特長(スポーツ健康科学科) スポーツ心理学 身体運動の制御メカニズム

特長(スポーツ健康科学科)
スポーツ心理学
身体運動の制御メカニズム(例えば身体運動の情報処理過程)、運動スキルの獲得過程(例
えば運動学習の効率化を図る練習スケジュール)
、運動パフォーマンスに及ぼす情動の影響
(例えば興奮と運動パフォーマンスの関係)といった諸問題についての理解を深め、体育・
スポーツの教授・学習を合理的に進める方法を考えます。
バイオメカニクス実験
近年、スポーツ科学の発達は目覚しいものがあります。なかでもスポーツバイオメカニク
スはコンピュータの発達に伴って急速に発展し、ウルトラハイスピードカメラやモーショ
ンキャプチャーなど、身体動作の解明には不可欠の手法となっています。授業では、スポ
ーツバイオメカニクスの測定手法の基礎知識を習得し、実践を通じて実験手法を学習しま
す。
スポーツ栄養学
運動による栄養素の代謝に関することを基礎として、健康づくりと競技スポーツのための
運動と栄養について学びます。具体的には、アスリートの栄養摂取・食生活が競技力向上
とどのように関係しているかという点や、高齢者が、うまく食べられなくなったり消化機
能が落ちたりする低栄養の対策についても考察し理解を深めていきます。
トレーニング実習Ⅰ
スポーツや健康運動のトレーニングには、安全で効果的なプログラムの作成と指導が求め
られます。授業では、運動指導とプログラムデザインに必要とされる運動の選択方法、運
動強度と量の決定方法に関する知識と技能を学習します。到達目標としては学校体育指導
者などの健康運動指導者に必要な基礎知識と、安全で効果的な技術と指導法を身につける
ことです。
野外運動実習(キャンプ)
野外運動・キャンプを体験し、実施する上で必要な基礎的知識や技術を学ぶとともに、そ
の意義や重要性を認識し、スポーツに関わる者としての資質の向上を図ることをめざしま
す。実際の実習では、集団行動のあり方や指導方法、他者との関わり、指導者としての心
構え、キャンプ運営の実際、安全への配慮などの知識と技術の習得をめざします。
スポーツ方法学実習(水泳)
技術練習と泳力練習など各自の泳力に合わせた練習を行います。クロール、平泳ぎの基本
を理論、練習両面から習得することを重視します。各泳法の基本の中で、手と手、手と足
のタイミングを重視した練習を行い、時間泳や水球で泳力をつけながら、身体の持ってい
る能力・機能を水中で最大限に発揮する技術を体得していきます。
スポーツマーケティング論
商品としてのスポーツ、つまり「スポーツプロダクト」は他の一般消費財と比べて多くの
異なる点を持っています。授業ではスポーツプロダクトの特性を知り、マーケティング MIX
の基礎的構成要素である 4P(Product, Price, Place, Promotion)を理解したうえで、スポ
ーツビジネスにおけるスポーツマーケティングの重要性を学習していきます。
保健体育科教育法(授業理論)
・(体育理論)
中学校・高等学校の保健体育科教員として必要となる学習指導要領についての基礎的な学
習を行います。「中学校・高等学校学習指導要領解説保健体育編(文部科学省)」を用いて
基礎的な内容を理解し、具体的な指導例を基にして、実践的な保健体育指導の方法につい
て学び、保健体育科教員としての基礎資質を身につけていきます。
スポーツ情報学
画像編集と Office ソフトを用いてスポーツの勝敗やパフォーマンス向上に影響を及ぼす要
因を見つけ出すための基礎的な分析方法を習得します。情報収集、動画撮影・編集、Office
での資料作成などを実践し、スポーツにおける情報の意義と役割を理解し、IT 活用による
基礎的な情報処理能力を高めることを目的としています。