科目名 開講期間 必修/選択 担当者名 現場から学ぶ -企業フィールド

科目名
現場から学ぶ
-企業フィールド調査-
開講期間
必修/選択
後期
必修
担当者名
田村
豊
【授業の目的と概要】
企業でのフィールド調査を実施し、企業調査の実際を体験的に学び、調べることの重要性を実践的に会得
する。とくに経営の「現場」へと踏み込むことで、経営者、従業員の具体的姿を理解することを目指し、企
業経営の「現場」の重要性を理解することを課題とする。
【授業計画】
※実践的な授業方法…①企業等、②双方向、③実務家教員・実務家、④実地
回
テーマ
実践的な
数
授業内容の概要
授業方法
授業の概要説明
1
授業では、これまで行ってきたフィールド調査の事例を踏まえながら、フィールド調
査の骨格を説明し、フィールド調査がなぜ必要なのか、またフィールド調査によって明
①
らかになる事柄とはどのように役立つのか解説する。
フィールド調査の意味と方法
2
フィールド調査には、調査を行う意味が必要であり、方法が必要となる。授業では、
フィールド調査における「調査の意味付け」とは何かを説明し、また、フィールド調査
①
の方法を理解する。
フィールド調査の準備:調査項目の整理
3
フィールド調査の準備のために調査項目を整理し、調査表を作成する。そのために調
査を進めるための仮説設定の意義、仮説に沿った調査項目、調査票の作り方などをグル
①②
ープで具体的に討論し、調査準備を進める。
フィールド調査企業での実習①
4
現地で調査を実施する。授業では愛知の中小企業である、エイベックス株式会社の本
社/先端工場での調査を予定する。基本的な企業情報を調べ、その上で本社機能の理解、
①④
経営課題などを現地に行ってヒアリングし、実際に調査を行う。
フィールド調査企業での実習②
5
現地で調査を実施する。授業では、エイベックス株式会社の多度/量産工場での調査
を予定する。同工場は本社工場とは異なり、量産工場であり、多くの技術設備が配置さ
①④
れている。調査では、機械と人間の関係、作業環境など工場調査の実習を予定している。
調査企業選定①
6
各自受講者の希望と調査の課題を踏まえ、受講者で調査企業を探し、アポイントをと
って調査を行う。そのために、調査企業の選定をはじめ調査視角などを整理し、グルー
プで討論を行い、企業選定を進める。
1
①②
調査企業選定②
7
各自受講者の希望と調査の課題を踏まえ、受講者で調査企業を探し、アポイントをと
って調査を行う。そのために、調査企業の選定をはじめ調査視角などを整理し、グルー
①②
プで討論を行い、企業選定を進める。
受講者選定企業でのフィールド調査
8
調査課題に沿って、企業で調査を実施する。企業の特徴、企業経営の課題、社員数、
外注の状況など、現地でしか聞けない点をしっかりと抑えたインタビューと調査を実施
①④
する。
フィールド調査のまとめと討論
9
前回実施した調査結果を出し合い、調査結果を整理する。知り得た事実を参加者同士
で確認・協議し、調査票をもとに調査結果を具体的な項目にまとめていく。その過程で
①②
さらに付け加えるべき調査項目などを確定し、必要な場合は追加での調査を依頼する。
授業のまとめと成果発表
10
調査で得た知見等を出し合い、成果を確認する。授業では、それぞれの実施した調査
①②
結果を参加者が理解できるように成果をわかりやすく示すことを検討する。
【授業の到達目標】
・企業活動の現場から得た情報を掘り下げて問題を可視化し、図示することができる
・フィールド調査にとって不可欠な事前準備の項目、段取りの方法、調査項目の設定など調査のプロセスを
分解して可視化することができる
【成績評価方法】
授業、調査参加中に示す積極的な姿勢、課題についての調査、準備などを勘案し、総合的に判断していく。
【テキスト・参考図書】
授業時間中に紹介するとともに、各回の授業の際にその都度、資料を配付する。
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