ウエノ薬局ほっと通信

ウエノ薬局 ほっと通信
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vol. 69
2016.3
~今年の花粉は少な目!?そんな時こそしっかり予防~
花粉の飛散量は平年並か少な目
今年は暖冬だった影響もあってか、花粉症が例年より少し早く
発症している方もいます。そんな方々が気になるのは今年の花
粉の飛散量ですが、東北や関東は平年並みかやや少なくなる見
込みだそうです。ただ、西日本では例年の2倍以上になるとこ
ろもあるそうで油断は禁物です。そこで今回は、花粉症の症状
が出た時に、控えたり注意した方がよい食べ物について一緒に
勉強して、少しでも症状の緩和に役立てていきましょう!!
花粉症は誰でもなる!?
花粉症は、スギだけでなくマツ、ブタクサなど、人によりアレル
ゲンは様々です。花粉を鼻や喉、目から体内に取り込むと、体の
免疫機能が反応して「抗体」をつくり、再び花粉が吸い込まれる
と異物として「抗体」が反応し、ヒスタミンなどの物質を放出し
ます。ヒスタミンによって、神経や粘膜の血管が刺激されて、く
しゃみ、鼻水、かゆみ、結膜炎などの症状が現れます。
アレルギー体質の人は、花粉症になる可能性が高いのですが、ア
レルギー体質でない人も長年花粉を取り込んで、カラダの一定の
許容量を超えると、突然花粉症が発症する可能性はあります。
花粉症の人が増えている原因は、戦後スギを植林してスギの花粉
飛散量が増えたこともあるのですが、食生活の問題、大気汚染、
ストレスの増大なども影響していると言われています。
免疫機能の働きがポイント
花粉症のアレルゲンは、花粉ですから、何か食べ物が原因で発症するこ
とはありません。ですが、仕事が忙しくて、睡眠不足、ストレスがたま
っている、食事がきちんととれない、などの生活リズムが崩れたり、食
生活が乱れて栄養が偏ったりすると、自律神経が乱れて免疫機能がスム
ーズに働かず、そんな時に花粉症の症状が出たり、ひどくなったりしま
す。もちろんこれは花粉症に限らず、睡眠不足や食事が不規則がちな時
に、風邪をひいたり、喘息が出たり、疲れ目がひどくなるなど、自分の
弱い部分に出てしまうのです。ですから、自分の体の声をよく聞いて、
ひどくなる前に生活を見直し体をケアすることが大切です。
★唐辛子などの辛みの強い香辛料をたっぷり使った食品やアルコール
などは粘膜の毛細血管を刺激して、鼻水がひどくなることもありま
す。タバコも同様に症状を悪化させますので、気を付けましょう。
高タンパク・高脂質の食事は×
昭和40年代以降、日本人の食生活は欧米化が進み、肉類の摂取量
が増えて高タンパク・高カロリーの傾向になってきました。その
ような食生活の変化と、花粉症の増加の関連性が指摘されていま
す。もちろん脂肪の多い肉類はアレルゲンではないので、食べて
すぐに花粉症が発症するというのではなく、長い期間にわたって、
高タンパク・高カロリーな食生活を続けていると、花粉症になり
やすいと言われています。
タンパク質は、免疫機能を高めるためにも必要な栄養素なのですが、とりすぎると免疫機能が
過剰に働いて、症状がひどく出てしまいます。花粉症が気になる季節になったら脂肪の多い肉
類は避けて、赤身肉やささみ、また魚などを食べましょう。青魚などに多く含まれている不飽
和脂肪酸のEPAやDHAは、アレルギー症状を抑える働きがあることも知られています。
その他にも、加工食品などに含まれる食品添加物なども、花粉症などのアレルギーに影響する
のではないかと言われています。花粉症の症状がでたら、できるだけ高カロリーになりがちな
ファーストフードの食事や加工品などは控えめに、そして幅広い食べ物から様々な栄養素や成
分がとれる食事を心がけましょう。
ビタミン、ミネラルをしっかりとる
ビタミンやミネラルなどはカラダの機能をスムーズに働かせるのには欠かせません。特にビタ
ミンB6は、免疫機能を正常に維持するのに必要で、不足するとアレルギーが出やすくなると言
われます。また花粉症の症状である鼻や眼の粘膜の炎症、かゆみは、活性酸素が増えるとひど
くなります。ビタミンCやビタミンA、ビタミンEなどは、抗酸化作用のある栄養素です。
ミネラルの亜鉛は、不足すると、免疫機能が低下します。加工食品の中に使われる添加物の中
には、亜鉛の吸収を邪魔するものもあります。また添加物を多く摂取するほど、体内で活性酸
素を増やし、花粉症を悪化させてしまう要因になります。
外食や市販の総菜を買うにしても、洋食と比べて脂質が少ない和食の定食(ごはんを主食に、主
菜、副菜と様々な料理の組み合わせ)がおすすめです。鶏からあげのような、主菜のカロリーが
多いものより、サバの煮付けの定食などに、さらにもう1品青菜のお浸しや、海草の酢の物等を
追加する位、野菜や海草などを意識してとった方がよいでしょう。また甘いものは体を冷やし
て血行を悪くし症状を悪化させますので、症状がひどい時は注意してください。
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