光が拓く豊かな未来 - 光産業技術振興協会

OITDA
一般財団法人光産業技術振興協会
平成 27 年度多元技術融合光プロセス研究会 第 5 回研究交流会プログラム
「光が拓く豊かな未来(光計測・感覚センシングから
エネルギーまで 光波応用の新展開)」
日 時:平成 28 年(2016 年)3 月 2 日(水) 13:00~17:20
場 所:産業技術総合研究所 臨海副都心センター別館 バイオ・IT 融合研究棟11F 会議室1
交 通:東京臨海新交通ゆりかもめ テレコムセンター駅 下車徒歩4分
http://www.aist.go.jp/waterfront/ja/access/
担当幹事:熊野 勝文(東北大学)、尼子 淳(東洋大学)、佐々木 大(住友電気工業株式会社)、
奈良崎 愛子(国立研究開発法人 産業技術総合研究所)
【代表幹事挨拶】 小原 實(慶應義塾大学)
【企画趣旨説明】 第 5 回研究交流会 担当幹事
13:00-13:05
13:05-13:10
【講演 1】 プラズモン新機能発現:高効率光エネルギー変換システム構築へ向けた挑戦
三澤 弘明(北海道大学)
13:10-13:50
【講演概要】 金属ナノ微粒子が示す局在プラズモン共鳴は、生成する空間が〜10nm であり、また
位相緩和時間が 10 fs 程度と極め短いため、可視化することや、その時間発展を観測することが難し
かった。本講演では、最近、演者らが開発した時間分解光電子顕微鏡による局在プラズモンの可視化
と位相緩和時間の計測技術に関して解説するとともに、プラズモンを活用した光エネルギー変換シス
テムの構築に向けた取り組みについても紹介する。
【講演 2】 レーザ超音波可視化検査装置の開発
高坪 純治(つくばテクノロジー株式会社)
13:50-14:30
【講演概要】 レーザ超音波可視化検査装置は、検査体の表面にレーザを照射・走査することにより、
超音波が検査体を伝わる様子を動画映像として計測する。検査体内部に欠陥があると検査体表面に波
紋状のエコーが観測でき、その場で即座に欠陥を検出できる装置となっている。主な特長は、
① 非接触走査なので複雑な形状をした部分や狭い場所を伝わる超音波も可視化する。
② 高速走査により、広域・迅速な検査を実現している。
③ 面倒な光学調整が不要で、欠陥や異常の発見が容易であるため、従来の超音波探傷技術が「プ
ロの聞く技術」ならば、本装置はいわば、専門的な技術を持たない人にも検査ができる「アマ
チュアの見る技術」と言えるものである。
【講演 3】 テラヘルツ光源と検出技術の最前線
南出 泰亜(国立研究開発法人 理化学研究所)
【講演概要】
14:30-15:10
(調整中)
・・・・・・・ 休憩(20 分) ・・・・・・・
【講演 4】 ワンショット紫外‐可視分光 OCT で診る断層画像
中村 崇市郎(富士フイルム株式会社)
15:30-16:10
【講演概要】 「白い肌」、「透明感のある肌」、このような肌の美しさや、個々の人が持つ肌の悩
みの原因を明らかにするためには、肌の内部を知ることが重要である。そこで任意の波長で断層画像
を観察する「ワンショット紫外-可視分光 OCT (光断層画像撮像法:Optical Coherence Tomography)」
を開発し、従来の近赤外光の OCT で得られなかった切り口で、肌やフィルムなど物体への光の侵達
の様子を可視化して診断できるようになった。肌診断に適用した幾つかの事例を紹介する。
【講演 5】
匂い・香り・ガス成分の光バイオセンシングと可視化計測(探嗅カメラ)
三林 浩二(東京医科歯科大学)
16:10-16:50
【講演概要】 代謝や疾病に伴い、有臭・無臭のガスが呼気や皮膚より放出される。この発生メカニ
ズムに起因する代謝酵素等を用いることで、選択性に優れたガスセンサ(バイオスニファ)を開発し
た。また酵素反応を介して、「ガス情報を光情報(発光や蛍光)に変換」することで、高感度な光バ
イオ計測および可視化計測(探嗅カメラ)を実現とした。本講演ではアセトン(糖尿病、脂肪代謝)
やノネナール(加齢臭)用などの各センサを例とし、デバイス及び応用計測を紹介する。
【会員からの話題提供】 フジクラのファイバレーザ
島 研介(株式会社フジクラ)
16:50-17:10
【講演概要】 (株)フジクラは、光ファイバ技術、電子回路設計技術、パッシブ光部品技術、光フ
ァイバ融着接続技術、高出力半導体レーザ技術、電気回路設計技術、熱処理技術などを情報通信分野
およびエレクトロニクス分野で培ってきた。これらの技術の融合により(株)フジクラは純国産のフ
ァイバレーザを実現してきた。講演ではこれまでに上市してきたパルス出力ファイバレーザ、高出力
連続波ファイバレーザの紹介、および最新の開発状況を紹介する。
【次回研究交流会の案内、交流会会場の案内等】
17:10-17:20
交流会(ミニパーティ)
17:30-19:00
場所:テレコムセンター21 階展望台
http://www.i-house5.com/html/tennboudai.html
恒例となりました、テレコムセンター21 階展望台での交流会を開催します。東京湾の夜景を眺めな
がら、会員相互の交流、講師や幹事との気軽なディスカッションにご活用いただけます。是非ご参加
ください。参加費は 1,000 円です。
【研究交流会参加費】 一般:15,000 円/人
(但し、当研究会発行の参加票を持参された方は無料です)
参加票は、
「多元技術融合光プロセス研究会」会員として登録された方に配布しています。
会員から入手した参加票を持参された方も、研究交流会参加費は無料となります。
【問合せ・参加申し込み方法】
参加を希望される方(会員含む)は、下記問合せフォームへ「第 5 回研究交流会参加希望」と明記して
お申込み願います。参加票を会員から入手された方は、紹介の会員名も記入願います。
詳しくは、下記研究会 HP をご覧下さい。
事務局 一般財団法人光産業技術振興協会
潮田 伊織
東京都文京区関口 1-20-10 住友江戸川橋駅前ビル 7 階
TEL:03-5225-6431/FAX:03-5225-6435
研究会 HP : http://www.oitda.or.jp/main/study/tp/tp.html
問合せフォーム : http://www.oitda.or.jp/main/study/tp/tp_postmail.html