平成27年度授業改善推進プラン 《社会》 ●全国学力学習状況調査(小6) 課題の見られた問題の概要 西東京市立住吉小学校 ●児童・生徒の学力向上を図るための調査(小5) 結果 課題の見られた問題の概要 結果 東京都内における、西東京市の位置(知識) 正答率18% 地域の方へのインタビューから、イベントの特色を読み取る(解釈) 正答率20% 東京港や小笠原諸島などの、東京の特色(知識) 正答率25% 福島・熊本・富山・広島の位置(知識) 正答率31% ●調査結果を踏まえた学力等に関わる成果と課題 成果 「身近な地域の地図」「スパーマーケット」に関する問題 のように身近で体験経験がある問題の正答率が高 い。身近なテーマで絵地図や見取り図など抽象化度の 高くない資料の読み取りができている。 課題 グラフや東京都、日本地図など抽象度が高く実体験が伴いに くい資料の読み取りの正答率が低い。インタビューの内容を読 み取ることも実生活に関連がないと内容の正確な読み取りが できない。これらに関することを文章で記述することも苦手であ る。 ●調査結果を踏まえて学校全体で取り組む内容 地図を教室内に掲示して常に日本の国土や世界の地理関係を意識できるようにする。授業の中に「地図、表、グ ラフ」の読み取りや、作成を取り入れ図を言語化できる力を伸ばせるようにする。ICT機器を活用し映像資料から 様々な地域の人々の活動に触れさせ、児童が適切に対象に対して考えをもてるようにする。 ●調査結果を踏まえた学年ごとの課題及び改善策 学年 児童の実態及び指導上の課題 具体的な授業改善策 1年生 2年生 調査結果から、地域の特色を読み取ること 3年生 や、地理的なことの理解について課題がある といえる。 たくさんの資料や情報を効果的に活用し、調べたことや 考えたことを言葉や文章、図などで表現したり、発表した りすることで理解についての定着を図る。 映像や写真を読み取り説明する力はついているの グラフや地図を通して気が付いたことをノートなどに記述 4年生 で、グラフや地図など言語を伴わない抽象化され し、考えを児童の間で交流し、考えを深め表現する授業 た資料を読み取る力を高めることが課題である。 を多く取り入れることで資料を読み取る力を向上させる。 5年生 「学力向上を図る調査」の結果から、2点の課題があると いえる。西東京市や東京、日本の地理的知識といった 「事象についての知識」と、インタビュー資料に対して「解 釈・推論する力」である。 5年生の学習と前学年までに学習した事柄とを意図的に関連づけて 指導することで、知識の定着を図る。また、事実としての資料に対し て、「~ということは、○○といえる」という解釈を促す形でまとめを書 かせる。 西東京市の位置や都道府県の位置等、地理 西東京市の位置や都道府県の位置など知識として覚え 6年生 的な事象の定着が図れていないことが見て取 るべきことは学習したときだけではなく、それ以後も何度 られる。 も繰り返し確認をすることで定着を図っていく。 ●本校の実態を踏まえた学力等に関わる成果と課題 成果 中学年の段階で地域の社会科見学など体験的な学習 をを取り入れることで理解を深めることができている。 知識理解に関する理解もできており。社会科に関わる 言葉の理解もおおむねできている。 課題 実生活を離れた体験を伴わない事象に対する考えを深 めることが苦手な児童が多い。考えたことを「図、絵、言 葉」を用いて表現することに慣れていない児童も多く、記 述問題に苦手意識をもっている様子がうかがえる。 ●学校全体で取り組む内容 社会科的資料に日常的に触れ合える環境を整える。各教室で世界地図や日本地図を掲示するか、適宜提示で きるようにする。グラフや表、写真などの資料の読み取りを行い、これらのものを言語において分析、説明を行う 授業を充実させる。ICT機器の充実に伴い映像資料やインターネットなどの資料を使いやすい環境が整ったの で、これを積極的に授業に取り入れられるようにする。 ●本校の実態を踏まえた学年ごとの課題及び改善策 学年 児童の実態及び指導上の課題 具体的な授業改善策 1年生 2年生 初めての社会科の学習に興味をもって取り組 地域の様子から自分で課題を見つけ、たくさんの資料から必 3年生 んでほしい。町の地形や様子をたくさんの資料 要な事柄をとりだし、調べたり聞いたりして課題を解決できる 機会を設ける。 から読み取る力を育てたい。 社会科に関する事象を理解だけではなく、具 4年生 体的資料を活用し、社会的事象について考え る力や、調べたことや考えたことを表現する力 を育てる。 学習内容が日本全体に広がったことによる、 5年生 覚える知識の増大や直接経験の少なさから、 知識の定着に課題がある。 学習問題に即して意欲的に観察、調査をしたり、資料を活用し たり調べることができるようにする。また、調べたこと考えたこと を相手に分かるように表現する学習機会も設ける。 教科書の資料を基礎基本の内容として活用するとともに、資 料集や映像資料やインターネット上のホームページといったさ まざまな具体的な資料に触れさせることで興味関心をもたせて 学習活動を行う。 初めての歴史の学習で、興味関心の個人差 効果的な映像資料や体験学習(土器づくり、大仏づくり、茶の 6年生 が大きい。歴史を流れとして楽しみながら学習 湯体験、他)を取り入れることにより、歴史を身近なものと感じ られるようにする。歴史の面白さを感じられるようにする。 できない児童がいる。
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