『古代学』第7号刊行によせて

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Title
『古代学』第7号刊行によせて
Author(s)
舘野, 和己
Citation
古代学(奈良女子大学学術研究センター
Issue Date
2015-03-31
Description
URL
http://hdl.handle.net/10935/4136
Textversion
publisher
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http://nwudir.lib.nara-w.ac.jp/dspace
r古代学 』第7号 刊行 によせ て
奈 良 女 子 大 学 古 代 学 学 術 研 究 セ ン タ ー の研 究 紀 要 で あ る 『古 代 学 』 第7号
を お 届 け しま
す 。 本 セ ン タ ー は 、 東 ア ジ ア とい う広 い 視 野 の 中 で 、 日本 古 代 の 歴 史 ・文 学 ・言 語 な どを
学 際 的 に 奈 良 で 研 究 す る こ と を 目的 に 、2005年6月
女 子 大 学21世
年 度)で
紀COEプ
に 発 足 しま した 。 そ して 現 在 で は 奈 良
ログ ラム 「
古 代 日本 形 成 の 特 質 解 明 の研 究 教 育 拠 点 」(2004∼2008
展 開 した研 究 活 動 を 、 継 承 、 発 展 させ る活 動 を 展 開 して い ま す 。 都 城 制 研 究 集 会
や 若 手 研 究 者 支 援 プ ロ グ ラ ム な どを 毎 年 継 続 して 開 催 して い る の は 、 そ の 活 動 の 一 環 で す 。
そ して セ ン タ ー の 活 動 は そ れ に と どま らず 、 文 理 融 合 の 上 に 古 代 学 に 関す る 新 た な研 究
分 野 を 開 拓 す る こ と も め ざ して い ま す 。 そ の 方 面 で は 理 学 部 の 研 究 者 や 学 外 の 研 究 者 の
方 々 も加 わ り、 出 土 遺 物 や 文 化 財 な ど に含 ま れ る タ ン パ ク 質 や 膠 の 自然 科 学 的 分 析 を行 い 、
環 境 歴 史 科 学 研 究 の 創 成 を め ざす とい う、 文 理 融 合 した 最 先 端 の 研 究 活 動 を展 開 して 、 多
く の 成 果 を あ げ て い る とこ ろ で す 。
『古 代 学 』 第7号
に は 、 こ う した 古 代 学 学 術 研 究 セ ン ター の 多 様 な 研 究 活 動 内 容 を 反 映
した 、多 彩 な諸 論 文 を 掲 載 す る こ とが で き ま し た 。セ ン タ ー 職 員 の み な らず 、協 力 研 究 員 ・
研 究 支 援 推 進 員 や 大 学 院 生 な どの 論 考 も含 ま れ て い ま す 。 そ れ に 学 外 の 方 に も参 加 して い
た だ き ま した。
今 後 と もセ ン タ ー の 学 際 的 研 究 活 動 を 反 映 した 論 文 集 と して 、 『古 代 学 』 を 成 長 させ て
い き た い と思 っ て お りま す の で 、 変 わ らぬ ご協 力 をお 願 い い た しま す 。
2015年3月16日
奈 良女子 大 学古代 学 学術研 究セ ンター
セ ンター長
舘野
和己