「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例等の一部を改正 する条例(案)」(概要) 1 改正の趣旨 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「法」という。)の一部改正 により、客にダンスをさせる営業の一部が風俗営業から除外されること、設備を設けて 深夜において客に遊興をさせ、かつ、客に酒類の提供を伴う飲食をさせる営業(以下「特 定遊興飲食店営業」という。)について新たに都道府県公安委員会の許可を受けなければ ならないとされるとともに、必要な規制が設けられること等に伴い、これらに対応でき るよう、条例を改正する。 2 改正内容 (1) 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例の一部改正 ア 特定遊興飲食店営業の規制等 (ア) 特定遊興飲食店営業の営業所の設置を許容する地域は、神戸市の三宮地区及び 福原地区、尼崎市の神田新道地区並びに姫路市の魚町地区(病院又は有床診療所 の敷地(当該施設の用に供するものと決定した土地を含む。)から 30 メートル以 内の地域を除く。)とする(第 17 条の2関係)。 (イ) 許可を受けて特定遊興飲食店営業を営む者(以下「特定遊興飲食店営業者」と いう。)は、深夜から引き続く午前6時後午前 10 時までの時間においては、県内 全域において、その営業を営んではならないものとする(第 17 条の3関係)。 (ウ) 特定遊興飲食店営業者は、営業所周辺において、50 デシベル以上の騒音又は 55 デシベル以上の振動が生じないように、その深夜における営業を営まなければな らないものとする(第 17 条の4関係)。 (エ) 特定遊興飲食店営業者の遵守事項として、次に掲げる事項を定める(第 17 条の 5関係)。 a 営業所で卑わいな行為その他善良の風俗を害するような行為をし、又はさせ ないこと。 b 客の求めない飲食物を提供しないこと。 c 営業時間中は、営業所及び客室の出入口に鍵を掛け、又は掛けさせないこと。 d 営業所以外の場所で営業をしないこと。 e 営業の用に供する家屋又は施設で店舗型性風俗特殊営業、受付所営業及び店 舗型電話異性紹介営業を営み、又は営ませないこと。 f 著しく射幸心をそそるおそれのある方法で営業をしないこと。 g 賭博類似行為その他著しく射幸心をそそるおそれのある行為をし、又はさせ ないこと。 イ ゲームセンターへの年少者の立入らせに係る制限 許可を受けてゲームセンターの営業を営む者は、午後6時後午後 10 時前の時間に おいて 16 歳未満の者を客として営業所に立ち入らせるときは、保護者の同伴を求め なければならないものとする(第7条関係)。 ウ 風俗環境保全協議会を設置する地域 風俗環境保全協議会を設置する地域は、神戸市の三宮地区及び福原地区、尼崎市 の神田新道地区並びに姫路市の魚町地区とする(第 18 条の2関係)。 エ キャバレー等の営業の営業所の設置を制限する地域の緩和 キャバレー等の営業に係る営業所の設置を制限する学校等からの距離を、ぱちん こ屋等以外の風俗営業に係る営業所の距離と同じとするよう短縮する(別表第2関 係)。 オ 風俗営業者の遵守事項 許可を受けて風俗営業を営む者は、営業時間中は、営業所及び客室の出入口に鍵 を掛け、又は掛けさせてはならないものとする(第7条関係)。 カ その他 規定の整備を行う(第4条、第5条、第7条、第8条から第 10 条まで、第 12 条、 第 18 条、別表第2及び別表第3関係)。 (2) 環境の保全と創造に関する条例の一部改正 深夜における営業の制限に係る規定を適用しない営業に特定遊興飲食店営業を追加 する(第 62 条関係)。 (3) 受動喫煙の防止等に関する条例の一部改正 施設管理者が受動喫煙の防止等を図らなければならない対象施設から除外する対象 施設に特定遊興飲食店営業を営む店舗を追加するとともに、引用する法の条文を改め る(別表第1関係)。 (4) 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部改正 引用する法の条文を改める等規定の整備を行う(第7条関係)。 (5) 景観の形成等に関する条例の一部改正 引用する法の条文を改める(第2条関係)。 3 施行期日 平成 28 年6月 23 日
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