小から高まで共に励む「礼文検定」 学びがつながる。学びでつながる。 礼文検定のテキスト「基礎学力養成問題集」は 26 年 度までに4度の改訂が行われ、礼文の子どもたちの底力 を支える教材として定着しています。27 年度からは小 学校の教科書改訂に合わせて、5度目の改訂作業が始ま っています。小学校では国語と算数、中学校では国語と 数学にさらに理科・社会・英語が加わります。毎朝の学 習や家庭学習の教材として小学校から高校に至るまで 長く活用される、礼文の「定番」教材です。 力試しの場として定期的に行う礼文検定は、基礎の 「学力づくり」ばかりでなく、学び合い・励まし合いを 通した「集団づくり」のねらいのもとに取組が進められ ています。各校では学級や学年、全校の目標掲示や、合 格証の発行・表彰など、全校が一丸となって励むための 工夫がされています。香深中で続いている「礼検オリン ピック」はそうした中で生まれた伝統の一つです。 年に3回計画されている「公開礼文検定」は、検定前 に小中学生による学び合いの時間をとり、その後で検定 を行っています。船泊地区ではそれをさらに一歩進め、 26 年度から簡単な交流レクを検定前に取り入れた新た な試みをスタートさせています。 各種調査の結果からは、礼文の子どもたちに基礎学力 が一定に身についていることや、小学校から中学校へ進 学する際の不安が少ないことが明らかになっています。 礼文町研では基礎学力連携部会を中心に、学力検査のデ ータ等も分析しながら、礼文検定の工夫・改善や一貫性 のある教育課程づくりの研究を進めています。
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