで,特定のパラメータ値 t における曲線上の座標を 定義する. レポート課題: 1. B-spline 基底関数のグラフ表示 4個の制御点を用いる B-spline 基底関数を作成し,基底関数が,パラメータ値に応じてど のような値を持つかをグラフ表示せよ. 図は,Lagrange 係数値のパラメータに対する値の変化だが,これと似たような分布となる. グラフ表示の参考とすること. 1-1 隣り合うノット間の差が一定の場合を一様(uniform)と呼ぶ.このようなノット行列 (例:[0,1,2,3,…])での 1-2 ノットの両端の値が次数だけ重複している [0, 0, 0, 1, 2, 3, 3, 3] 行列に基づく 2.制御点座標からの曲線の表現 1で作った 2 種類のノット行列を元にして B-spline 基底関数を作成し,制御点と曲線をグ ラフ表現せよ. 3.ノットの重複による,制御点への重みの変化と曲線の形状の違いについて 考察せよ. B-spline については,ネット上,あるいは図書館などにも豊富に資料がある.それらを参 考としてもらいたい. 以上
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