凝縮基礎短答講座(特実編) 短答演習問題集 弁理士凝縮塾 〔1〕 第1回 【問題】 ■「特許を受ける権利」 次のうち、正しいものに○を、誤っているものに×をつけよ。 ① ② 特許を受ける権利は、抵当権の目的とすることができない。〔H25-15-1〕 同一の者から承継した同一の特許を受ける権利について同日に2以上の特許出願があった ときは、特許出願人の協議により定めた者以外の者の承継は、第三者に対抗することがで きない。 〔H25-15-2〕 ③ 特許出願前における特許を受ける権利の承継は、特許庁長官に届け出なければ、その効力 を生じない。〔H22-11-1〕 ■「共有にかかる特許を受ける権利」 次のうち、正しいものに○を、誤っているものに×をつけよ。 ① 仮専用実施権が甲及び乙の共有に係る場合、甲は、特許を受ける権利を有する者の承諾を 得れば、乙の同意を得なくとも、その仮専用実施権に基づいて取得すべき専用実施権につ いて、丙に仮通常実施権を許諾することができる〔H22-11-4〕 ② 仮通常実施権が甲及び乙の共有に係る場合、甲は、特許を受ける権利を有する者の承諾を 得るとともに、乙の同意を得れば、その仮通常実施権の甲の持分を目的として質権を設定 することができる。〔H22-11-5〕 ■「職務発明」 次のうち、正しいものに○を、誤っているものに×をつけよ。 ① 従業者等は、勤務規則の定めにより職務発明について使用者等のため仮専用実施権を設定 した場合、当該仮専用実施権に係る特許出願について特許権の設定の登録がされる前であ っても、相当の対価の支払を受ける権利を有する。 〔H26-25-1〕 ② 従業者等が、勤務規則の定めにより職務発明について特許を受ける権利を使用者等に承継 させた場合であっても、従業者等がその特許を受ける権利を第三者に譲渡することにより、 使用者等は、その特許を受ける権利の承継をその第三者に対抗することができないことが ある。〔H26-25-2〕 ③ 勤務規則において相当の対価を定める場合、その発明により使用者等が受けるべき利益の 額、その発明に関連して使用者等が行う負担、貢献及び従業者等の処遇を考慮して、その 定めたところにより対価を支払うことが不合理と認められるものであってはならない旨特 許法に規定されている。 〔H26-25-3〕 ④ 従業者等と使用者等の間で、職務発明に関して、使用者等への特許を受ける権利の承継及 び相当の対価について定める契約を締結した場合には、その定めたところにより対価を支 払うことが不合理と認められることはない。 〔H26-25-4〕 ⑤ 契約により職務発明について使用者に特許を受ける権利を承継させた従業者が支払を受け る権利を有する相当の対価の額は、契約、勤務規則その他の定めにおいて相当の対価につ いての定めがない場合、その職務発明により使用者が受けるべき利益の額、その職務発明 に関連して使用者が行う負担や貢献及び従業者の処遇その他の事情を考慮して定めなけれ ばならず、その負担や貢献には、当該発明の完成までに行う負担や貢献のみならず、当該 発明の完成後にそれを事業化するために行う負担や貢献も含まれる。 〔H25-15-5〕 1
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