平成27年度授業改善推進プラン 《図画工作》 西東京市立住吉小学校

平成27年度授業改善推進プラン 《図画工作》
西東京市立住吉小学校
●本校の実態を踏まえた学力等に関わる成果と課題
成果
ものを作ったり描いたりすることが好きな児童が多い。
新しい道具などにも臆することなくすすんで使ってい
る。道具や材料と関わる時間を十分とることで、ほとん
どの児童がそれらを上手に使いこなしている。
課題
自分のもっている知識や技能を自分の活動に生かせな
い児童が多い。造形遊びを通して繰り返し演習したり、自
分で考え発見できる時間を確保したりし、知識や技能を
確実に自分のものにできるようにしていく。
●本校の実態を踏まえた学年ごとの課題及び改善策
学年
児童の実態及び指導上の課題
具体的な授業改善策
教わった技法を上手に活用しながら、自分が作り
たいものを豊かにイメージし、楽しみながら制作活
1年生 動に取り組んでいる児童がほとんどだが、活動開
始までに躊躇する様子を見せる児童も少しいる。
制作過程がより明確にわかるように、引き続き丁寧でわかりや
すい指導を続ける。また、児童が作品の完成イメージと制作へ
の意欲をもてるように見本を提示する。さらに、引き続き鑑賞
の時間を保障することで、児童一人一人が友達との関わりの
中で様々なアイディアを手に入れられるようにする。
カッターなどの新しい道具にも臆せず、自分の表し
たいものを豊かにイメージし、楽しみながら活動し
2年生 ている。一方で自信がもてず自分の表したいもの
がイメージできない児童もいる。
イメージをもてない児童でも活動できるようにいくつかの例を
示し選べるようにしたり、言葉かけによって児童の自信につな
げたりする。また友達の作品を鑑賞する時間を設け、様々なと
らえ方や感じ方があることを示していく。
小刀や金づちなどの新しい道具をあきらめることな
く挑戦し器用に使いこなすことができる。ほとんど
3年生 の児童が絵も工作も楽しんで活動しているが、い
つも表すものが同じものに固定されてしまう児童も
いる。
造形遊びで経験値を増やしたり、あえて固定概念を覆すような
課題(自分の太陽を描こうなど)を与えたりする。また友達の作
品を見る鑑賞タイムには見て欲しいポイントを伝え、様々なも
のの見方ができるように工夫していく。
ほとんどの児童が大変まじめに取り組んでいる。
表したいことが次々浮かんで活動できる児童がい
4年生 る一方で、表したいことのイメージが浮かばない児
童もいる。
造形遊びで道具や材料、行為などからイメージを広げ活動で
きる時間を設けるようにし、児童の発想力がつくようにしてい
く。また友達の作品見る鑑賞タイムには見て欲しいポイントを
伝え、様々なものの見方ができるように工夫していく。
少し難しい課題でも、自分なりに工夫しながら楽し 少し難しい課題を取り入れ満足感を持たせながらも、だれでも
んで取り組む児童が多い。一方で自信がもてずな 取り組みやすいように制作過程を明示したり、いくつかの例を
示すことで自信をもって取り組めるようにする。また鑑賞タイム
5年生 かなか取り組めない児童もいる。
では様々な感じ方があることを伝えお互いのよさを再発見でき
るように工夫していく。
自分の表したいイメージに合わせ、既習の技法を 造形遊びを通して、既習の事項も繰り返し扱いながら全体的
取り入れながら楽しんで活動する様子が見られる。 な技能の向上を図っていく。技能の高い児童も楽しめるよう発
6年生 技能が低く表したいイメージに届かない児童もい 展的な活動ができるよう工夫していく。
る。
●学校全体で取り組む内容
様々な道具や画材などの扱い方を系統的に指導することで、技能面でのつまずきを把握し、技能向上につな
げることができるようにする。
全学年を通して造形遊びを行い、児童の感性を十分働かせたり、経験値を高めたりできるようにする。
他教科でも、表現方法のひとつとして児童が活用できるようにする。